日々“RYO”好

ちーばの“RYO”さんは日々“ゴルフ命”に情熱を燃やす!
遼クンに負けじと、“58”を目指し日夜奮闘する挑戦ブログ!

グリーン奥の崖を警戒…遼、花道アプローチで攻略だ!

2012年01月26日 | Ryo log
 26日に開幕する米男子ゴルフツアー、ファーマーズ・インシュランス・オープン(トーリーパインズGC)に出場する石川遼(20=パナソニック)は24日、難関の南コースで入念にアプローチ練習を行った。

 本番を2日後に控え、実戦的なメニューを増やした。450ヤード以上のパー4が6ホールもある南コースでは、花道からアプローチをする場面が目立った。グリーン奥に崖があるホールが多く、第1打でミスをすれば刻むことも想定される。「常にピンまでの方向、距離を打っていけばいいというのではない」と難コース攻略への準備を怠っていない。

 前夜は関係者を伴ってサンディエゴ市内の焼き肉店で“決起集会”。09年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で連覇を達成したイチローや、原監督らが食べた米ブランド牛「オマハビーフ」を堪能し、英気を養った。長田岳三店長(51)も「遼君は米国のゴルフファンの希望の星。頑張ってほしい」とエール。焼き肉パワーで弾みをつけたいところだ。
(スポニチアネックス )

石川遼、思い出の地…「手応えあります」

2012年01月26日 | Ryo log
【ラホーヤ(米カリフォルニア州)24日(日本時間25日)】渡米中の石川遼(20)=パナソニック=が、当地で26日に開幕する米ツアー「ファーマーズ・インシュアランス・オープン」(トーリーパインズGC)に出場する。今季米ツアー2戦目の石川は、メジャー第1戦「マスターズ」(4月5~8日、米ジョージア州)の出場資格獲得を目指して挑む。

 今季2戦目への闘志は熱い。石川は21日から連日、会場コースでの練習ラウンドを重ねている。
 「ショットはよくなってきました。手応えはあります」
 2週前の「ソニーオープン・イン・ハワイ」(米ハワイ州)で予選落ちを喫した後、カリフォルニア州に移動して体力強化、ショットの調整を続けてきた。
 トーリーパインズGCには思い出が詰まっている。このコースでは毎年「世界ジュニア選手権」が開催され、石川も07年大会に出場した。15歳の5月に「マンシングウェアKSB杯」で史上最年少ツアー優勝を遂げた直後だった。
 「びっくりするほど注目されたことを覚えています」。23位に終わったが、日の丸を背負ってプレーした経験は、その後の成長に結びついている。
 08年には、このコースで「全米オープン」が開催され、あこがれのT・ウッズがプレーオフの末、R・メディエート(ともに米国)を破って優勝。「毎日、テレビ中継を見て、ボクもいつかは…と興奮しました」。
 夢は見るものでなく、実現するもの。まずはマスターズ出場資格獲得(2週前の世界ランク50位以内)を目指し、この大会に全力を尽くす。
(SANSPO.COM)

遼が練習ラウンド「パー4の距離長い」

2012年01月25日 | Ryo log
 男子ゴルフの石川遼(20=パナソニック)が24日(日本時間25日)、26日に米カリフォルニア州サンディエゴのトーリーパインズGCで開幕するファーマーズ・インシュランス・オープンに向け、予選1日目と決勝ラウンドでプレーする同GC南Cで練習ラウンドを行った。「北Cよりもかなりパー4の距離が長く、グリーンの傾斜もきつい。状況をみて、きちんとリスクを回避しながらチャンスをうかがいたい」と攻略のポイントを挙げた。
(日刊スポーツ )

遼、今季2戦目 タイガーの得意コースを警戒

2012年01月25日 | Ryo log
米国男子ツアーの今季第4戦「ファーマーズ・インシュランスオープン」に出場する石川遼が25日(火)、会場のカリフォルニア州トーレパインズGCで練習ラウンドを行った。


012年の自身の初戦となった2週前の「ソニーオープンinハワイ」で予選落ちを喫した石川は、その後のオープンウィークを米国本土での調整期間に充てた。今大会は予選2日間でサウスコースとノースコースの2つの18ホールを使用。24日(月)にノースコースをラウンドし、この日は決勝2日間の舞台ともなるサウスコースをチェックした。

タイガー・ウッズがプレーオフの末に優勝した2008年の「全米オープン」開催コースとしてのイメージも強いこのサウスコース。石川は07年の世界ジュニアでプレーした経験もあるが「450ヤードを超えるパー4がノース(コース)に比べて多い。どうマネジメントして、いかにそういうホールでバーディを獲っていくか。ほんとにティグラウンドで一息つけるようなホールが一つもない」と強く警戒した。

憧れのタイガーはこのトーレパインズで前身の「ビュイックインビテーショナル」の6勝、そして全米オープン1勝と、同一コースで最多となる通算7勝をマーク。距離が長い上に、待ち構えるグリーンも小さい。ショットの高い精度が要求されるが石川は「いいリズムでプレーするためには、グリーンを外さないほうが精神的にもダメージは少なくて済む。けれどそれ(すべてのホールでパーオンを逃さないこと)は不可能に近い」とショートゲームでしのぐ展開も覚悟している。

予選ラウンドは初日にサウスをプレー。同組にはツアー屈指の長身選手ボビー・ゲイツ、そして2010年にネイションワイドツアーで最年少賞金王、プレーヤー・オブ・ザ・イヤーを獲得したジェイミー・ラブマークが入った。23歳のラブマークとは、ジュニア時代にともにラウンドしたこともあり「僕からしたら、彼は本当に有名な選手だった」と“再開”も心待ちにした。

最新の世界ランクでは48位から51位に後退し、「マスターズ」出場へ向け結果も求められるところ。難コースをねじ伏せることはできるだろうか。(ゴルフダイジェスト・オンライン)

石川遼“ハニカミ時代”苦戦コースにリベンジ必ず!

2012年01月25日 | Ryo log
             


難コースにリベンジする。26日開幕の米ツアーのファーマーズ・インシュランス・オープン(トーリーパインズGC)に出場する石川遼(20=パナソニック)は23日、大会コースを練習ラウンドした。同じトーリーパインズGCで開催された07年世界ジュニアでは苦戦したが、タイガー・ウッズ(36=米国)の攻め方を参考にコース攻略を目指す。

 初出場とはいえ、初めて見るコースではない。石川はトーリーパインズGCを5年ぶりに訪れた。07年7月に同GC南コースで行われた世界ジュニアに出場。ツアー初優勝を飾った直後で「ハニカミ王子」と呼ばれていた時代の話だ。その時はグリーンのポアナ芝(スズメノカタビラ)や難しいセッティングに大苦戦し優勝争いに絡めずに23位に終わった。だが当時とは技術も経験も段違い。リベンジを果たせるだけの準備は整っている。

 脳裏には憧れの選手のプレーの残像が刻まれている。「世界ジュニアよりも全米オープンでタイガーが勝ったイメージが強い。鮮明に覚えている」。同GC南コースで行われた08年全米オープンは、左膝のケガを押して出場したウッズがプレーオフの末に優勝。石川はウッズの鬼気迫るプレーをテレビにかじりついて見ていた。特に印象に残るのが300ヤードに満たない設定だった14番パー4。1オン可能にもかかわらず、グリーン奥の崖を避けるため、あえてアイアンで刻んだ。

 「トーリーパインズ史上一番難しいセッティングを見られたのが良かった。ウッズは徹底して打ってはいけない場所を避けていた」。今大会の前身となるビュイック招待の4連覇を含めトーリーパインズを大得意にしているウッズの攻め方を手本としてプレーする。

            


 今大会は予選の1日だけ北コース、残り3日間は南コースを回るが、初挑戦の北コースも2日連続でラウンドして下調べを済ませた。南コースよりも約700ヤード短いため「圧倒的に易しい」とこちらではビッグスコアを狙う考えだ。今季初戦であえなく予選落ちとなったソニー・オープンの二の舞いは演じない。

 ▽トーリーパインズGC 1957年に開場したサンディエゴ市所有のパブリックコース。太平洋を望む湾岸にあり、この地域に群生する松の名前がコース名の由来。68年から現在に至るまでトーナメントを開催。南コースは昨季ツアーの51コース中11番目、北コースは38番目の難しさだった。ウッズが米ツアー同一コース最多となる7勝と相性抜群。04年に丸山茂樹が1打差の4位、08年には今田竜二が2位に入った。
(スポニチアネックス)

石川遼、マスターズ出場へ原点の地での活躍誓う!

2012年01月25日 | Ryo log
 【ラ・ホーヤ(米カリフォルニア州)23日】石川遼(20)=パナソニック=が、思い出のコースでマスターズ(4月5~8日、オーガスタナショナルGC)出場に前進する。米男子プロゴルフツアーのファーマーズインシュランスオープンは26日、当地のトーリーパインズGCで開幕。石川は23日、18ホールを練習。2007年世界ジュニアで訪れ、あこがれのタイガー・ウッズ(米国)が08年に全米オープンを制覇した特別な舞台での活躍を誓った。

 並々ならぬ闘志の表れだ。石川は、横殴りの雨の中、18ホールの練習ラウンドを敢行。南コースにはプロアマ戦のため選手がいたが、悪天候の中、北コースを回る選手は皆無だった。「調子は良くなってきている」。すべての場面で2球ずつショット。今季2戦目へ向け、じっくりと調整した。

 トーリーパインズGCは、思いの詰まった会場だ。初めてプレーしたのは07年7月の世界ジュニア。5月に15歳のアマながらマンシングウェアKSBでプロツアー初優勝を果たし“ハニカミ王子”フィーバーの真っただ中だった。結果は23位に終わったが、日の丸を背負った経験は、世界を舞台に戦う原点になった。

 より記憶に残っているのが、ウッズが制した08年の全米オープン。ウッズは、最終日の18番でロッコ・メディエート(米国)に執念で追い付く。翌日、18ホールで行われたプレーオフも互いに譲らず、延長の1ホール目で勝利。「いつかここで回りたいと思っていた」。ゴルフ史に残る死闘。その場所にプロとして足を踏み入れたことを喜んだ。

 もちろん、スタートラインに立っただけで満足するつもりはない。「タイガーは打ってはいけない場所は徹底的に避けた」。全米オープン最終日、ウッズはティーが前に出され、267ヤードとなった南コースの14番パー4でも1オンを狙わず7アイアンで刻み2オン。グリーンを越えた場合、きつい傾斜があることを計算してのことだった。また、全体的に下りの傾斜があるグリーンでは奥につけることも注意。“ウッズ流”で難コースを攻略するつもりだ。

 世界ジュニアから5年。「あの頃と何も変わっていません。頑張らないと」。マスターズ出場のために結果が大切。思い出のコースでオーガスタへの道を切り開く。

 ◆トーリーパインズGC 1957年開業。サンディエゴ市の北、ラ・ホーヤの海岸線に位置するパブリックコース。大会は北(7052ヤード)と南(7698ヤード)の2コースを使用。68年から今大会の前身のアンディ・ウィリアムス・サンディエゴ・オープンを開催。その後、数回の名称変更を行い、10年から現大会名となる。予選は南北を1ラウンドずつ、決勝は南で行われる。
(スポーツ報知)

石川遼は3ランクダウンの51位に後退・・・/男子ランキング

2012年01月25日 | Ryo log
■ワールドランキング(2012年度 第3週ランキング)

PGAツアー第3戦はプロアマ競技となる「ヒュマナ チャンレンジ」。前年までは4つのコースを使用して5日間競技だったが、今年からは3つのコースを使う4日間競技と変更になった。


昨年シーズン序盤、ハワイとフェニックスで優勝したマーク・ウィルソン(37歳)が、通算24アンダーまでスコアを伸ばしキャリア5勝目を挙げた。この優勝で世界ランキングポイント44点を獲得したウィルソンは、17ランクアップとなり世界40位まで上昇している。また南アフリカで開催されている欧州ツアーで2連勝を挙げた23歳の新鋭ブランデン・グレースは、この3週間で258位、164位、92位と大幅に順位を上げて自己ベストとなる100位以内にランクイン。

第12週(3月29日発表)の世界ランクで50位以内に入りマスターズの出場権を狙う石川遼は、ウィルソン、R・グーセン、D・クラークの3人に抜かれてしまい3つランクダウンで51位。石川は今週サンディエゴ開催の「ファーマーズ・インシュランスオープン」に参戦する。また欧州ツアーは中東に舞台を移し今週から3連戦。「アブダビHSBCゴルフ選手権」(UAE アラブ首長国連邦)にはドナルド、ウェストウッド、マキロイ、カイマーの世界ランクトップ4に加えてタイガー・ウッズやジェイソン・デイも参戦という、豪華なフィールドとなっている。

選手名/先週の試合結果/世界ランキング(前週比)
1位/ルーク・ドナルド(イングランド)/出場せず オープンウィーク/変動なし
2位/リー・ウェストウッド(イングランド)/出場せず オープンウィーク/変動なし
3位/ロリー・マキロイ(北アイルランド)/出場せず オープンウィーク/変動なし
4位/マーティン・カイマー(ドイツ)/出場せず オープンウィーク/変動なし
5位/スティーブ・ストリッカー(アメリカ)/出場せず オープンウィーク/変動なし
6位/ウェブ・シンプソン(アメリカ)/出場せず オープンウィーク/変動なし
7位/アダム・スコット(オーストラリア)/出場せず オープンウィーク/変動なし
8位/チャール・シュワルツェル(南アフリカ)/欧州ツアー:ボルボ・ゴルフ チャンピオンズ 5位/変動なし
9位/ダスティン・ジョンソン(アメリカ)/ヒューマナ・チャレンジ 棄権/1ランクダウン
10位/ジェイソン・デイ(オーストラリア)/出場せず オープンウィーク/変動なし


25位/タイガー・ウッズ(アメリカ)/出場せず オープンウィーク/変動なし

★主な日本人選手は以下の通り

選手名/先週の試合結果/世界ランキング(前週比)
石川遼/出場せず オープンウィーク/51位(3ランクダウン)
谷口徹/出場せず オープンウィーク/64位(2ランクダウン)
藤田寛之/出場せず オープンウィーク/71位(2ランクダウン)
池田勇太/出場せず オープンウィーク/80位(2ランクダウン)
平塚哲二/出場せず オープンウィーク/89位(1ランクダウン)
小田孔明/出場せず オープンウィーク/97位(2ランクダウン)
片山晋呉/出場せず オープンウィーク/121位(2ランクダウン)
武藤俊憲/出場せず オープンウィーク/123位(1ランクダウン)
近藤共弘/出場せず オープンウィーク/124位(1ランクダウン)
松村道央/出場せず オープンウィーク/131位(2ランクダウン)
高山忠洋/出場せず オープンウィーク/146位(1ランクダウン)
久保谷健一/アジアンツアー最終予選参戦(世界ランクポイント対象外試合)/148位(変動なし)
河野晃一郎/出場せず オープンウィーク/195位(1ランクダウン)
丸山大輔/出場せず オープンウィーク/200位(変動なし)
松山英樹(アマチュア)/出場せず オープンウィーク/203位(変動なし)
薗田峻輔/出場せず オープンウィーク/207位(1ランクダウン)
河井博大/出場せず オープンウィーク/208位(1ランクダウン)
宮本勝昌/出場せず オープンウィーク/217位(2ランクダウン)
今田竜二/ヒューマナ・チャレンジ 予選落ち/229位(1ランクアップ)
(ゴルフダイジェスト・オンライン)

石川遼、中尺パター使いパット修正

2012年01月24日 | Ryo log
 米男子プロゴルフツアーのファーマーズインシュランスオープンは26日、当地のトーリーパインズGCで開幕する。今季初戦ソニーオープン(米ハワイ州)で予選落ち(94位)した石川遼(20)=パナソニック=は21日から会場入り。この日も前日に続いて18ホールの練習ラウンドを行い、中尺パターを使って課題とするパットの修正に重点を置いた。

 これまでも国内外の練習グリーンでは使用したことはあるが、ラウンド中は数回のみ。「ショットは良くなっている。あとはパット。ラウンド中の集中した状態でフォームをチェックしたかった」。ソニーオープンではカップに蹴られる場面があるなど、微妙なズレのあったパットの修正を入念に行った。

 普通のパターでは手先に頼ってしまうこともあるため、中尺を使うことで、体の動きで打つことを意識できるのが利点。実戦投入の予定はないが、ストロークの再チェックには最適だ。
(スポーツ報知)

罵声浴びた遼君、屈辱を復調の糧に「ビッグスコア出せる」

2012年01月22日 | Ryo log
【スポーツ・ウオッチ】

 プロ転向4年目の昨年、未勝利に終わった石川遼。「このままでは終わらない。きっとやってくれる」とファンが期待した今季初戦だったが、15日(日本時間16日)に終えた米男子ゴルフツアーのソニー・オープンで石川は94位と精彩を欠き、106位だった松山英樹(東北福祉大)とともに予選落ちし、期待を裏切る2012年スタートとなった。この体たらくにギャラリーから初めてとも言える“罵声”を浴びた。規格外のプレーで日本男子ゴルフ界をリードし9勝を挙げてきた石川が屈辱をバネにできるか。

 ■屈辱の罵声

 第2ラウンドのホールアウト後、ギャラリースタンドから石川に向けて日本語で罵声が飛んだ。「ヘタクソ! もっとしっかり練習しろ!」。国内ツアーでは、予選落ちしても温かい声援を受け、声援に感謝し活躍の原動力に昇華してきたのとは裏腹で辛辣な言葉だった。石川は何も答えず、顔を上げることもなく、足早にその場を後にしたという。

 大会初出場だった石川は、10日に10時間にわたる練習をこなし、「ショットが良くなってきたので、ゴルフ全体が安定してきた。このショットが試合でできれば最高かな」と仕上がりに自信をのぞかせていた。

 ところが、本番ではドライバーショットが左右にブレる。第1ラウンドのフェアウエー(FW)キープ率は35・71%に低迷しコースマネジメント以前の問題となった。前半こそ1イーグル、1ボギーと耐えたが、後半は3番(パー4)で第1打をコース左の池に入れるなどの乱調さで、2バーディーを奪いながらも2ボギー、1ダブルボギーと崩れた。

 第2ラウンドもFWキープ率は35・71%と改善しなかったのも影響し、4バーディーながらも4ボギー。351ヤードでワンオン可能な10番(パー4)のチャンスホールでも第1打をミスしてバーディーに結びつけられなかった。常に目標に掲げる「1日4バーディー」は達成できたが、ボギーが先行するゴルフではいかんともしがたい。

 ■ファン魅了した鳥肌立つショットは…

 石川が18歳の史上最年少で賞金王に輝いた2009年、傑出した才能についてテレビ解説も務める芹沢信雄プロはこう評していた。「ゴルフを見ていても分かるように『うそだろう』という攻め方をする。優勝した大会でも『ここは無理して来ないでしょう』といったところからピンに来る。あの状況からここには寄らないだろうと思っていたことを彼はするんですよ。僕たちがしゃべっていても『えーっ、うそでしょ』みたいな。見ている方は鳥肌が立つばかりですよ」。まさに石川の魅力そのものだ。

 米女子ツアーでも活躍した岡本綾子さんも同じ年にテレビ解説で「彼は宇宙人だね」と語ったというほどだ。

 最近の石川のプレーぶりには、ファンを魅了したオーラを放ったショットが影を潜めているように思えてならない。結果が出ていないことからも物語る。ただ、石川自身も経験を積んで技術が身についたことによるゴルフの変化について話している。技術向上のため毎日、試行錯誤しているそうで「マスターズで優勝するために全部つながっていると考える。ただその場しのぎの練習はよくない」という。勝てないからといって勝つゴルフに小さくまとまっては、将来はないとの考えだろう。

 ■スーパースターに課された宿命

 とはいえ、スポーツは結果がすべて。勝てなければ忘れ去られる。メジャー14勝を含む71勝するタイガー・ウッズ(米国)ですら、2年余勝利から遠ざかれば、30代にもかかわらず“引退”かとささやかれる。並の選手では味わわない、スーパースターに課された試練だろう。石川は今、第一の試練にさしかかっている。「勝てる実力があって1年近く優勝から遠ざかっているのはスランプといって間違いない。ただ、僕の勝てないのとはまったく違う」と、決してスランプという言葉が今の状態に当てはまらないと否定する。そこまでの実力が備わっていないとの思いだ。

 石川は今季の目標として「メジャー大会や世界選手権シリーズで優勝争いすること」に置く。次戦は1月26日に開幕するファーマーズ・インシュラン・オープン(米カリフォルニア州)。初戦は予選落ちに終わったが「自分としては前向きに捉えている内容。どうしようもない予選落ちではなく、このショットを打っていれば通用すると思えたし、今日のゴルフでも十分にビッグスコアを出せる可能性があると実感した」とあくまで前向きだ。だからだろう。次戦の会場に「早く入ってボールを打ちたい。次は予選通過。そして、いつか優勝争いへとつなげたい」と意欲をたぎらす。辰年を“昇り龍”にするために妥協は許されない。
(産経新聞)