春さんのレアトラ、ニセトラ、レアイージーリスニング三昧

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『ある愛の詩』から「雪のたわむれ」SNOW FROLIC (FOR ME ALONE )

2019-12-22 17:27:57 | 日記
『ある愛の詩』LOVE STORY
監督=アーサー・ヒラー
音楽=フランシス・レイ
編曲・指揮=クリスチャン・ゴベール

出演=ライアン・オニール、アリー・マックグロウ

『ある愛の詩』については、今さら多くを語る必要はないだろう
こんなに有名で、しかもカバー盤も数多くリリースされている、超メジャー作品

ところが、こんなあまり知られていないレコードも発売されていた

それが上の写真の「雪のたわむれ」で、サントラ盤とかの表記はなく、サントラLPとは異なったバージョンが収録されている

レコードの解説には(作曲・指揮)フランシス・レイとは記述してあるが、実際には、フランシス・レイは作曲専門の音楽家で、編曲・指揮は主にクリスチャン・ゴベールをはじめ、他の編曲を多く手掛けている音楽家に、全面的に任せている

だから、このレコードも、正確にはクリスチャン・ゴベール編曲・指揮のオーケストラが演奏している

そして、スキャットはダニエル・リカーリ

具体的にどう違うか
ドラムスとブラスが新たなアレンジで加わり、厚みが出ている

実は『ある愛の詩』の完全盤が出たとき、はじめてCD収録が実現した

さて、YouTubeにあるかはわからないが、一度探してみましょう

こちらはノーマルなサントラ・バージョン

何故かモノラルですが、ありました

再録です

このようにダニエル・リカーリのスキャットを省いたようなものも

案外、いろいろあるものですなあ🎵


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5 コメント

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Unknown (ボルナ)
2019-12-23 03:04:42
確かに色々ありますね。「雪のたわむれ」の様々なアレンジというより「『雪のたわむれ』と『愛の詩』をいかに絡ませるか」なるお題への回答集にも見えました(笑)
ハープシコードが入ると急にものものしく聞こえるので、別の曲が混ざってきたとすぐ分かるかというとなかなかそうでもない所がちょっと楽しいです。愛の詩から始まって雪のたわむれと交替していくものだと、移行はスムーズなのに切れ目はすぐ分かるのですが←個人の感想です
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Unknown (862831)
2019-12-23 03:59:13
ボルナさん。ロイヤル・フィルの演奏では、「愛の詩」から「雪のたわむれ」に導入、移行していきますから、オリジナル・サウンドトラックとは逆展開ですね。しかも、ハープシコードではなく、ピアノで。特に「雪のたわむれ」を聴いてみて感じたのは、こうした音作りというか、味付けがしっかりできるのは、レイとゴベールのコンビならではと思いましたね。このようにスパイシーな旋律を創作できるというのは、とても素晴らしいと思いますね。フランシス・レイの作曲のやり方は、ピアノではなく、オルガンかアコーディオンを使い、出来上がりゆく旋律を、ひとつひとつ楽譜に書いていき、それをクリスチャン・ゴベールらに渡し、編曲し、演奏用の楽譜にして、オーケストラの団員に一枚一枚配り、指揮して演奏する、そんな当たり前のプロセスを通していたわけですね。その後、『ビリティス』よりジャン・ミュジーが加わり、シンセサイザーを大幅に使用し、これまでゴベールとは違った味わいを見せながらも、レイメロディーの良さを発揮するからですね。
映画音楽に携わる人は、エンニオ・モリコーネを筆頭に、不思議な魅力の音楽を作る人が、ホント、多いなあと思います。
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Unknown (こめへん)
2019-12-27 02:26:02
これは興味深い。リンクのモノバージョンは、ハンドベル?がシャンシャンと入ってますねw
最後のバージョンは、フランシス・レイ楽団の再録なのかな、それにしてもスキャットがダニエル・リカーリなのを初めて知りました。このサントラはアメリカでなくフランスで収録されたんでしたっけ?
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Unknown (862831)
2019-12-27 05:04:05
こめへんさん。おそらく、アメリカ映画でサントラはパラマウントですが、録音は多分フランスでしょうね。クリスチャン・ゴベールやダニエル・リカーリが、わざわざサントラのレコーディングのためにアメリカに出向く、ということは、まず考えにくいし。フラッシュ観ながらのレコーディングは、フランスでも可能ですから。ここでのフランシス・レイ楽団の演奏も、アレンジと指揮にあたってはクリスチャン・ゴベールですし、フランシス・レイの場合、編曲と指揮ができない欠点を補うために、クリスチャン・ゴベールやジャン・ミュジーたち専門家の協力を得ているのは、これはなかなかの懸命の策ですね。
曲は、もとのサントラ・ヴァージョンに、さらに加えた録音かと思われますね。
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「ある愛の詩」のB (匿名で)
2022-11-27 17:57:47
貴重なブログで、こんなブログを開設されておられること尊敬いたします。

全部、読めていないので、まとはずれな質問(?)かもしれませんが、
「ある愛の詩」の「オリジナル・サンウド・トラック」と権威ありげに印刷されたドーナッツ盤を、小6で買った者です。

これには、B面に、「雪のたわむれ」の同じ旋律が入っています。
しかしタイトルは「雪のセントラルパークにて」で、
1971年の洋楽ヒットチャートで、けっこう上位に入っていた。
同じ作曲ですよね?
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