春さんのレアトラ、ニセトラ、レアイージーリスニング三昧

レアなサントラやニセトラ、そしてイージーリスニングをご紹介するブログです✨

『幸せはパリで』THE APRIL FOOLS (1969 アメリカ)

2019-05-20 22:21:19 | 日記
監督=スチュアート・ローゼンバーグ
音楽=マーヴィン・ハムリッシュ、バート・バカラック

出演=ジャック・レモン、カトリーヌ・ドヌーヴ、ピーター・ローフォード、マーナ・ロイ、シャルル・ボワイエ、メリンダ・ディロン、サリー・ケラーマン

4等亭主のサラリーマンと美しい社長夫人がひきおこすロマンティック・コメディ

これも「サウンドトラックより」と書かれているシングル盤です。A面はパーシー・フェイス・オーケストラによるバート・バカラック作曲の「エイプリル・フール」無論、サントラではない。B面の「あなたはプリンス」、これはなかなか凝っている。カトリーヌ・ドヌーヴとジャック・レモンのセリフにまずはマーヴィン・ハムリッシュ指揮のオーケストラのテーマが入り、次にバート・バカラック指揮のオーケストラによる「エイプリル・フール」そして、またまた最後に途中からサントラではないパーシー・フェイス・オーケストラの「エイプリル・フール」がラストを飾る構成。

映画の中ではディオンヌ・ワーウィックがバート・バカラック作曲の「エイプリル・フール」を歌っており、パーシー・フェイスの演奏はどこにも出てこない。よく考えて作られていますね。

ディオンヌ・ワーウィックの「エイプリル・フール」


パーシー・フェイス・オーケストラの「エイプリル・フール」


「あなたはプリンス」


『汚れなき旅情』GIRLS IN THE SUN(1968 ギリシャ)

2019-05-20 21:21:32 | 日記
監督=バシリス・ジョルディアデス
音楽=スタブロス・サルハコス

出演=アン・ロンバーグ、他

夏休みを利用して、ギリシャを訪れたイギリスの一少女が、ふとした事で、そこに住む純情素朴な青年を暴行の罪におとしてしまう。

ヒロインのアンを演ずるのは、新人のアン・ロンバーグ、そのういういしい魅力は、本国では爆発的人気を呼んでいる。1968年テサロニカ映画祭で最優秀主演女優賞を受賞している。

さて、まずはサントラ音源を紹介しましょう。


YouTubeに音源はないが、このシングル(国内録音)のジャケット


一応、サントラ盤とクレジットされているが、邦人演奏だとすぐわかる。女声コーラスが正に日本女性。
曲はもちろんサルハコスの音楽。おそらくサントラ制作が間に合わなかったのだろうか。ボーカルは入っていないが、サントラに忠実な演奏である。こうしたニセトラももっとYouTubeにあればいいのにとは思うのだが。なかなかタイトル通り、旅情溢れる曲である。

バシリス・ジョルディアデスといえば、やはり『夜霧のしのび逢い』であるが、自分の演奏が無理くり使われていながらにして、当のギタリストのクロード・チアリは、この映画を観ていないそうだ。

クロード・チアリ『夜霧のしのび逢い』


だいたい、ニセトラといえば、大抵「オリジナル・サウンドトラックより」と書かれているのである。