米男子ゴルフツアーの今季2戦目「ソニー・オープン」が12日(日本時間13日未明)、米ハワイ州ホノルルのワイアラエCC(パー70)で開幕。今季初戦を迎えた石川遼(20)は1イーグル、2バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの71でホールアウトした。高山忠洋(33)はイーブン、丸山茂樹(42)は4オーバーだった。日本勢は7人が出場。
10番からスタートした石川は13番のバーディーチャンスを逃すなど我慢のゴルフ。パッティングが不調で16番でボギーを叩いて、スコアを落とした。それでも、10日は10時間超、11日もプロアマ戦後に2時間以上の“特打”をしたかいあってドライバーショットは好調。18番では3メートルのイーグルパットを沈めてようやく笑顔をみせた。
しかし、後半はスコアメークに苦戦。2番でバーディーを奪ったが、3番では池ポチャ、4番でグリーン脇のバンカーに入れるなど、連続ボギーを叩くと、6番では3パットでダブルボギー。最終9番で1つスコアを戻すのが精いっぱいだった。
「ショットが良くなった」と仕上がりには自信をみせていたが、パッティングの課題が浮き彫りとなった今季初戦。「海外遠征は始まったばかり。自分のやるべきことをやっていく」という石川の巻き返しはなるか。
4月のマスターズ・トーナメント出場を果たすためには3月末に世界ランキングで50位以内に入らなければならない。そのため3月まで米ツアーを転戦する。