東京在住時はジャズ喫茶巡りに精を出していた。まだ知らぬジャズ喫茶を発見するとワクワクしたものだ。東北に移住してからは、そういうことはなくなった。でも実は秋田県内にも、それなりの数のジャズ喫茶は存在する。それどころか最近になって開業したジャズ喫茶も多い。このご時世で「儲からない」ジャズ喫茶を開業するくらいだから、そのマスターはジャズ好きで良い人に決まっている。今回お邪魔した角館のKenny Toneも、そんな店の一つだった。
昨年(2022年)の7月にオープンと聞いていたが、店自体は年季が入っている。恐らく、元々喫茶店だった店舗なのだろう。内装は思ったよりもジャズ喫茶だった。正統的なジャズ喫茶の趣だ。スピーカーはアルテック・ランシングで、LPレコードとCDで鳴らしている。ここに来る前に角館の武家屋敷通りで珈琲を飲んだ。本格的な濃い珈琲だった。ここでjはレモンスカッシュを頂いた。瀬戸内産の無農薬レモンを使っていると書いてあった。とてもさっぱりして美味しかった。初回なのでそれほど話をしなかったが、優しいマスターで、ベースが良いアルバムを希望すると鈴木良雄さんのアルバム(写真ラスト)を掛けてくれた。アルテックのスピーカーは柔らかくリアルな音を奏でていた。また再訪したい。武家屋敷通りを歩いてから、ジャズを聴く。なかなか有意義な時間になりそうだ。次は珈琲を飲みたいと思う。
こういう形態の店が、これだけあるのは日本だけのようですね。ジャズカフェではなく、ジャズ「喫茶」という感じが良いですね。
こういう喫茶店が海外の人に人気という紹介がありました。
雰囲気だけで素敵ですね。
空いていて、いわゆるカフェより安いコーヒー代だけで高品質のスピーカーからジャズが聴ける。最高ですよ。常連云々は全く気にしなくて大丈夫です。
そうやって熟成された道具、技、センス。
スピーカーがアルテックというのも良いですよね。
老舗のジャズ喫茶みたいな雰囲気でした。
ご本人から聞いたのではないですが、マスターは元校長先生で、リタイアしたらジャズ喫茶をやると決めていたそうです。
腰が低くて、丁寧なので、学校の先生とは思いませんでした。素敵な先生だったのでしょうね。
秋田には、モーニンとかtempo(週末のみ営業)とか、他にも新しめのジャズ喫茶がありますよ。
写真を拝見すると、少なくとも10年は営業を続けているジャズ喫茶かと勘違いしそです。とても良い雰囲気のお店ですね。
角館、恐るべしで、こんなお店があるとは。ご紹介ありがとうございます。もう、完全リタイアして、ジャズ喫茶行脚の旅に出たいとつくづく思わされました。