かつてボランティアの仲間でもあり、人生の先輩であった方達の
例年の年賀状の様子が変わり気にしていたが、知人に聞いたところ
転んで骨折をしたりして、物事への認知も怪しげになっているという。
お二人とも「このような歳の重ね方をしたい」と思える方々だったことから
私の心も落ち込みがちだった。
そんな時、NHK番組でサンドウィッチマンの、東京の子ども病院で、2日間ラジオ局を開設し
患者さんや家族の日ごろ言えない気持ちを、リクエスト曲とともに聞いていくというドキュメンタリーがあった。
ほとんどが生後間もなくから闘病を強いられた子供や家族だった。
自分の病気を恨むことなく、その現実を受け止め、時にはユーモアかと思えるような
健気な言葉が飛び出してくる。
その達観したような子ども達に、後期高齢者になるまで生きて来た私自身の悩みなど
とても敵わないと、涙と共に引き込まれていた。