【読書感想文】老いかた道場

気温も下がってきて、
いよいよ秋本番です。

食欲・スポーツ・芸術と色々あるけど、
読書はやはり外せないでしょ。

ということで、
図書館で借りてきた本は、

「老いかた道場」
　早川一光　著

気に入ったフレーズを載せます。

【命が完結するところまで生き抜く努力をすることが、
　老いて、やがて死ぬコツです。】
→

【死ぬ覚悟は、生きる覚悟。】
→生まれたら、死ぬまで生きるしかない。
　生きている誰にでも訪れるものは死で、
　全世界、全時代において例外はないはず。
　【死ぬ覚悟】とは私達は必ず死ぬという認識。
　これなしで本当の意味での満足いく人生はおくれない。
　いかに死ぬか、
　どんな気持ちで逝けるか、
　は死ぬまでに送ってきた生の過程で決まる。
　一生懸命生きてきたかで決まる。

【積極的に病む。病気の中から何かを掴む】
→なるほど！
　と、思いましたね。
　病気をただの不幸と思わずに、
　「しめしめ、これで健康のありがたさが再確認できるぞ！」
　と考える。
　「どうして病気になったのだろうと？」
　と生活習慣を見直すきっかけにする。
　嫌な事をイヤと思うことは誰にでも出来るけれど、
　嫌な事からプラスになる事を見つけ出すことは誰にでも出来ない。
　これが出来たら、か～なり人間レベル高いよね。
　ごちそうさまでした。

【自分の死を見つめながら生きる】
→私は２４歳なので若い部類に入ると思います。
　でも２４歳だからといってもいつ死ぬか分かりません。
　サプリメントもとっているし、
　運動もしっかり行っている。
　頭も大分覚えが悪くなったけど、まだボケちゃいない。
　でも、次のキーボードを打った瞬間死ぬかもしれません。
　地震。
　殺人。
　脳梗塞。
　飛行機墜落。
　地球に隕石衝突。
　色々な確率の中で私達の命は続いています。
　あーあ、私の出来る努力なんて小さなものですな～。
　サプリメント？運動？
　隕石の前では余りに無力！
　それでも延命の努力はするのです！！
　出来ることをやり尽くして、
　それでもどうにもならない死なら素直に受け入れられると思います。
　
　私は明日死ぬと分かったら恐らくもの凄く後悔するでしょう。
　「なんでもっとあの時に！！」
　という気持ちが湧いてくるでしょう。
　これは毎日を死を意識して生きてこなかったからですね。
　明日死ぬのならば、
　今日のうちにやりたいことは全部片づけてしまわないといけません。
　それこそ一分、一秒を大事に生きるはずです。
　この自分の死を意識した毎日の連続が、
　後悔のない人生になるのでしょう。
　それが、
　【自分の死を見つめながら生きる】
　という言葉の意味です。

　死があることで生が引き立つと言うのかな？
　私も死ぬ際にゴチャゴチャ後悔したくない。
　「あぁーあ、満足、満足な人生だった・・・」
　と言って死ぬために明日からまた頑張ろうと思う！！