男女平等参画から見た災害復興について、男女共同参画と
災害・復興ネットワーク代表の堂本暁子・前千葉県知事の基調講演があった。
堂本さんは東日本大震災の被災地訪問の経験をとおして
今回の講演で全国46箇所目になるとのこと。
やはり女性ならではの視点で問題点を話してくださった。
避難所運営が男性中心なため、着替えのための間仕切りがない、
食事作りの担い手が女性が疲れ果てていようともそれが当たり前だったり
生理用品の配布まで男性だったため受け取りづらかった等など。
堂本さんは「被災者の声を反映させることが本当の意味での男女平等参画。
平常時から参画が実現する地域づくりが結果的に災害に強いマチになるし
ジェンダー、傷害の有無、地域、年齢、宗教、階層、社会の亀裂
格差などあらゆる差別を排除しニーズの違いを解消していくことが大切」と話された。
講演の最後に
加藤登紀子さんの「今 どこにいますか」の曲が
震災復興への訪問画像と共に流れみんな聞き入っていた。
堂本さんの講演は、具体的で分かりやすくその後開催された
男女平等参画の視点を踏まえた防災の在り方についての
関係者のパネルディスカッションも現地を見てきた方々だけあって説得力があり
「もっと沢山の方々に聞いて欲しかった」それが参加者の感想だった。