非論理的、非科学的アパマンハム 7K1JRC/JR2NQC/K1JRC

ベランダアンテナから世界に電波を。目指せDXCC HONOR ROLL! 
理論良く分かりませーん!

釣り竿エレメントの運用状況

2013-09-07 06:49:01 | SD-330
前記事でアップした「禁断の~」で運用してみました。

禁断とかいうと如何にも飛びそうな凄いアンテナのイメージを彷彿とさせますが、どちらかと言うと、『集合住宅ではちょっと目立ってしまう無線アンテナ』を上げちゃうという側の禁断です。我が家の場合。

エレメントは7mですので、SD330で運用できるのは1/4波長以上の周波数である1.9~10MHzに限定されます。(14MHzに出たい場合は5m程度のエレメントにしなければなりませんね)

一方、同じエレメントでもATUに接続すれば、AH-4ならば3.5~28MHz(50MHzは同調しませんでした)、SG230であれば1.9~28MHzにQRVできます。



何度も繰り返しの内容になってしまいますが、この両者、それぞれに長短があります。



順不同で思いつくままに書きますと・・・・

ATUはクイックQSYができて、HFの色んなバンドに出られる。

SD330はQSYに時間がかかるが、付属エレメント(1.3m長)であればATU同様、HFの色んなバンドに出られる。

ただし、延長エレメントを展開した場合、SD330は1/4波長以下にあたる周波数にはQRVできない。

でも、SD330は必ず1/4波長で純粋に同調するので、効率がとても良い。

接地の重要性は両者とも一緒。

 

接地に関しては条件は一緒ですから、「許容できるエレメント長」と「狙うバンド」を掛け合わせて最適解を導き出すことになるのでしょうか・・・・・


同一局に対して比較できれば良かったのですが、とりあえず禁断の釣り竿エレメントにSD330やAH-4をつないで一日だけ運用してみた結果は以下のとおりです。

7MHz
 EW7LO(ベラルーシ)
 OK2RZ(チェコ)
 OH2KW(フィンランド)
10MHz
 RI1ANP(南極)
 RO70PR(EUロシア)
 YO3BL(ルーマニア)
 OZ1HDF(デンマーク)
14MHz
 R290ECH(ASロシア)
 GW100RSGB(イギリス・ウェールズ)
 T8GM(パラオ)
 UA5C(EUロシア)
21MHz
 DL5ANT(ドイツ)
 F5IN(フランス)
 EA1DR(スペイン)
 OH2PM(フィンランド)
 IK2RGT(イタリア)
 T8GM(パラオ)

ヨーロッパが中心です。SA、NAも良く入っていましたが、それにしてもAF遠し・・・・です。








禁断の釣り竿エレメント

2013-09-05 22:01:10 | SD-330
ようやく涼しくなってきて、無線機の前に長時間座ることができるようになりました(^^)

というのも無線機のある部屋にエアコンがないもので・・・

数日前の8J1RLのQSLカード到着に気を良くして、使っていなかったエレメント用の釣竿を引っ張り出して細工してみました。

細工といっても大したものではないのですが、5メートルの釣竿の先端に細いアルミパイプを抱かせて全長7メートル弱のエレ

メントを作ってみました。

今の住まいは5階建て集合住宅の最上階ですので、ベランダから60センチほど離してそのまま垂直設置。

経験的には給電点が軒より下にあっても、エレメントがある程度(半分くらい)屋根より上にあれば結構使えると感じています。

そしてやはりDXには垂直設置かなと。

今回は5階の屋根よりも上に4メートルちょっと出ていますので、エレメントの約6割が屋根の上の開けた空間にあることになり

ます。



グランドはもちろん、ベランダ一面に敷いた銅板です。

銅がベランダに馴染む訳じゃないですが、最近は銅板と鉄筋間の抵抗が50Ω以下になりました。理由は分かりませんが、嬉し

い傾向です。



まずは1/4波長でフルサイズにあたる10MHzをワッチしてみました。いやー本当に良く聞こえます(^^)

初秋のDXコンディションでもあるのでしょう。

RI1ANP(南極)が結構強く入っていたのでコールし、すんなりとQSO出来ました。 8J1RLのQSLカードといい、ここ数日南

極に縁があるようです。

続いて21MHzにQSY。いつもはアパマンらしくCWメインですが、DLがSSBでも十分QSO出来そうな感度でしたのでコール。

その後、14と21MHzでF5、EA3とQSO。 7MHzでもSSBでYNが聞こえていました。



こんな長いエレメント、昼間にはとてもじゃないですが上げられません。

日没から日出限定ですが、そもそもDXのメイン時刻帯と合致しているので良しとしなければ(^^)v

明日は仕事が休みですので、今日は徹夜覚悟で久々に気合入れて無線機の前に座ってみようかなと思います。


「SD-330+釣竿+容量冠」の垂直設置 【動画付き】

2013-05-26 23:42:41 | SD-330
このようなスタイルで仮設置してみました。

結構、上手くいきましたので紹介します。(うちの貧弱な設備にしては)

SD-330本体
釣竿(5メートル)・・・実際のエレメント長は4メートル程度
容量冠・・・円形(直径20センチ)
接地・・・アルミ製ベランダ(1×2.5メートルの小型手すり)
形態・・・垂直設置
出力・・・50W
備考・・・エレメントと建物間距離は50センチ程度
      5階建て集合住宅の5階


折しもWPXコンテスト中でしたので、大変賑やかでした。

相手局の設備とコンディションに助けられたところ大ですが、各国と楽にQSO出来ました。

スマホでの撮影ですので時々ぶれていると思いますが、SD-330に釣竿エレメントを接続して先ほど7MHzを受信した様子を

アップします。これくらいは普通だよと言われてしまうかもしれませんが、我が家にしてはかなり上手く行った部類です(^^)

スペクトラムスコープのアッテネータを効かせてもいいかなと思ったのは初めてでした。

リグのプリアンプはもちろんOFFです。人工ノイズは僅少なのですが、自然ノイズが多くS/N的にはイマイチ感もあります

が・・・・・

アメリカ、カナダをはじめとして強力に入感しています。送信も全く問題ありませんでした。

左手にスマホで撮影でしたので、自らが交信しているところは撮影していません(^^;

スコープ上、7000~7200KHzまで信号がびっしりと立っている状況が分かるかと思います。

様子は下記のリンク先でYouTubeに動画を保存しました。

http://youtu.be/Ij19rWKrV18

最大の難点は、目立つので夜間限定設置というところでしょうか・・・・・やれやれです(笑)

一応、1.9~10MHzまで使用可能です。(14以上は長過ぎてNG)

次回はこの形態で120本のカウンターポイズを接続するバージョンを試してみます。




スクリュードライバー仮設置後の経過

2013-05-25 09:11:47 | SD-330
A指数18、K指数5・・・さすがにノイジーです。

聞こえることは聞こえますが、ザラザラ感が強いです。

それと全く聞こえない局がいきなり59になったり(ほんと瞬間的に)

とってもおかしなコンディションです。

7MHzでは遠くしか聞こえません。私は2エリアですが、6エリア、7エリア、HLしか聞こえません。しかもこれらが強いんです。



スクリュードライバーアンテナを仮設置してみました。エレメントは延長して2メートル(全長2.5メートル程度)、カウンターポイズ

は5メートルの電線を100本。ついでにベランダに転がしていたバーベキュー網や亜鉛メッキ網をきれいに展張。



3.5~10MHzはバッチリ。14MHzはNG、18~28MHzは十分実用になるレベル(SWR1.2程度)

14MHz以上はベランダ手すりのみへのグランドにすればSWRはほぼ1.0になります。

18~28MHzもベランダ手すりのみにすればSWR1.0付近に。

使い分けが必要なようです。



実際の運用ですが、21MHzではパイル合戦には勝ち目はないと思いますが、ヨーロッパや南太平洋まで飛んでいきました。

なぜか昨夕は、FO8のパイルでワンコールで拾ってもらえました。確実にマグレでしょう。たまにはいいですね(^^)



7MHzではPY4(ブラジル)が539くらいで入っていましたので、コールしてみました。

ピックアップしてもらえませんでしたが、QRZ? AGN ・・・・・を繰り返し、最後はSRIで終わりました。

しかし、蚊の鳴くような信号でも全長2メートル余りのホイップで南米まで届いていることを実感できて嬉しかったです。



ノイズ(人工ノイズです)の状況ですが、スクリュードライバーにするとやはり電柱等々からのノイズはまったく入りません。

とりあえず仮設置して3日間は、ここに引っ越してきてから2ヶ月間入っていた人工ノイズは皆無です。

あまりの差の大きさにちょっとびっくりです。Qの恩恵でしょうか。



そうこうしているうちに、急に1エリアのみが強くなってきました。

何らかの現象が起こっているのだと思います。

同じ状況の方、おられますか?









SD-330、28MHzの最長エレメント

2012-07-06 15:20:08 | SD-330

いつもブログを読んでくださっているNTYさんからのコメントをいただきました。

SD-330で28MHzの最長エレメントは? 確かにこれから旬を迎えるバンドです。 サイクル24突入、そして夏季コンディションへの移行。こんな最中、私は逆行するかの如くローバンドへ(笑) そんなことでちょっと確かめてみました。

SD-330のローディングコイル最短位置における、28MHzの共振エレメント長。

方法はSD-330に付属されているオリジナルのエレメント(1.2メートル)に、アルミ針金をインシュロックで抱かせて延長エレメントを模擬しました。測定周波数は28200KHz。SWR計を用いて行いました。

下の写真はエレメント針金の抱き合わせ状況です。

Imgp1691

多少のカットアンドトライの後、コイル最少位置で簡単に同調しました。

エレメント長は1.76mでした。ローディングコイル全長は0.52m。全長は2.28mとなります。この際のSWR計の様子は次の写真です。

Imgp1688

300Wレンジを使用していますので出力は90Wで、VSWRはピタッと1.0。

コイルの短縮率もあり、28MHzでは1.76mエレメントでフルサイズ、21MHzでは約2.5m(コイルと合わせて約3m)、10MHzでは6.5m弱のエレメントで共振します。設置環境等々で多少の変化はあるかと思います。

オリジナルのエレメントだけでも優れていると思いますが、延長エレメントを付けるとその差に驚かされます(後戻りできなくなるというか(笑)) オリジナルの1.2mの短いエレメントでもハイバンドはそこそこ行けますし、先般も24MHzで大パイルの中、南極昭和基地を2回目のコールでパイル抜け出来ましたのでFBだとは思います。でもでも、やはり一度延長エレメントを試してしまうと・・・・・(^^)