あらすじ。
戦後の混乱期、酒飲みで多額の借金をし浮気を繰り返す小説家・大谷(浅野忠信)の妻・佐知(松たか子)は、夫が踏み倒した酒代を肩代わりするため飲み屋で働くことに。生き生きと働く佐知の明るさが評判となって店は繁盛し、やがて彼女に好意を寄せる男も現れ佐知の心は揺れる。そんな中、大谷は親しくしていたバーの女と姿を消してしまい…。
(シネマトゥデイ)
( ̄▽ ̄;)
見終わって呟いた一言。めんどくさい男…。
原作も読んでいない時代背景も分からない為、私は紹介されている「あらすじ」とは違う印象を受けました。「あらすじ」を読んだ時は、佐知は明るくて旦那の尻拭いを笑ってするような人物だと思いました。
ですが、そんな印象ではなかったです。明るいどころか影がありました。
( ;∀;)
それに、佐知の心は揺れていないと思います。佐知の心は常に大谷にあったと思うんです。だって、佐知ってなかなか難しい。純粋に誰かを思っての行動ならいいじゃない、それが他人に言えないことでも。って。
大谷は、そんな佐知が良いんです。多分。で、佐知もそんな大谷に惹かれた。多分。異質なんです二人とも。凡人には理解しにくい世界です。
( ̄▽ ̄;)
じゃあ、二人の世界という展開になるかというと、そうはならなくて。大谷は他人を巻き込んで問題を起こすんです。それで、綺麗に生きられない自分は死んだほうが良いみたいな。えー!傍迷惑。結局、大谷は一緒に生きてくれる人でもなく、一緒に死んでくれる人でもなく、綺麗に生きられなくても良いじゃないと言ってくれる人を望んでいたんでしょうね。
結婚した佐知は平凡な幸せを望んだのに、大谷の起こす問題のせいで他人に言えないことをせざるを得ないわけで…。まあ、そんな佐知が言うから説得力があるんですけど。
(ー_ー;)
一体、大谷は佐知にどうあってほしいのか?分からん。佐知が変わったと言ったり、妻を寝とられた夫になりたくないと言ったり。
めんどくさいな。
(´д`|||)