春さんのレアトラ、ニセトラ、レアイージーリスニング三昧

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アンサンブル・プチとスクリーン・ランド・オーケストラ、クリス・カーペンター・オーケストラ

2019-08-29 22:09:47 | 日記
以前にも紹介しましたが、あらためて実際にすべて聴いてみた上での紹介です

『エマニエル夫人』
音楽=ピエール・バシュレ
『続・エマニエル夫人』
音楽=フランシス・レイ

アンサンブル・プチとスクリーン・ランド・オーケストラ

『エアポート77バミューダからの脱出』
音楽=ジョン・カカヴァス
『大陸横断超特急』からヒリーのテーマ
音楽=ヘンリー・マンシーニ
『ジュリア』からメイン・テーマ
クリス・カーペンター・オーケストラ
『愛と喝采の日々』からチャイコフスキー/「白鳥の湖」からパ・ドゥ・ドゥー
ピエール・モントゥー指揮ロンドン交響楽団

ちょっと前にも紹介しましたが

『エマニエル夫人』
編曲=N.Miyazki
こちらは以前紹介した『卒業試験』と同じアレンジャー
「オリジナル・サウンドトラックより」という記述の通り、映画の中からセリフが抜粋されて入れてあり、そこにアンサンブル・プチとスクリーン・ランド・オーケストラの演奏が被さる

『エマニエルの囁き』のようなエロチックなセリフではなく、アラン・キュニーとのダイアローグ
演奏はというと、こちらはどこかひと昔前の歌謡曲のカラオケのような演奏。やや不器用さは否めないものの、どこか落ち着きのある聴き応え

『続・エマニエル夫人』
編曲=Y.Takahashi
これも「オリジナル・サウンドトラックより」セリフ入り
こちらの演奏は、この楽団としてはかなりの出来ばえ
ピアノ、ストリングス、そしてティンパニーと次第に盛り上がりをみせる、なかなかの演奏。しかも、5分5秒という長尺。かなりの聴き応え。とても同じ楽団の『サスペリア』のテーマとは雲泥の差

次はクリス・カーペンター・オーケストラ

『エアポート77バミューダからの脱出』
これは関光夫さんの番組でも取り上げていたが、アレンジに歌謡曲っぽいところはあるものの、当時、日本ではサントラがリリースされておらず、いの一番にこの楽団がカバーしている

『大陸横断超特急』からヒリーのテーマ
これは、ピアノとストリングスをフルに生かせた、なかなか素晴らしい演奏。ヒリーのテーマとあるが、愛のテーマのことである。フィルム・スタジオ・オーケストラのオリジナル・スコア盤に比べて、曲の長さは2分55秒と短いものの、お洒落でスマートな演奏は、まるでクリス・カーペンター・オーケストラが本当にアメリカのオーケストラのような錯角を覚える

『ジュリア』メイン・タイトル
音楽=ジョルジュ・ドルリュー
この曲をクリス・カーペンター・オーケストラは、どんな演奏を聴かせるか興味津々だったが、オリジナルの旋律を忠実に再現しながらも、ギターやピアノ、ベース、ドラムス等を取り入れ、幾分ポップな仕上がり

『愛と喝采の日々』~チャイコフスキー「白鳥の湖」よりパ・ドゥ・ドゥー

ピエール・モントゥー指揮ロンドン交響楽団

長さの限度は仕方ないものの、4分17秒でフェイド・アウト。超一流のマエストロ、ピエール・モントゥー氏が気の毒になるような収録のされ方

『がんばれ!ベアーズ特訓中』のチャイコフスキー「1812年」のアンタル・ドラディー指揮ミネアポリス交響楽団の演奏も、中途半端なフェイド・アウトだった

クリス・カーペンター氏のプロフィールから

クリス・カーペンターは新進のアレンジャー兼コンダクターである。1937年ニューヨーク生まれの彼は、第二次大戦中にロンドンに渡り、16歳の時に劇場オーケストラのヴァイオリン奏者になり、ついでBBCラジオ・オーケストラのメンバーになった。20代になってからイギリス、フランス、オランダ等のスタジオ・オーケストラのアレンジ、コンダクターをやり、現在、フォノグラムの仕事を中心に活動している。

どうも、文章もおかしな感じがしませんか?










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5 コメント

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Unknown (こめへん)
2019-08-31 00:43:12
「ジュリア」のカバー演奏は貴重ですね。カップリングは、「愛と喝采の日々」(のクラシック曲)でなく、文芸調ならば、ルグランの「真夜中の向こう側」あたりがよかったかも。
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Unknown (ボルナ)
2019-08-31 03:44:14
思えば当時のフィリップスには凄い指揮者が揃っていたものですね。この種のレコードについては、5分まで収録可能としているものもあり、いまいちはっきりしませんが、それでも変なところで途切れるよりはマシなのかもです。

文法的に特におかしくはないですけど、「なり」「なった」「やり」の用法が微妙といえば微妙かと。例えば「16歳の時に劇場オーケストラのヴァイオリン奏者になり、ついでBBCラジオ・オーケストラで経験を積んだ。20代に入ってからはイギリス、フランス、オランダ等のスタジオ・オーケストラのアレンジ、コンダクターを務め」とでもした方がもっともらしくなりそうな気はします。
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Unknown (862831)
2019-09-07 21:05:20
ボルナ様。コメントへの返信が遅くなり、大変申し訳ございません。ここ数日、いろいろなことが度重なり、ブログの更新がまともにできず仕舞いでした。『ジュリア』のクリス・カーペンター盤は、これは良くアレンジできていて、地味にポップな仕上がりでした。B面のピエール・モントゥー指揮ロンドン交響楽団の演奏は、やはり突然のフェードアウトでした。クラシックの名演をシングルにする難しさは否めないけど、多分、クラシック曲のアルバムを買わせる狙いがあったのかも知れませんね。
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Unknown (862831)
2019-09-07 21:08:53
『ジュリア』のカバーは、これはなかなか良かったですね。同じクリス・カーペンターが『真夜中の向こう側』をやったら、『ジュリア』以上の編曲の難しさを伴ったかも知れませんね。ルグランの曲は、日本人音楽家がアレンジするには、難しそうですから。『火の鳥』のような曲ならばいけそうですが。
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Unknown (ものりす)
2022-04-12 01:41:03
アンサンブル・プチとスクリーン・ランド・オーケストラ、実態はよくわからないですが、私は戦争映画音楽集を持ってて、大脱走のあまりに軽やかなアレンジにびっくりしました。今でも持ってます。
ところで関光男さんの番組もご存知のようですが、大陸横断超特急、サントラは持ってるんですが、エアチェックした時の演奏と違うんですよね。ラジオでかかったのはクリス・カーペンター・オーケストラバージョンだったのでしょうか・・・ご存知ですか?
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