日々の想いを

例え辛い日があろうとも 目の前のことをひたすらに坦々と。

疑問だった「胃ろう」 ②

2012-01-30 15:49:25 | Weblog



最新、高度な医療を全て注ぎ込む事は
必ずしも最善の選択ではないと判断した。
表明の改定は11年ぶり。

高齢者の終末期における「最善の医療およびケア」を
「必ずしも最新もしくは高度の医療やケアの技術すべてを
注ぎ込むことを意味するものではない」と明記し
「残された期間の生活の質(QOL)を大切にするものだ」との考えを示した。

具体的には「本人の尊厳を損ねたり、苦痛が増えたりする可能性があるときは
差し控えや撤退を考慮する必要がある」と記された。

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以上が新聞記事だが、あまりにも延命のみを考えたような「胃ろう」には
疑問を感じたり、医師からの話があると命に繋がるゆえ思い悩む事だった。

高齢者本人との意思疎通が出来ないのであれば本人の身になって
考えてやるのが一番だし、医師もそのように家族にお話をしていただきたい。


疑問だった「胃ろう」 ①

2012-01-29 20:44:46 | Weblog

亡くなった父と姑の介護をしていて、色々な方々の終末期を目にした。

父が1年間お世話になった療養型の病院では、どの病室も食事のワゴンは来る事も無く
そろって栄養補給だった。

父は誤嚥性肺炎だった事もあって口からは、いっさい食べられず点滴で命を繋ぎ
手は胸の上で硬くなっていった。

最後の方で医師から「胃ろう」の話があったが94歳と言う事も有り
私達兄弟の考えは「これ以上、本人が何をされるか分からないでの
手術はかわいそうだ」ということになった。

姑にときもそのような話はあったが、そうなる前に身体が何も受け付けなくなっていった。

今回、日本老年医学会は胃ろうや人工呼吸器の装着は慎重に検討し
差し控えや中止も選択肢として考慮するとの「立場表明」をまとめたという。

・・・ 30日につづく・・・

進まぬ震災のがれき処理

2012-01-27 20:06:08 | Weblog
わが街の新聞社が発行している地方紙の有る記事を見て考え込んでしまった。
それは近隣の街の「震災のがれき処理」についてだった。

その街の見解は、被災地の復興支援には協力するが現在の基準では
がれきは受け入れられないというもの。
だからと言って、新たな基準が示されれば受け入れるのかといえば、
そう言うわけにもはいかないのだそうだ。

その街の基幹産業は全国的にも有名な観光で今ようやく震災直後の危機的な
状況からは脱し外国人観光客も戻りつつあるという。

ある観光関係者は「海外は原発事故に相当敏感」と、風評被害を懸念しており
被災地からのがれき搬入そのものに対する感情論も根強いのだという。

だから国や道が明確な処理方針を早期に示してくれれば市民も
感情論だけでなく客観的に考える必要があるだろうということだった。

復興への協力したいと言う気持ちは有っても、現実の不安を考えると
簡単には行かないと言う事だろう。

大きく羽ばたいてが道民の願い

2012-01-25 00:00:00 | Weblog
1月24日札幌ドームは大リーグのレンジャーズに移籍する
ダルビッシュ有投手の退団会見の場だった。

1万人超のファンはそれぞれの想いの眼でダルビッシュを見
別れのことばを待った。

そして 25歳というのにファンへ優しい言葉を残した。
「北海道を離れる事はさびしい」
「最終的にまたここに戻ってこれたら嬉しい」と
お婆ちゃんや、お母さん、そして恋人や姉妹のような女性が
涙するような言葉を残して去って行った。

身体に気をつけて世界の球界に名を残すような
「世界のダルビッシュ有」になって欲しい。

哀しい孤独死

2012-01-22 14:22:39 | Weblog
年が明けてから、物騒な事件による殺人事件や、火事による焼死、除雪からの転落死が報道されているが、
哀しい孤独死も相次いでいる。

この「絆」が叫ばれている時にあって、防ぐ事ができなかったのかと残念で哀しい。

・札幌で、まだ40歳と42歳の姉妹が痩せ細って亡くなっていた。
電気とガスは昨年12月頃から止まっていた。
現金4万円が有ったが冷蔵庫の中は空っぽだった。
玄関のドアは施錠されていなかった。
先に世話をしていた姉が倒れ知的障害の妹には、なすすべもなかったのだろう。

・釧路で死後約20日も経ったと思われる84歳と72歳の夫婦の凍死体が発見された。
認知症の夫を世話していた妻が病死し、灯油が切れたとき夫は凍死をしたのだろう。

私も町会の役員に無理やり誘われてなったが、その役員さえ成り手が無い。
軒並み高齢化していて世話人を探すのも大変になってきている。
それに増して、個人情報厳守というのが足かせになり一歩先へ進めない。

何とかしないと今後に灯りが見えない。
みんなで真剣に考えなければならないことだろう。

競走馬が中国市場に!

2012-01-19 16:20:55 | Weblog
競走馬の最大生産地、道内の馬生産者が経済成長目覚しい中国では
オーナーとなれるほどの富裕層が増えたことから、中国に活路を求めているという。

しかし、今はまだ中国では賭け事の競馬は禁止との事だが、
将来認められる可能性もあるし、金銭を掛けない「速度競馬」はあり
馬の所有はステータスの高さを示すとして富裕層に人気が有り
日本馬は成績が良くて注目されているそうだ。

まだ検疫などに100日を越える事や、馬を預ける費用がかさむなど
買い手の負担の大きさが簡素化されれば、道内の育成レベルが
評価されており販路が拡大され市場が活性化すると期待されている。

四十九日を終え

2012-01-18 00:00:00 | Weblog
団子作りばかりの3年間だったが、1月18日の姑の49日法要でひと段落着いた。

この頃は、立て続けに亡くなった3人の身内への想いがつのり
寂しさが身体の隅々にまで感じてしまう。

特に、長男への愛おしさが堰(せき)を切ったようにあふれ出てきて
常に脳裏を駆け巡っている。

時は冬、「季節性感情障害」と言うのもあるらしいので気をつけなければと
思いつつ日々を更に坦々と生きていかなければと、気を引き締めたりもしている。

三秒だけ

2012-01-16 11:39:55 | Weblog
新聞の「天声人語」に書かれて有った事。

「暴言にめげず老いを生きる」と投稿した女性は病院内の現金預け払い機でもたつき
「さっさとやれ!」と怒鳴られたと言う。

「三秒だけ待って下さい。履けるのです。飛んできて靴を履かせないで」
介護されていながら自立を頑張っている人の悲痛な言葉なのだろう。

もたついていると気になるのか、腹立たしいのかすぐ手を出したりする人がいるが、
それは、親切でも何でもなくて、少しの間様子見をして「待ってやること」
そのことが、これからの高齢者時代に心掛けて欲しい事なのだろう。

認知症に思う

2012-01-14 15:46:49 | Weblog
年明け間もなく道を歩いていたら、何日か経ったような血のあとらしき物があった。

連れの女性が「1,2日ほど前、警察や消防がそこで大騒ぎをしていたのだ」と言う。

夕方になって、ある女性が市の総合病院で何やら意味の通じない応対の末
行方不明になっており警察が捜していたところ保護されたが
名前は言えるけれど、連絡先が分からないのだという。

間もなく警察の方で親戚を探し出し、引き取られて行ったらしいが
その後の話から、その血のあとは夫が転倒し頭骸骨を骨折したものだったと分かった。

この街の一角でさえ、最近認知症になっているとの話がずい分と聞かれるようになった。

一人暮らしの人はもちろん、二人暮らしでも、認知症になっているという
そんな感じがしたら、警察や関係機関に連絡先や保護してもらう願いを
届け出るようにしなければならない。

関係機関も積極的にそれを推し進めなければならないのではと痛感した。

年始めの仕事

2012-01-13 00:00:00 | Weblog
1月1日からの姑の初命日などで正月も無い喪中の、さ中
私はボランティアの事務局長として色んな準備をし通しだった。

沢山の各地への枚数を分別した書類の山を持ち運んで会議は済んだ。
次長が居るのに何も仕事は減る事が無く負担は増えるばかり。

こんな状況で10月にある広範囲の一大行事が成し遂げられるのだろうか。
不安ばかりが押し寄せ今から疲れてしまっている。