制作=グレゴリー・ペック
監督=チャールズ・ジャロット
音楽=ジョン・バリー
出演=ジョセフ・ボトムズ、デボラ・ラフィン、ジョン・マクリアム、ダブニー・コールマン、ジョン・アンダーソン、他
17歳の高校生が一本マストのヨット"ダブ号"に乗って、世界一周の航海に挑戦する姿を描いた青春映画
音楽はジョン・バリーが担当。雨を感じさせない爽やかなスコアを書いている。上の写真のレコードは、共演のヒッチハイクで出会った恋人役を演じたシドニー・ロームが歌ったレコードで、日本の東芝レコードよりリリース。プロモーションで来日した際にレコーディングしたレコードで、これはLPも出ている
そして、こちらは同じくシドニー・ロームがカバーした挿入歌「愛の潮風」を歌ったリン・ポールのアルバムで、ポリドールからリリース。もちろん「愛の潮風」も収録されており、こちらからシングルカットされている。B面は『女王陛下の007』の「愛はすべてを越えて」が、ジョン・バリー楽団再録で収録されている。この通り、リン・ポールはなかなかの別嬪さん
そして、こちらはホントラ。シドニー・ロームの「愛の潮風」は日本人の編曲によるものだが、リン・ポールの「愛の潮風」は、一聴すると同じように聴こえるが、よくよく聴いてみるとトラックダウンのやり方が異なる。ビクターのサントラヴァージョンは、最後がストリングスがゆっくりと奏でたコーダで終わるが、ポリドールのヴァージョンは、途中カッティングして同じフレーズを繰り返し、最後はフェードアウトしながら終わる。また、イングリッシュホルンの響きも違い、エコー処理が強く施してある。そして、曲全体の長さは、ポリドールの方が長い
では、聴き比べてみましょう
リン・ポールは日本では、一発屋みたいになったが、アメリカの実力派女性歌手。キャサリンやシルヴァーナらのような、得体の知れない女性歌手ではない。
しかし、劇中で一緒に航海に出たネコちゃんのジョリエッタが死んでしまったのは、とても可哀想だった
川崎の福ネコちゃんの銅像