南の海のワナビ

小説家を目指す「南野海」の野望ははたして達成されるのか?

なんじゃこりゃあ「デス・プルーフ」

2008-05-06 22:24:58 | 映画
 TSUTAYAで借りてきたタランティーノ監督の「デスプルーフ」見ました。
 これって、ちょっと前に見た「プラネット・テラー」と二本立てでやったらしいですが、正直いって負けてるな。
 突き抜けた馬鹿さでは、どう考えてもあっちが上です。
 ただこの映画非常に変わった作りをしておりまして、そういう意味ではかなり意表を突かれました。
 まず、物語はアメリカのどっか(田舎の方)で、ビッチがえんえんとおしゃべりをしています。それもくだらないことばかり。
 さらに酒場でこんどはドキュンがそいつらをどうやってこますか、話し合います。
 それをじっと聞いているスタントマン・マイク(カート・ラッセル)。これまた女を口説こうとします。
 話がちっとも進みやがりません。
 そんな調子でバーで一夜を明かし、お開きに。スタントマン・マイクは金髪の女の子をひとり、車で送り、他の女たちもべつの車で帰ります。
 ところがここからストーリーが激変。スタントマン・マイク、本性丸出し。
 なんでもマイクの車はデスプルーフ。ウォータープルーフ(防水)と違い、死なない仕様。
 マイク、助手席の女の子を殺したあと、他の女の子の車に正面衝突。
 女の子、全員即死。スタントマン・マイク、怪我しただけ。
 おいおい、あの女の子(CSIニューヨークのエイデンのひと)主役じゃなかったのかよ? あっさり死んじゃったぞ。
 そうです。彼女たちは主役でもなんでもありませんでした。ただの前振りです。
 それから数ヶ月後。怪我から復帰したスタントマン・マイク、今度はべつの獲物を狙います。
 またしてもビッチのおしゃべりがえんえんと続きます。(なんとからならんのか、これ?)
 しかし、このビッチ軍団。前のより数段ビッチだった。
 なんと中古車を史上という名目で乗り回し、走りながらボンネットの上に乗ってひゃっほ~っ。
 まったく近頃の若いもんは……っていうレベルじゃねえぞ。
 そこにスタントマン・マイク出現。後ろからガンガンぶつけあおります。さんざんからかいますが、ビッチに発砲されて、殺さずに逃げ去ります。
 しかし、ここからがこの映画の本番だった。今までだるかったけど、こっからは燃えるぜ。
 ビッチ軍団の逆襲。スタントマン・マイク涙目。
 逃げても逃げても追ってくるビッチ軍団。
 最後にスタントマン・マイクの車、クラッシュ。その後、ビッチ軍団にぼこぼこにされて死亡。
 あれ? 終わっちゃったぞ(笑)。

 なんて唐突なんだ!
 やっと面白くなってきたと思ったら、突然終わりやがった。
 ちょっとマニアックすぎませんか、これ?


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