春さんのレアトラ、ニセトラ、レアイージーリスニング三昧

レアなサントラやニセトラ、そしてイージーリスニングをご紹介するブログです✨

『普通の人々』Ordinary People(1981アメリカ)

2019-05-01 21:42:21 | 日記
監督=ロバート・レッドフォード
音楽=マーヴィン・ハムリッシュ

出演=ドナルド・サザーランド、メリー・タイラー・ムーア、ティモシー・ハットン

ロバート・レッドフォードが初演出で、アカデミー最優秀監督賞に輝いた作品。
平凡だが、平穏な日常生活を送っていた家族4人の家庭に、長男の事故死、続いて次男の自殺未遂という事件が起きる。この出来事を契機にして、愛情と信頼によって固く結ばれていたはずの一家が、激しく揺り動かされる。目に見えない緊張が家の中を支配し、3人がそれぞれの苦悩をかかえて、噛み合わない歯車のようになったお互いの関係に直面する・・・・。

音楽はマーヴィン・ハムリッシュ。ヨハン・パッヘルベル作曲の「カノン・イン・D」を効果的に使用している。
実はこれをこのブログに使っていいのか迷ったのだが、マーヴィン・ハムリッシュとクレジットされている以上は、ひょっとしたら使う予定の演奏で、使わなかったのかも知れないと思い、躊躇していた。映画の中ではジャン=フランソワ・パイヤール指揮パイヤール室内管弦楽団の演奏だが、幾ら映画の中では登場しないといえど、まだニセトラっぽくないからだ。

こちらはシングルカットされたハムリッシュの演奏。


そして、これが映画に出てくるパイヤール室内管弦楽団の演奏。



何故一方がハムリッシュで一方がパイヤールなのかがわからん。





『レディ・カロライン』Lady Caroline Lamb(1973イギリス)

2019-05-01 20:49:28 | 日記
監督=ロバート・ボルト
音楽=リチャード・ロドニー・ベネット

主演=サラ・マイルズ、ジョン・フィンチ、リチャード・チェンバレン、ジョン・ミルズ、マーガレット・レイトン、ラルフ・リチャード、ローレンス・オリヴィエ

19世紀のイギリス貴族社会を舞台に、天才詩人バイロンに恋した人妻の悲劇を描いた作品。

音楽はノーブルな楽曲を書かせたら、この人の右に出る者はいないと言われる、リチャード・ロドニー・ベネット。今回もサントラではマーカス・ドッズ指揮のロイヤル・オペラハウス・オーケストラの分担作業で、素晴らしい演奏を聴かせてくれている。
サントラはこちら↓
『レディ・カロライン』


さて、問題のニセトラ盤は、やはりYouTubeにはないが、下のレコードジャケット。
こちらはロイヤル・フィルハーモニア管弦楽団というオケの演奏だが、ある人から聞いた話によると、モロに国内覆面楽団による演奏。そして、センプリニになる謎のピアニスト。こちらもサントラ盤との記述はあるが、映画の中では一切流れて来ない。そして、片面はリズ・オルトラーニの『バラキ』愛のテーマ。この辺からニセトラのキナ臭さが感じられる。しかしながら、このオケの演奏、決して見劣り(聴き劣り)するものではない。かなり高度なオケ演奏だが、中盤あたりでセンプリニのピアノと同時に和風のギター演奏も絡んでくる。そもそも、センプリニとは一体誰なんだ?ググってみても、まるっきりわからない。『バラキ』愛のテーマでは、いかにも和風のオケ演奏。やはりピアノはセンプリニなる人物。
日本の音楽水準は、決して低いものとはいえないが、それでもどこかで和風の匂いが漂う。もし、このオデオンレーベルから出ているセンプリニのピアノの入った「サントラ盤」についてご存知の方がいれば、是非ともお教えいただきたい。

右上にピアノ センプリニとクレジットされている。