今更ながら知った事実だが、地方の新聞に
「東日本大震災への義援金が各国・地域で最多になったのが
２００億円超にもなったのが台湾だったという。
そのことに感謝の思いを伝える台湾行バスツアーが「クロフネカンパニー」主催で
４月７日～９日に開催され、全国から６２人が参加したその様子が記されてあった。
その一行は人通りの多い数十か所でバスを降り
「３．１１ありがとう 台湾頑張れ」と中国語で書いたのぼりを掲げて歩いた。
そのことは、どこでも想像以上の歓待を受け「礼を言う必要はないよ。寄付をしたのは
当たり前のことをしただけ」とか、高齢の男性が「食費を全て寄付をし、息子や娘に
頭を下げて食べさせてもらった」という話などを聞いたという。
また、戦死をした日本兵を祭る為に造られた施設「鎮安堂」では
毎日「君が代」を流してくれているのだという。
このツアーに参加した男性は「台湾の人から日本人が忘れている日本の心”
日本人の良さ”を学んだ」と日本人としての誇りを持てたと語っている。
私も熱い感謝の気持ちが体中に溢れ、もっと台湾を知らなければと心から思ったのだった。
この頃の私は、ボランティアの会について悶々としている。
時々、会議や集まりに行くときに、占い頼みで見ていくときがある。
自分はどんな発言や、行動をとればいいのか参考にするためだけれど、内容はすぐ忘れる。
さっき見てきたのには次のように書かれていた。
「4rankoさん、あれこれ思い悩んでいた物事はありますか？ 今日は、悩んでいたことに対して、画期的な秘策を思いつくかもしれません。
洗濯をしたり、洗面所などの汚れを洗い落としてみましょう。
4rankoさんの中で思考をじゃましていた要素も取り除かれて、視界が開けていくでしょう。
あとは一歩を踏み出せば、大きな進歩が期待できます。
落ち込んでいた場合も、気力が回復していくはずです。」
何だか見透かされているような気がしたが、早く見ればよかった。
総会資料の仕上げで忙しくて、洗濯も洗面所も掃除していなかった・・・。
遅かった春が訪れ、庭の福寿草もようやく気持ちよさそうに咲き出した。
私の好きな春が来たというのに、先日のボランティアの役員会での出来事が
私の心に大きくのしかかり気が晴れない。
役員改選のことで言い合いになり、人の本性を見てしまった思いが頭から離れない。
いつも物知りで冷静な人に映っていた人がどうして突然威圧的な行為をしてしまうのだろう。
夫の父母を介護するころから変わってきたのか、今回で２度目だった。
人は追いつめられているときに本性は出てしまうのかもしれない。
それにしても、会のためと、言われるままに誰にも手伝ってもらえない総会への資料作り。
今回はいろんな重要な問題が次々と現れ、大量の資料作りに追われているのだけれど
そんな自分に、フッと虚しさを感じてしまう。
たまたま引き受けた会計の監査も無事済み、暖かい日和の中歩いていて
ちょっと覗いてみようかと町会の老人クラブをを訪ねた。
私は誘われて６０歳前から入会をしていたのだが、昨日は４人が残っていた。
お話を聞くと町会からの補助が５万円もカットされたとか。
会員は少なくなるし、遠方から来ている婦人会長もホトホト困り果てていた。
私はその話を聞いてから、ずっと憤っている。
町会の役員は（私もそうだが）毎月の会合後、夜９時半までも開いている宴会を
止めようともせず、いくら一部とは言え老人の生きがいの補助を減らすなんて。
ましてや町会長は老人クラブの会長でもあり、もう８０歳も過ぎている。
予算を減らすより、皆が来られるような老人クラブを提案したらいいだろうに。
とは言え、私は今でも身が持たないほどボランティアに忙しくて
以上のことを言える自信は無い。
「じゃあ！ あんたがやったら！？」と言われるのは目に見えているからだ。
