先月から私達夫婦は色んなお手伝いや町会行事に追われ疲れ果てていた。
そんな時、私の父方の伯母が亡くなったと知らせが入った。
連日の行事でどうしようかと迷ったが、その2日間だけ何の問題もない事を知り
夫の運転で片道5時間の距離を走らせて参列をしてきた。
伯母は、戦争未亡人で娘も一人いたが、火事で全焼した父の兄(伯父)と再婚をした。
それを推し進めたのは父だった。
だから、伯母はいつもいつも父に感謝をしていた。
しかし、先妻の子3人と伯父との間に生まれた息子を育てながら何もない所から
再建させるのにはどれ程の苦労と悩みが有ったことだろう。
幸せな結婚をしたかと思っていた、嫁ぎ先に置いて来た愛娘には先立たれ
母親としての気持ちを考えると、どんなに辛かったことかと、いつも伯母の心を思っていた。
その伯母も100歳を迎えて大往生だった。
遺影は幸せそうであり、沢山の小さい曾孫、孫、子ども、親戚に見送られ
伯母の長い年月の努力は報われたと感じた。
そして、久々に従弟や父などを知っている方々にお会いし、お話が盛り上がった。
私に来てほしくて私の都合の良い日に亡くなってくれたと
自分勝手に思いながら伯母に感謝をしている。