春さんのレアトラ、ニセトラ、レアイージーリスニング三昧

レアなサントラやニセトラ、そしてイージーリスニングをご紹介するブログです✨

『スカイ・ライダーズ』クリス・カーペンター楽団/『ダーティー・ハリー2』レイ・デイヴィス楽団

2019-08-30 19:03:24 | 日記
フィリップスが贈るラロ・シフリン2連発

『スカイ・ライダーズ』
クリス・カーペンター・オーケストラ
『ダーティー・ハリー2』
レイ・デイヴィス・オーケストラ

まず『スカイ・ライダーズ』。サントラに比較的近い演奏だが、幾分貧弱な感じの演奏であるのは否めない
関光夫さんの番組で、ジャン・ミッシェル・ジャールの『燃えつきた納屋』と、続けて流れたことがありましたね。

サントラはこんな感じの演奏

https://youtu.be/rGOWP-lFdYU

一方、『ダーティー・ハリー2』のレイ・デイヴィス楽団の演奏は、短いながらも、ブラスとドラムスをフィーチャーした、迫力ある演奏

こちらもサントラから

https://youtu.be/rkas-NHQnsI

クリス・カーペンターも、レイ・デイヴィスもやはりYouTubeにはなく後免!

レイ・デイヴィスのアルバムは、アメリカでも発売されているんだがなあ?

アンサンブル・プチとスクリーン・ランド・オーケストラ、クリス・カーペンター・オーケストラ

2019-08-29 22:09:47 | 日記
以前にも紹介しましたが、あらためて実際にすべて聴いてみた上での紹介です

『エマニエル夫人』
音楽=ピエール・バシュレ
『続・エマニエル夫人』
音楽=フランシス・レイ

アンサンブル・プチとスクリーン・ランド・オーケストラ

『エアポート77バミューダからの脱出』
音楽=ジョン・カカヴァス
『大陸横断超特急』からヒリーのテーマ
音楽=ヘンリー・マンシーニ
『ジュリア』からメイン・テーマ
クリス・カーペンター・オーケストラ
『愛と喝采の日々』からチャイコフスキー/「白鳥の湖」からパ・ドゥ・ドゥー
ピエール・モントゥー指揮ロンドン交響楽団

ちょっと前にも紹介しましたが

『エマニエル夫人』
編曲=N.Miyazki
こちらは以前紹介した『卒業試験』と同じアレンジャー
「オリジナル・サウンドトラックより」という記述の通り、映画の中からセリフが抜粋されて入れてあり、そこにアンサンブル・プチとスクリーン・ランド・オーケストラの演奏が被さる

『エマニエルの囁き』のようなエロチックなセリフではなく、アラン・キュニーとのダイアローグ
演奏はというと、こちらはどこかひと昔前の歌謡曲のカラオケのような演奏。やや不器用さは否めないものの、どこか落ち着きのある聴き応え

『続・エマニエル夫人』
編曲=Y.Takahashi
これも「オリジナル・サウンドトラックより」セリフ入り
こちらの演奏は、この楽団としてはかなりの出来ばえ
ピアノ、ストリングス、そしてティンパニーと次第に盛り上がりをみせる、なかなかの演奏。しかも、5分5秒という長尺。かなりの聴き応え。とても同じ楽団の『サスペリア』のテーマとは雲泥の差

次はクリス・カーペンター・オーケストラ

『エアポート77バミューダからの脱出』
これは関光夫さんの番組でも取り上げていたが、アレンジに歌謡曲っぽいところはあるものの、当時、日本ではサントラがリリースされておらず、いの一番にこの楽団がカバーしている

『大陸横断超特急』からヒリーのテーマ
これは、ピアノとストリングスをフルに生かせた、なかなか素晴らしい演奏。ヒリーのテーマとあるが、愛のテーマのことである。フィルム・スタジオ・オーケストラのオリジナル・スコア盤に比べて、曲の長さは2分55秒と短いものの、お洒落でスマートな演奏は、まるでクリス・カーペンター・オーケストラが本当にアメリカのオーケストラのような錯角を覚える

『ジュリア』メイン・タイトル
音楽=ジョルジュ・ドルリュー
この曲をクリス・カーペンター・オーケストラは、どんな演奏を聴かせるか興味津々だったが、オリジナルの旋律を忠実に再現しながらも、ギターやピアノ、ベース、ドラムス等を取り入れ、幾分ポップな仕上がり

『愛と喝采の日々』~チャイコフスキー「白鳥の湖」よりパ・ドゥ・ドゥー

ピエール・モントゥー指揮ロンドン交響楽団

長さの限度は仕方ないものの、4分17秒でフェイド・アウト。超一流のマエストロ、ピエール・モントゥー氏が気の毒になるような収録のされ方

『がんばれ!ベアーズ特訓中』のチャイコフスキー「1812年」のアンタル・ドラディー指揮ミネアポリス交響楽団の演奏も、中途半端なフェイド・アウトだった

クリス・カーペンター氏のプロフィールから

クリス・カーペンターは新進のアレンジャー兼コンダクターである。1937年ニューヨーク生まれの彼は、第二次大戦中にロンドンに渡り、16歳の時に劇場オーケストラのヴァイオリン奏者になり、ついでBBCラジオ・オーケストラのメンバーになった。20代になってからイギリス、フランス、オランダ等のスタジオ・オーケストラのアレンジ、コンダクターをやり、現在、フォノグラムの仕事を中心に活動している。

どうも、文章もおかしな感じがしませんか?










『地中海の休日』MEDITERRAEAN HOLIDAY (1965 西ドイツ)

2019-08-25 17:22:08 | 日記
監督=ヘルマン・ライトナー
ルドルフ・ヌスグルーベ
音楽=リズ・オルトラーニ

ナレーション=バール・アイヴス

商船学校の練習生たちが、各地の観光めぐりをするという、シネラマ・ドキュメンタリー

このレコードはジャケット違いで、もう一つあります

これほど買ってきて騙されたと思ったレコードは、他にもありません
ジャケット違いならともかく、後で気づいたら、正真正銘ニセトラでした

まず、「太陽のスイム」をお聴きくだい
https://youtu.be/2uSA-sjUQHU
この演奏はリズ・オルトラーニ指揮ではなく、ニセトラの父の尾田悟さんとムービー・トーンズの演奏です
映画の中では、もっと重厚な曲を、奥さんだったカティナ・ラニエリが歌っていました
では、ホントラから何曲か



ずるいゾ!キングレコード!
ジャケット違いで中身の同じシングル盤出すなんて(笑)!

しかし、さすがは尾田さんだわ。「太陽のスイム」はまるで瓜二つに演奏している

恐れ入りやしたm(_ _)m

『妖精の詩』MIO (1971 フランス)

2019-08-22 21:12:52 | 日記
久々にホントラ紹介です。ホントラはレア物のみ紹介するということで

監督=羽仁進
音楽=荒木一郎、ジャン・ギイユー

出演=羽仁未央、ブリジット・フォッセー、ラファエル・カスート

日本からやって来た孤児の女の子がサルジニアの孤児院に入り、一人のイタリア人少年と仲良くなる。しかし、その少年も両親と共に島を去る。ミオの一番の理解者は保母さん。そんな彼女もまた一人で島を去る・・・・・。

主役のミオに、羽仁監督の愛娘で今は亡き羽仁未央、相手の少年にラファエル・カスート、彼女に理解を示す孤児院の保母にブリジット・フォッセー

音楽は荒木一郎で、擬音的に流れているパイプオルガンを演奏するジャン・ギイユー。フランスのオルガン第一人者である

YouTubeにサントラ音源がないので、荒木一郎のボーカルアルバムから
『妖精の詩』
https://youtu.be/Q-jd-QmW2PI
『妖精の詩』(1981)
https://youtu.be/kuFZGGn54Ig
『妖精の詩』からMIOのテーマ

『ジュリア』『愛と喝采の日々』/クリス・カーペンター・オーケストラ

2019-08-22 18:51:20 | 日記
またまたお馴染みのクリス・カーペンター・オーケストラの登場です
『ジュリア』Jullia(1977 アメリカ)
監督=フレッド・ジンネマン
音楽=ジョルジュ・ドルリュー

出演=ジェーン・フォンダ、ヴァネッサ・レッドグレイヴ

リリアンとジュリアの友情、作家のダシール・ハメットの愛を描いた作品。この作品でヴァネッサ・レッドグレイヴはアカデミー助演女優賞を受賞したが、その際にPLOの活動に関する政治的発言のスピーチをしたことでも、話題になった作品

音楽はジョルジュ・ドルリュー。渋くて美しい旋律だが、クリス・カーペンター楽団はこの映画の音楽も演奏していたのですな

この楽団は結構ブラスが全面的に出る演奏をするけど、クリス・カーペンターはどのような演奏しているか興味あるなあ

『ジュリア』メイン・タイトル
クリス・カーペンター楽団の演奏がないので、オリジナル・サウンドトラックで

『愛と喝采の日々』The Turning Point(1977 アメリカ)
監督=ハーバート・ロス
音楽=ジョン・ランチベリー

出演=シャーリー・マクレーン、アン・バンクロフト

家庭に入ったディーディーと仕事一筋のエマ。バレエ界を舞台に対照的な二人の女性の生き方と、母親の情愛を描いた作品

音楽はジョン・ランチベリー。あまり聞かない名前だけど、劇中で使用されるクラシックのバレエ曲だけではなく、この人のオリジナル・スコアもまたいい

これは『ジュリア』のB面に収録されているようだが、ロンドン交響楽団とあるだけで、誰が指揮して、誰がピアノを弾いているか不明

サントラの音源が見つからなかったので、予告編から

ミシェル・クレマンの時もそうだけど、クリス・カーペンター楽団の36回転のLPは何故かなく、必ず一曲は違う演奏も入っている

クリス・カーペンター楽団のLPといえば、45回転のオーディオ・チェックシリーズだけのよう