春さんのレアトラ、ニセトラ、レアイージーリスニング三昧

レアなサントラやニセトラ、そしてイージーリスニングをご紹介するブログです✨

『テス』(1979 フランス・イギリス)

2019-06-30 20:32:44 | 日記
今夜は格調高いニセトラと言いましょうか、イメージ・ミュージックですね。

監督=ロマン・ポランスキー
音楽=フィリップ・サルド
演奏=カルロ・サヴィーナ指揮ロンドン交響楽団
イメージ主題曲=ピエール・ポルト
演奏=ピエール・ポルト・グランド・オーケストラ

出演=ナスターシャ・キンスキー、ピーター・ファース、レイ・ローソン、ジョン・コリン、デヴィッド・マーカム、ローズマリー・マーティン、リチャード・ピアソン、キャロリン・ビックルズ、パスカル・ド・ポワッソン
人の運命の悲しさと、その悲しみをのみこんで流れる時間の悠々たるさまを、見事に表現したオーケストラの調べ。映画『テス』のスコアを作曲しているのはフィリップ・サルド。そして映画に入っていないふたつの曲が新たに加えられている。「哀しみのテス」「テスの喜び』である。ロマン・ポランスキーやフィリップ・サルドとも親交のあるピエール・ポルトが作曲し、自らのオーケストラで演奏しているノーブルな曲。トーマス・ハーディの原作を1979年に映画化された。外国の作曲家でイメージ・テーマ曲を作ったのは、この人が初めてであろう。
『テス』からメイン・タイトルと行列。カルロ・サヴィーナ指揮ロンドン交響楽団。
『哀しみのテス』
ピエール・ポルト・グランド・オーケストラ
『テスの喜び』
ピエール・ポルト・グランド・オーケストラ

『火の鳥』オリジナル・サウンドトラック〈スペシャル・エディション〉

2019-06-29 01:01:34 | 日記
監督=市川崑
音楽=深町純
主題曲=ミシェル・ルグラン
このアルバムについては、あまり解説は要らないと思うが、遂に出たかというようなCDなので、私なりに少し説明したい。まず、ミシェル・ルグラン指揮ロンドン交響楽団による主題曲『火の鳥』のテーマと「愛は
永遠に」、ミシェル・ルグランと深町純によるオリジナル・サウンドトラックの山本七雄指揮新日本フィルハーモニー交響楽団の主題曲ならびに劇音楽、そして日本語のカバーから、松崎しげるの歌う『火の鳥』のテーマと「愛は永遠に」、ハイ・ファイ・セットによるアルバム『SWING』からの同曲、サーカスのアルバム『サーカス』から同曲、そして、ミシェル・ルグランのアルバム『火の鳥』から収録されている。ただし、ミシェル・ルグランのアルバムに収録されていたディスコ・アレンジの「ミシェル・ルグラン・メドレー」は、彼の代表作がメドレーにしてあるものの、この『火の鳥』に関係ないことから、収録されていない。ユニヴァーサルから出ている「ミシェル・ルグラン 映画音楽集成」には収録されている。ニセトラ盤とはニュアンスが違うが、今回敢えて紹介してみた。他にこの『火の鳥』のテーマのカバーは、S.Y.O.、フィルム・スタジオ・オーケストラ、スクリーン・グランド・オーケストラ、マチュー・フィッツジェラルドなどが録音していた。
山本七雄指揮新日本フィルハーモニー交響楽団
交響組曲『火の鳥』
ミシェル・ルグラン指揮ロンドン交響楽団
https://youtu.be/GKrzDmGSORg
ハイ・ファイ・セット『火の鳥』

『天と地の間に』ENTRE TERRE ET CIEL (1967 フランス)

2019-06-28 18:32:20 | 日記
監督=ガストン・レビュファ
音楽=木下忠司

出演=アルーン・タジェフ、モーリス・パゲ、ガストン・レビュファ

監督のガストン・レビュファ自身や、『地球は燃える』の監督であるアルーン・タジェフも出演。モンブランを初め、アルプスの全景が美しい。

音楽はバッハやベートーヴェンの名曲ばかりでつづられているが、日本公開版は木下忠司の音楽がつけられた。
なお、このレコードは、神田神保町の「レコード社」にて購入しました。在庫多く、いいお店です。

U.S. CONVOYS / 『コンボイ』のテーマ(1978 アメリカ)

2019-06-27 21:35:01 | 日記
お久しぶりでございます。ちょっと私用で遠方へ出かけておりましたので、2、3日留守しており、ブログ更新できませんでした。また、今夜から再開しますので、宜しくお願いいたします。





監督=サム・ペキンパー
音楽=チップ・デイヴィス
イメージ主題曲=は
覚えていらっしゃる方もいるでしょうが、こんなレコードがありましたね。
U.S.CONVOYS/『コンボイ』のテーマです。もちろん、サントラでもカバーでもありません。イメージソングという言葉もなかった頃、実質初めて作られた、国産イメージ・テーマ曲ですね。作曲はユーミンの旦那さんの松任谷正隆氏。ユーミンに惚れ、ユーミンがダリアの花が好きと知り、ダリアの花をプレゼントしてプロポーズされましたね。

出演はクリス・クリストファーソン、アリー・マックグロウ、アーネスト・ボーグナイン、バート・ヤング、マッジ・シンクレア、フランキー・アジエイといった面々です。

サントラの方はC.W.マッコールことチップ・デイヴィス。サントラ盤はキャピトルから発売されていましたね。しかも、制作にあたっては、シャーマン兄弟の作詞家ロバート・M・シャーマン、助監督にジェームス・コバーンが務めてますね。

決して和調臭くなく、なかなか洒落たフュージョン・ミュージックです。B面の「デンジャラス・カーブ」も、どこかボブ・ジェームスみたいな洗練されたサウンドを聴かせてくれます。サントラ以上にこちらが好きと言う方も多いほどです。実際には、ラジオCMのテーマとして使用されており、いわば黒澤明監督の『影武者』で、完全に音楽が出来ていなくて、「軽騎兵」序曲などが予告編で使われていたようなものでしょうか。なお、チップ・デイヴィスの音楽も、これもなかなかいいですね。
『コンボイ』のテーマ/U.S.CONVOYS
『コンボイ』/C.W.マッコール

『シアトル/略奪された100人の花嫁』SEATTLE from TV picture of "HERE COME THE BRIDES "

2019-06-24 19:44:22 | 日記
今日は趣向を少し変えて、ニセトラから離れて、珍しいレコードの紹介です。

東京12チャンネル系で1971年に毎週水曜日PM.10:30~11:30に放映された『略奪された100人の花嫁』の主題歌です。

音楽はウーゴ・モンテネグロで、歌はボビー・シャーマン。皆さんご存知ですか?私は知りませんでした。
出演はボビー・シャーマン、ロバート・ブラウン、デヴィッド・ソウル、ブリジット・ハンリー、マーク・レナード、ジョーン・ブロンデル

カナダ国境に近い木こりの町シアトルで製材工場を営む三兄弟が、女ひとりの町の窮状を見るに見かねて、東部の町へ花嫁スカウト旅行に出かけた。話はトントン拍子にうまくいって、来たわ、来たわ総勢100人の美女たち。野を越え山越え、河を遡ってこの山奥までやって来た。多勢の美女たち迎えて、シアトルの町は、上へ下への大騒ぎ。彼女らをめぐって、三兄弟の山を狙う町のボス、ならず者、インディアンの娘などが登場し、奇想天外に愉快な話が展開される。この作品は、68年9月から一年間にわたり、ABCネットワークで放送され、大評判を呼んだ作品であります。

デヴィッド・ソウルといえば、『刑事スタスキー&ハッチ』のイメージしかなかったけど、こんな昔から活躍していたんですな。

音楽がウーゴ・モンテネグロが担当というのもユニーク。何よりも東京12チャンネルなんて、今の人は知ってるのかな?

メトロメディアレーベルという日本コロムビアが発売元の、これまで知らなかったレーベルから発売されています。もちろんモノラルですよ。

『シアトル/略奪された100人の花嫁』ボビー・シャーマン