はる日記

「人間万事塞翁が馬」

日々の出来事を綴ってます。

『銀杏坂』

2017-05-25 17:37:16 | テレビ・映画・本
松尾 由美 著

あらすじ。

築三十年のアパート・さつき荘には、ひとりの幽霊が住み着いていた。そのアパートの一室で、二百万円のダイヤのブローチが盗まれた!ところが、容疑者は全員シロ。犯人は幽霊?中央署の刑事・木崎と吉村は、幽霊に事情聴取をすることになるが…(「横縞町綺譚」)。北陸の古都・香坂市を舞台に繰り広げられる、不可思議で切ない連作ミステリー。

(「BOOK」データベースより)



幽霊やら超能力といった不思議なものが絡んだ事件のお話です。

ぶっ飛んでいる感じではなく、儚い感じ。私は「横縞町綺譚」「雨月夜」が好きです。特に「雨月夜」の終わりかたが好みです。

(*´ー`*)

…最後の短編「山上記」の終わりかたも、「雨月夜」みたいだったら良かったのに。

(ー_ー;)

というのも、「山上記」の終わりかたがモヤモヤする…なんてもんじゃない。

ミステリーを読んでいるつもりだったのに、最後の最後で哲学書なのこれ!となりました。最初からとは言いませんが、せめて半分ぐらいから哲学っぽさが出ていたのならいいのですが、その気配は全くなく。

(ー_ー;)

あまりの急ハンドルについていけませんでした。しかも、結末が分からず。

読み終わったあと暫し呆然。

( ̄ロ ̄lll)

すぐに読んだ方たちの感想が書かれたブログ等を読みました。でも、分からない。

えっ?どうすれば?

(;゜∇゜)

某CMのような気持ちです。

「誰かー」

(; ̄ー ̄A