男子ツアーの今季最終戦、日本シリーズJTカップ第2日(3日、東京・東京よみうりCC=7016ヤード、パー70)逆転賞金王に向け、優勝が条件となる賞金ランク2位の石川遼(19)は9バーディー1ボギーの62とスコアを伸ばし、首位と6打差の6位に急浮上した。首位は通算8アンダーの池田勇太(24)が守った。
6オーバーの最下位から出た石川だったが2日目は絶好調。3番、4番で連続バーディーを決めるなど前半だけで4つスコアを伸ばすと、後半も5つのバーディーを奪う猛チャージ。18番ではラフからのアプローチを直接沈め、豪快なガッツポーズも見せた。この日だけで石川は8つスコアを伸ばし通算2アンダー。首位と6打差の6位と一気に順位を上げた。
賞金ランク3位の池田勇太(24)は前半にスコアを崩すも、終盤に連続バーディーを奪い5バーディー2ボギー1ダブルボギーで通算8アンダー。首位を守った。同ランク1位の金庚泰(韓国)は4番、5番で連続ボギーを叩くなど1バーディー4ボギー。通算1アンダーで10位に後退した。
1億7611万円で現在賞金ランク首位に立つ金庚泰とは、石川が2900万円、池田が3600万円差をつけられている。逆転賞金王には、ともに今大会に優勝し、さらに金庚泰の順位が、石川の場合は3人以上の2位以下、池田は8位タイ以下となることが条件となる。