4日間、ドライバーがフェアウェイにいかず全く自分のゴルフができませんでした。こんなにいいコースで開かれた素晴らしい大会でいいプレーができず本当に悔しいです。普段の何倍も悔しい。もっと自分のプレーで見に来てくれた人たちを盛り上げたかったですね。練習を重ねて、いいドライバーを打てるようになってこれから優勝争いにからんでいきたいです。
20歳の初試合は苦しい4日間になってしまった。滋賀県の琵琶湖カントリー倶楽部で開催された「アジアパシフィック パナソニックオープン」の最終日。ホストプロの石川遼はこの日もドライバーショットが安定せず、スコアを2つ落としトータル3オーバー34位タイで4日間の競技を終えた。
石川は前半でスコアを1つ落としてバックナインへ。後半に入ると13番パー3で昨年大会でのホールイワンを彷彿とさせるスーパーショットで30センチにつけバーディを奪取するが、続く14番ではティショットを右の林に打ち込むミスショットからダブルボギー。15番でもボギーを叩きさらにスコアを落としてしまう。16番パー5では2オンに成功、惜しくもイーグルは逃したがバーディを奪取。後半なんとか見せ場はつくったが、最終日も納得のいくラウンドはできなかった。
「4日間を通してドライバーがフェアウェイにいかず自分のゴルフをさせてもらえなかった」と唇をかんだ石川。「素晴らしいコースで大会の雰囲気も良かった。こういう良い大会で良いプレーができなくて悔しいです。もっと見に来てくれた人たちを盛り上げたかった」。悔しい思いは尽きないが後ろばかりも見ていられない。「しっかりと練習を重ねて、試合で良いドライバーショットを沢山打てるようになって、優勝争いに加われるしたい」。来週はホスト大会3連戦の締め「コカ・コーラ東海クラシック」。「良くなる予感は感じました」09年に制したこともある相性のいい大会で、今週のリベンジを果たせるか。
【最終結果】
優勝:平塚哲二(-8)
2位T:金度勲(キム・ドフン)(-5)
2位T:S・K・ホ(-5)
4位T:武藤俊憲(-4)
4位T:ジーブ・ミルカ・シン(-4)
4位T:ジェイブ・クルーガー(-4)
4位T:藤田寛之(-4)
4位T:丸山大輔(-4)
9位T:矢野東(-3)他2名
30位T:池田勇太(+2)他3名
34位T:石川遼(+3)他3名
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