春さんのレアトラ、ニセトラ、レアイージーリスニング三昧

レアなサントラやニセトラ、そしてイージーリスニングをご紹介するブログです✨

アンサンブル・プチとスクリーン・ランド・オーケストラ

2019-07-15 07:05:23 | 日記
毎年、ボーナスが支給されると、普段レコード店などに行ったことのないお父さん達が、映画音楽ファンの子供のために、お土産として「20曲も入って、1500円だぞ」と誇らしげに買ってきて、プレゼントされた子供は「お父さん、ありがとう」といいつつ、内心喜んでいないカバーリングレコードのLPの代表的なのが、このアンサンブル・プチとスクリーン・ランド・オーケストラでしょう

CBS・ソニーのドル箱とはいえ、まずこの楽団のファンは、少ないことでしょうなあ


このようなレコードですね。このチープ過ぎる演奏は、トラウマになった人も多いいはず

アンサンブル・プチとスクリーン・ランド・オーケストラ・ライヴ・イン・ジャパンなんて演奏会がもしもあったら、ゲンナリするコンサートでしょうねははか

でも、この楽団のシングルカットが、私の知る所では三枚ほどアンサンブル・プチとスクリーン・ランド・オーケストラのシングルは『続・エマニエル夫人』(セリフ入り)、『卒業試験』そして以前にも紹介した『巨像の大陸』の三作品である。これはなかなか好演奏で、『続・エマニエル夫人』はセリフが入っていることから、オリジナル・サウンドトラックより、とまで書かれている。けっして演奏技術が下手くそな訳ではない

この楽団のアレンジャーは矢野立美、松井実といった人たちで、太田裕美のバックミュージシャンをしていたという。まあ、CBS・ソニーてすから当然ですが

という訳で、アンサンブル・プチとスクリーン・ランド・オーケストラの曲を聴いて、トラウマを甦らせましょう

アンサンブル・プチとスクリーン・ランド・オーケストラの演奏から数曲『TVテーマ・スペシャル』

『エクソシスト』からチューブラー・ベルズ
『デリンジャー』のテーマ

本当に尊敬していたモーリス・ローラン『エアポート'75/エマニエル夫人』

2019-07-13 22:42:31 | 日記
モーリス・ローラン・グランド・オーケストラというのがあります

かつて関光夫さんの番組で、この楽団の『ザ・ヤクザ』が流れた時、私は音楽担当のデイヴ・クルーシンがフランスのモーリス・ローランに編曲と指揮を依頼したものと思い、モーリス・ローランって凄い人なんだ、と信じこんでいた

しかし、モーリス・ローランは実在の人物ではなく、萩原秀樹が影武者の国内楽団だった

考えてみれば、寿司屋に洋食作れといってるのと、同じことですね
モーリス・ローラン・グランド・オーケストラで『エマニエル夫人』
https://youtu.be/012ESU8SuD0

お世話になりましたねえ「ミシェル・クレマン・オーケストラ」

2019-07-12 23:58:28 | 日記
昔、まだシングル盤が500円だった時代、「3本立てロードショー」と題した600円のシングル盤があったのを覚えていらっしゃる方は、
何人ぐらいいらっしゃいますかな?

そんな中で、ミシェル・クレマン・オーケストラの演奏を中心にしたのが、このレコードです

まあ、買ったとき、「騙された」とか「がっかりした」と思った方も多かったでしょうけど、私は結構気に入っておりました

ミシェル・クレマン・オーケストラは、その正体はクリス・カーペンター・オーケストラと同じフィリップス・スタジオ・オーケストラ。ただ、編曲者が違い、利根常昭と林一の二名が担当しており、この利根常昭さんは高知県の出身。ミシェル・クレマンはフランス人ではなく土佐の生まれかということになりますが(笑)

主に利根さんの仕事はフィリップス・スタジオ・オーケストラの編曲指揮をして、尾崎紀世彦の伴奏をしておりました。こんなレコードも出ていました

そう、マンダムで有名な『男の世界』。これは尾崎紀世彦も歌っており、このカラオケとほぼ同じアレンジの演奏。思わず笑いこけてしまいました

LPも出しております
こちらは結構安い❗️

一時期ミシェル・クレマンは都倉俊一ではないかという噂もありましたが、利根常昭も林一もグループサウンズの作曲・編曲者なのですね。この通り、ニセトラやカバー曲などの作曲家やアレンジャーは、ジャズやGSに多かったんですね

ミシェル・クレマン・オーケストラの演奏をどうぞ

『ベニスに死す』
https://youtu.be/qM0OyBHZfoc
『燃えつきた納屋』
https://youtu.be/Mf98nW8CLm4
『黒帯ドラゴン』
https://youtu.be/4BXDAEX5kNk
『シンジケート』
『ダーティ・ハリー2』
『ビック・ガン』
https://youtu.be/ZHk9ekrdh1w
『男の世界』尾崎紀世彦

ありがとうございました「ニセトラの父/尾田悟先生」

2019-07-12 19:47:10 | 日記
すみません。昨日はかなり疲れてブログの更新をしないづくでした
モダンジャズに飽きたらず、自身のジャズを作り、しまいめにはキングレコードから外国映画の作曲を依頼された尾田悟さんが逝去されて、もう4年は経過したでしょうか

数々の映画音楽の名曲をお作りになられた尾田悟さん。前回、キングレコードから出たイージーリスニングのシリーズもののCDに、匿名性の高いニセトラやカバー曲がどっぷり入ったのを覚えている方も多かろうと思います


ムービー・トーンズというのは、尾田さんのニセトラ演奏ユニット。『地中海の休日』から「太陽のスイム」などのニセトラや『007/ゴールド・フィンガー』などの演奏が上の写真のLPにしっかりと入っております

『殺しのライセンス』などは、バートラム・チャペル作曲となってるけど、本当は尾田さんが手掛けているんですよね

偉大なる尾田悟先生を偲んで、幾つか紹介しましょう

『殺しのライセンス』
https://youtu.be/XonF5sokypw
『女と男のいる舗道』
https://youtu.be/3yw8jd6ChtU
『太陽は傷だらけ』
『雪わり草』

『女と男のいる舗道』ホントラはミシェル・ルグランか?

2019-07-11 01:17:33 | 日記

尾田悟さんがアレンジした、ロジェ・フランス楽団の『女と男のいる舗道』

やっぱりルグラン作ではなく、このジュークボックスから流れる曲は、ジャン・フェラという作曲家による曲でした

『女と男のいる舗道』ホントラ
https://youtu.be/LlBS3PmPfaI
『女と男のいる舗道』ニセトラ

しかし、何故ミシェル・ルグランなのでしょう?