東京オペラシティで現在開催されている「F1 疾走するデザイン」を見に行きました。
歴戦の名車が展示されていて、車好きには最高の展示でしたね。車に詳しくない人は、詳しい方の同行があるとより楽しめると思いますw
印象に残ったのを4点ほど。
①『チームロータス Type77』の複雑なサスペンション形状(画像参照)
この車は、1976年に活躍した車なのですが、斬新なサスペンション形状が印象的でした。会場でのスケッチを元に、絵に描いてみましたw 右側がタイヤで、左側が車体。タイヤが上下に揺れると、左上の黄緑色の点が支点となり、てこの原理でバネが伸縮するという仕組み。
このマシンには、後輪のディスクブレーキが車体中央に位置していたりと、バネ下重量軽減のための斬新な機構が満載でした。
②エキゾーストマニホールドの形
エンジンから出る排気ガスを流す管で、エンジンに最も近い部品のことです。F1エンジンは毎秒650Lの排気ガスを出すのですが、その超高速・高温気流を無駄なく流すための形状が、まるで動脈血管のようで圧倒的でした。高温排気流のため、管が熱で赤く光っている様子の映像も印象的でしたね。
③溶けたタイヤ
F1タイヤは高速走行時に加熱され、表面がネバネバになる事で路面との摩擦を得ています。
と話で言うと簡単な事ですが、実物は・・・凄いです!!
走行後のタイヤの展示があったのですが、表面に黒い『ガム』みたいなのが沢山くっついていました。高速で摩擦して飛散したのを、レース終了後の1周で(重量合わせのために)集めるというのは聞いた事がありましたが、これほどとは思いませんでした。
④空力パーツ
ご存知の通り、F1には前後に大きなハネ(ウィング)があります。近代F1では、さらに小さなハネがボディのいたるところに装着されていて、空力対策が行われています。
ちなみに、『フェラーリF2005』には20枚以上のウィングが搭載されていました。小さなものでは、5cm四方しかないものもあり、緻密な空力対策には驚きです。
そんなわけで・・・
(③はデザインとは関係ないですが、)機能を極限まで煮詰めた物に宿る『機能美』を体感する事ができた展示でした。「著名なデザイン家○○氏設計」というのも良いのですが、個人的には『機能美』の方に魅力を感じます。
最後に、会場にあった文章を引用したいと思います。
「開拓者精神によって、自ら新しい世界に挑み、失敗・反省・勇気という3つの道具を繰り返して使う事によってのみ、最後の成功という結果に達することができると私は信じています。 本田宗一郎」
歴戦の名車が展示されていて、車好きには最高の展示でしたね。車に詳しくない人は、詳しい方の同行があるとより楽しめると思いますw
印象に残ったのを4点ほど。
①『チームロータス Type77』の複雑なサスペンション形状(画像参照)
この車は、1976年に活躍した車なのですが、斬新なサスペンション形状が印象的でした。会場でのスケッチを元に、絵に描いてみましたw 右側がタイヤで、左側が車体。タイヤが上下に揺れると、左上の黄緑色の点が支点となり、てこの原理でバネが伸縮するという仕組み。
このマシンには、後輪のディスクブレーキが車体中央に位置していたりと、バネ下重量軽減のための斬新な機構が満載でした。
②エキゾーストマニホールドの形
エンジンから出る排気ガスを流す管で、エンジンに最も近い部品のことです。F1エンジンは毎秒650Lの排気ガスを出すのですが、その超高速・高温気流を無駄なく流すための形状が、まるで動脈血管のようで圧倒的でした。高温排気流のため、管が熱で赤く光っている様子の映像も印象的でしたね。
③溶けたタイヤ
F1タイヤは高速走行時に加熱され、表面がネバネバになる事で路面との摩擦を得ています。
と話で言うと簡単な事ですが、実物は・・・凄いです!!
走行後のタイヤの展示があったのですが、表面に黒い『ガム』みたいなのが沢山くっついていました。高速で摩擦して飛散したのを、レース終了後の1周で(重量合わせのために)集めるというのは聞いた事がありましたが、これほどとは思いませんでした。
④空力パーツ
ご存知の通り、F1には前後に大きなハネ(ウィング)があります。近代F1では、さらに小さなハネがボディのいたるところに装着されていて、空力対策が行われています。
ちなみに、『フェラーリF2005』には20枚以上のウィングが搭載されていました。小さなものでは、5cm四方しかないものもあり、緻密な空力対策には驚きです。
そんなわけで・・・
(③はデザインとは関係ないですが、)機能を極限まで煮詰めた物に宿る『機能美』を体感する事ができた展示でした。「著名なデザイン家○○氏設計」というのも良いのですが、個人的には『機能美』の方に魅力を感じます。
最後に、会場にあった文章を引用したいと思います。
「開拓者精神によって、自ら新しい世界に挑み、失敗・反省・勇気という3つの道具を繰り返して使う事によってのみ、最後の成功という結果に達することができると私は信じています。 本田宗一郎」
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