春さんのレアトラ、ニセトラ、レアイージーリスニング三昧

レアなサントラやニセトラ、そしてイージーリスニングをご紹介するブログです✨

働く女性のための心理音楽『聖音の響き』/音楽 伊藤 詳 ストリングス・アレンジ 青木 望

2020-01-07 20:51:00 | 日記
曲目
水日和
水笛のメルヘン
童夢からの目覚め
水辺への誘い
光と風のデュエット
枯葉の語らい
聖音のきらめき
舞水の調べ




このアルバムは、以前に紹介した『やすらぎの道~心気Japanesque』の伊藤 詳のセカンドアルバム
ただ、このファーストアルバムの『やすらぎを君に』同様、伊藤 詳の名前は出してはいても、あくまでも心理音楽という
位置付けに徹しており、前面には出してはいない
出し始めたのは、サードアルバムの『やすらぎの道~心気Japanesque』からであった

このアルバムより、パーソネルが記載されるようになった

演奏=伊藤 詳(シンセサイザー、キーボード)、柴田千歳(E.ギター)、石川恵樹(E.ベース)、菊地正志(尺八)、千波清彦(鳴り物)、沢田亜矢子・パル(ボーカル)

このパーソネルでは、レコードの表記通りにボーカルと記したが、実際にはボーカリーズ(スキャットの一種)で、沢田亜矢子やパルといった、当時はデビューしたての歌手たちがその名を連ねている
沢田亜矢子はその後、歌手というより、女優として知られ、しかも波乱万丈の人生、例えば大蔵省=現・財務省の職員であったり、プロデューサーにDVされて離婚などといった波乱万丈の人生を送り、今ではおそらく70代の婆ちゃんでしょうが、国立音大を中退とはいえ、声楽を学んだだけのことがあるからか、ここでは清らかな美声を聞かせてくれる
パルもまだ、ヒット曲は出ていなかったが、ここでとてもいい仕事をしている

少し話がそれたが、曲についてはYouTubeを聴いていただければお分かりと思うので、ここでは最後に、伊藤詳の使用したローランドのシンセサイザーを紹介しておきたい

ローランドシステム700
ローランドシステム101
ローランドシステム505
SH 1000/SH 5A
SH 2000/SH 3A

あいにくYouTubeでは、LPのA
面のみしかUPされていないが、「水日和」から「水辺への誘い」までをお聴きください

いかがでしょうか
それでは、また、よろしくです!




最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ボルナ)
2020-01-08 06:26:41
同じグループにいただけあって、随所で喜多郎と共通する技法がありますね。
ただ、こちらの方が日本風の音調があったり、オーケストラ風の響きがあったりするのが、後年を予告していて幾分面白いです。
ここで沢田亜矢子は声楽を学んだ人が担当していると判る歌唱を披露してくれていますね。後年は「径程」辺り特にそうでもないものの、アニメ「家なき子」のテーマを聴くと声楽の訓練の跡が判ります。別に声楽を学んだから良いとか悪いとかは思いませんが、個人的にはこの盤での声が最も好ましく思われます。
返信する
Unknown (862831)
2020-01-08 06:48:27
ボルナさん。おはようございます。意外なことに、このLPのA面は、城達也の「ジェットストリーム」の私のレコードアルバムのコーナーで、オンエアされたことがあるのですよ。いずれ紹介予定ですが、ファーストアルバムに比べて、このアルバム辺りから、セッションのアーティストが、次第に増えつつあるのですね。
この時期、和製のイージーリスニングのレコードが、突然多く増え始めて来ているのですね。一つひとつ挙げたら、キリがないほどです。
それにしても伊藤詳という人の才能は、これはすごいと思います。この人は、もともとはグループサウンズから音楽活動に入ったそうですが、この種の音楽とは、まるで違いますから、どのような変遷を経て、このような音楽へ傾倒していったかは、また、ファーストアルバムの紹介の時に、明らかになると思いますので、今しばらくお待ちを。
沢田亜矢子やパルは、本来の自分たちの音楽をやるよりは、ここでの参加の方が、ずっと本領発揮ですよ。特にB面の方にパルのコーラスが入っていますが、なかなかいいですよ。
返信する

コメントを投稿