8mile_hのプログ

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るろうに剣心 -伝説の最後編-

2014-11-30 23:02:26 | Weblog
秋というか、もうすぐ冬ですね。鎌倉の紅葉もいい感じでした。来週あたりは長谷寺のライトアップを見に行こうと思っていますが、紅葉が散ってるかもしれませんね・・・。今日は「るろうに剣心 -伝説の最後編-」です。ちょっと前に観てたんですが、前編の感想書いてたし、これも書かないと。

るろうに剣心 -京都大火編-の続編です。ついに志々雄との決着が描かれます。本作のシナリオはかなりオリジナルで舞台は原作とは全然違います。葵屋の面々はほぼ闘わないし、十本刀の面々ともほとんど闘わないか、一瞬で決着がつくかで葵屋の脇役の方が活躍してたぐらいです。でもまあ、剣心対青紫、佐之助対十本刀の坊さんとの戦いはあります。坊さんとの決着のつけ方は映画版佐之助であればわからなくもないが、それでもヒドイとどめでしたね。青紫はなんかなあ・・・製作者からすれば、奥義を会得して人斬りという過去に一区切りつけた剣心と、過去にとらわれ続ける青紫とを比較したかったんでしょうね。で、一区切りつけた青紫は最後の志々雄との戦いで加勢に来ると・・・。加勢にくるのは原作通りなのでいいんですが、
その戦いがある意味原作を超えていた。まさが四人がかりで志々雄に襲い掛かるとは。それを志々雄が軽く捌くという図は、志々雄の強さが存分に出ていましたが、原作既読派としてはうーんって感じではあります。
前編でヒロイン度アップした薫ですが、後編では空気でした。だったら前編であんなことしなくてもよかったんじゃないかな・・それでも、志々雄との戦いの舞台を煉獄にしたのはいい改変でした。原作のアジトでは舞台としては弱いしね。あと人斬りの過去を前面に押し出してきたのはよし。最後に,きたしていた九頭龍閃は出てこなくて残念。天翔龍閃は出てきた(様な気がする)が、このテーマなのか、抜刀術でも何回か斬るんで
凄さがまったく伝わりませんでした。

ストーリー 7点
 改変的にはいい部分もあるので。前篇・後編と推して考えると構成は間違っていないと思う。

映像 7点
 アクションシーンの見せ方は相変わらずいいですね。

音楽 5点
 主題歌あってないですよね?
 
上映時間 9点
 約135分。まあ前編もこのぐらいだったし、こんなもんですね。

アクション度 6点
 アクションは悪くないし、志々雄戦は力入っていた。でも物足りない感じ。

総合評価は


確実に言えるのは、原作既読派はかなり拒否反応を示すのではということ。原作の再現不能、もしくは再現するとしょぼくなるところをカットしたのは英断でした。全体的に実写化としては頑張っていましたが、個人的にはナシですね。
さて、次の原作漫画の実写化で注目なのは「寄生獣」ですね。だがこれは予告や事前の噂を聞く限り、かなりやばめ。るろうに剣心とは比較にならないほどの原作崩壊になりそうです。