どうもどうも。DWJでおます。
ニコ生でDWJというコテハンしてゆっくりに読み上げてもらうと、
なぜか「ドウジ」と読まれるようです。それもいいなぁ、と思い始めた今日この頃です。
さて、今回は、運良く(運悪く)ブルーレイディスク(以下BD)を研磨機会が訪れたので、
その報告やらナンやらとなります。
何回かディスク研磨に関しては書いてきましたが、ある意味集大成となる内容といえましょう。
あ、ここで定番のを。
以下の内容は、DWJの独断と偏見と自分勝手と、5年近くにわたるディスク研磨から得た知識から、
私自身が考えた、もしくは業者やサイトを参考にし、自己解釈などをした内要です。
なので、解からない人にはさっぱりかもしれませんが、まぁ、そこはそれで。
あと、キズを何らかのもので埋めて修復する方法は取り扱っておりません。
なので、ディスクを削らずに修復したい方は参考になりませんのであしからず。
それと、あらかじめ光ディスクのWIKIで、どういうモノなのかを参考にすると、より解かりやすくなります。
ぶっちゃけ、それを知らずに研磨すると、必ず痛い目に逢うので注意です。
CDとDVDとBDは、光を媒体にはしているものの、形態は全く違うものであると言えましょう。
それにより、色々変わってくるのですよ。データ層の位置が一番問題かねぇ・・・うん。
ま、そんな訳で、上記をゴックン!プハー!マズイ!モウイッパイ!!出来る方だけ、先をお読みください。
ちなみに、私が使っているのは、ケンマックさんのケンマックCDという研磨機です。
基本的にセットなどは自分で行い、スイッチを入れて回す、と言ったものです。
G3だったか3Gだったかは、基本セットすればあとはほぼ自動です。
放熱性が高く、また、研磨力が高いので、全自動のようにロールバフだけで行う研磨ではないため、
ハードコート商品のキズを、ハードコートもろとも削り取れるアイテムもあります。
その分、時間帯あたりの研磨枚数は、おのずと少なくなりますが、
常にキズに対してその場その場で対応できるため、ある意味誰でも使えると言うものではないかもしれません。
研磨シート(研磨紙みたいなの)の状態や、キズの深さで工程を繰り返したり、省いたりします。
変わりに、幅広いキズの対応が出来、ある種万能であると言えます。
そのおかげか、色々出来るので、今回はBDをやってみた、という事です。
興味はあるが解からない方は、ケンマックさんの公式サイトがあるので、そちらを参照してください。
使っているシートは、荒削り3点セット(600番、1000番、1500番の特殊なシート)、
1000番、1100番、1200番の通常研磨シート、
フェルトバフ&12C研磨剤の中間仕上げ、スポンジバフ&30C研磨剤の仕上げ、
スポンジバフ&404Cの鏡面仕上げ研磨剤です。
他にも、ディスクガード?(ディスク外周が削れ過ぎないようにするガード)も使っています。
解かる・・・かな?知らない人にはわからないかもしれないけど、
要は、数字が小さいほどザラザラ荒くで深く荒く削れて、数字が大きいほどサラサラ細かくて浅く細かく削れる。
・・・まぁ、いいか。
個人的に全自動はあんまりオススメできませんね。
ディスク一枚一枚をしっかり見て作業できないし・・・まぁ、薄い傷をそっちに回せば効率いいけど、
小さなレンタルビデオ店で全自動使う程度のキズなんざ、研磨しねぇってのw
・・・・それはどうでもいいか・・・
あと、前知識。
通常、「BDが研磨可能」と言われている機械、もしくは業者ですが、
それらは解かりやすく言うと、「乗せられるだけ」となります。
実際、傷が深ければ不可で、極薄い傷をごまかす程度しか出来ません。
0.01程度のキズでも、実際BDにとっては致命的です。
その辺でBD研磨可能と言っているからと油断すると、悲惨な結果が待ち受けています。
二層式のBDはDVDの10倍以上の容量を持ちます。
それは、BDに書かれている「記号」が、DVDの5分の1の細かさ×2層という事です。解かりやすく言えば。
つまり、DVDの5倍傷に弱いと言っても過言ではありません。
取り扱いには注意しましょう。
さて、まず、二枚のBDが再生不良確認済みで、研磨行きになっていました。
傷の深さは、おそらく薄い0.01程度もないものと、深めの0.04程度のものでしょうか?
計ったわけではないので解かりませんが、そんなもんだと思ってください。
まずは薄い傷を研磨しました。
と言っても、実際「削る」というよりも、磨くと言う工程になりますが、BD用の研磨シートを使い、
数回研磨してみました。
・・・・が、あまりにも微妙でしたね。やっぱり。以前書いた通り、極薄いキズ程度しか落とせないらしく、
キズは一向に薄くなりません。
そこで、それとは別の、仕上げ前の段階のもので磨いてみました。
研磨剤は12Cと書かれており、それぐらいの荒さのものです。
実際、ハードコート(以下HC)で傷があり、それの緩和処理などにも使っていたので、同じようなものです。
ただし、通常で使うのとは回数が違い、10回以上かけなければほとんど変化はありません。
それほどHCとは対磨耗性が高いのです。が、圧力には通常通りなので、キズ付くときはキズつきます。
それはそれとして、磨いているうちにキズが段々と薄くなり、ある程度落ちたら再生チェックです。
PS3を持っている私は自宅に持ち帰り、チェックしたところ、再生可能となりました。
普段なら見逃す程度のキズでも止まるのですから、困ったものです。
まぁ、この程度なら、誰でも対処可能と言えるでしょう。
それに運良く、HCの皮膜が0.01以上だったからかもしれません。
キズの深さを3分の1程度にしたと思いますが、それでもまだ不安が残ります。
また再生不良の報告があった場合は、さらにキズを落とさなければなりませんね・・・
そこまではまぁ、良かったのですよ。
たいした事もしていないし・・・ねぇ・・・
しかし問題は深いキズの方です。
こればっかりはHCを落として削り込むしかないので、店長の許可を得てから、HC除去作業に入りました。
ケンマックCDには、荒削り3点セットというものがあり、最大600番と言う非常に荒い研磨シートが使えます。
その研磨力は、新品であれば、HCを一回で落としきるほどのものです。それでまずHCを落とします。
と、ここで問題が。
通常、荒削りを行った後、段々細かいシートできれいにしてゆくのですが、途中からさっぱりキレイになりません。
それどころか、まるで、「通常のシートでHCを削ってしまったときのように削れず傷だけが付く」状態になっていました。
おかしいな・・・まだHCが落ち切っていないのか?と思い、もう一度荒削りを行いましたが、
荒削り1000番以降から、また同じように削れなくなっていました。
これはどういうことだ?
そう思い、ためしに5回ほどフェルトバフで磨きを行ったところ、表面がきれいになっていき、
ためしに爪で引っかいてみると・・・
なんと、傷が付かないのです。
通常、このフェルトバフ(中間仕上げ)工程で行ったDVDのディスク面は、
実際まだまだ粗く、少しモヤがかかった状態で、爪で引っかくと、跡が残るのです。
しかし、そこでキズが付かない、となると、それはHCでよく見られる状態でした。
「・・・」
絶句しました。相当削ったにもかかわらず、そこはまだHCだったのです。
なれば、と思い、フェルトバフで磨き続けた結果、表面が少しずつきれいになっていきました。
このまま行けば、キレいになって・・・・
しかし、手遅れでした。
すでに外周は保護層がほとんど無く、ついにはデータ層がむき出しになっていました。
(HC層と思われるものが剥離し、データ層と思われるものがむき出しになっていた。)
こうなってはもう手遅れです。そこであきらめました。
が、いい実験台なので、もう少し削り込んでみると、面白いことが解かりました。
通常、BDは、
HC皮膜(0.005~0.03mm)
保護層(0.1mm)
データ層(すげぇ薄い)
基板(ディスク 1.1mm)
となっていると、どこのBDを説明しているところも書いてあります。
しかし、削ったおかげで解かったのは、
HC層(おそらく0.1mm)
データ層(よく見ると2層式なのがわかった)
HC層(データ層の下にまたHC層らしきものがあった。削れ方が同じだった)
基板(ディスク 1.1mm)
となっていたことでした。
まぁ、初期のBDと仕様が変わっていることは考えていましたが、
(回転による遠心力で、均等に保護層を作る技術があるらしく、HC層を作ることも可能と思われる。)
もしかすると、BDのメーカー?によっては違うかもしれません。
ただ、このように「違う」となると、一定の方法での作業が難しくなります。
むしろ、見抜くことさえと困難思われます。
その結果、
BDを研磨する際は、磨きによってなんとか傷を薄くする以外無い、となります。
磨きの途中で、HCが皮膜だけである(途中からHCが無くなる部分が出てきて斑になる)と解かれば、
対処は可能ですが、いつまでたってもHC層であれば、ただひたすら磨く以外に方法はないかと思われます。
ヘタに削ると、オワタって事ですね。
しかし、BDは研磨できないわけではないので、極薄い傷で再生不良、読み込み不良を起こした場合は、
BD研磨可能と言っている研磨業者に持ち込んでみましょう。
まぁ・・・傷をつけないに越したことは無いんですがね・・・
ついでに、BD用バフの説明。
簡単に、ごく簡単に言うと、キズに引っかかった研磨剤が、キズ周辺を削る。ってモノです。
キズ周辺しか削らないので、他の部分を削ってしまうことは、あんまり無い要です。
しかし、気をつけないと、傷も無いところに研磨剤が固まり、その部分を削ってしまうことがあります。
それにより、余計な失敗をしてしまうことがあるので注意しましょう。
と、これが今回わかったことです。
そして、光ディスクとしての最終形態といわれるBDの研磨方法が確立し、
(詳しくはBDのWIKIで、かな?これ以上波長の短い光を使うには、媒体自体が別物になるらしいし。)
その時点で私の研磨技術の追求も一旦ここで終了となります。
今後は効率や判断基準の確立などで、方法に関しては新しいアイテムなどが出たとしても、
それほど変化は無いと思われます。
実際、HCDVDのHC除去は、言ってしまえば「削れる研磨シートでHCを削り落とす」と言う、
原始的な方法に変わりは無いのですから。
ただ、BD研磨用のもっと削れる研磨剤&バフシートが出れば、もう少し変わるかもしれませんが・・・
まぁ、BDを研磨する機会が今後無いことを祈りますよ・・・
実際、HCDVDでさえ、研磨して再生可能になるかどうかは、70%の成功率と見ていますからねぇ・・・
ふぅ、
さて、
んじゃぁ、
この研磨系統の記事に関してはここまでです。
研磨系記事を読んでくれた方々に、参考になったかどうか解かりませんが・・・
使っている機械や道具が違うと、参考にならないかなぁ・・・
手で磨いている人もいるしねぇ・・・
ああ、そうそう、手磨きだけど、あれ、もっと簡単な方法あるんよ。
まぁ、状況如何によることは確かだけど、こんな方法もあります。
扇風機のアミのフタ外して、プロペラ外して、回転軸に柔らかい布を巻きつけて固定して、
そこに研磨剤塗って、ディスク磨くといいよ?やさしくね?
そうすると、一定方向にだけ削るわけじゃなく、回転してるから、あとはディスクを押し付けながら少し動かすだけで、
かなり効率的に研磨できますぜ?
当て付け方を変えながらやると尚良いです。
気をつけるのは、人間の手で行うより遥かに磨けるので、少しずつ磨かないと、思った以上に削れるから注意してください。
そこは扇風機の強弱を帰ればいいし。
え?扇風機無い?まぁ、モーターで軸を回転させるものであれば、ぶっちゃけなんでもイイデス。
電動ドリルやらドライバーやら、換気扇やら。固定して手回しできるモノでもイイカモネ。
それと、これはHCではないモノでないと、ヒドイ目にあいますので注意をば。
ま、これはどうでもいいかw
んじゃ、そんなワケで、CODでボコられてきますね^^
キルレ・・・0.76から0.89に上がった・・・何があったんだワシ・・・
それでは~
ニコ生でDWJというコテハンしてゆっくりに読み上げてもらうと、
なぜか「ドウジ」と読まれるようです。それもいいなぁ、と思い始めた今日この頃です。
さて、今回は、運良く(運悪く)ブルーレイディスク(以下BD)を研磨機会が訪れたので、
その報告やらナンやらとなります。
何回かディスク研磨に関しては書いてきましたが、ある意味集大成となる内容といえましょう。
あ、ここで定番のを。
以下の内容は、DWJの独断と偏見と自分勝手と、5年近くにわたるディスク研磨から得た知識から、
私自身が考えた、もしくは業者やサイトを参考にし、自己解釈などをした内要です。
なので、解からない人にはさっぱりかもしれませんが、まぁ、そこはそれで。
あと、キズを何らかのもので埋めて修復する方法は取り扱っておりません。
なので、ディスクを削らずに修復したい方は参考になりませんのであしからず。
それと、あらかじめ光ディスクのWIKIで、どういうモノなのかを参考にすると、より解かりやすくなります。
ぶっちゃけ、それを知らずに研磨すると、必ず痛い目に逢うので注意です。
CDとDVDとBDは、光を媒体にはしているものの、形態は全く違うものであると言えましょう。
それにより、色々変わってくるのですよ。データ層の位置が一番問題かねぇ・・・うん。
ま、そんな訳で、上記をゴックン!プハー!マズイ!モウイッパイ!!出来る方だけ、先をお読みください。
ちなみに、私が使っているのは、ケンマックさんのケンマックCDという研磨機です。
基本的にセットなどは自分で行い、スイッチを入れて回す、と言ったものです。
G3だったか3Gだったかは、基本セットすればあとはほぼ自動です。
放熱性が高く、また、研磨力が高いので、全自動のようにロールバフだけで行う研磨ではないため、
ハードコート商品のキズを、ハードコートもろとも削り取れるアイテムもあります。
その分、時間帯あたりの研磨枚数は、おのずと少なくなりますが、
常にキズに対してその場その場で対応できるため、ある意味誰でも使えると言うものではないかもしれません。
研磨シート(研磨紙みたいなの)の状態や、キズの深さで工程を繰り返したり、省いたりします。
変わりに、幅広いキズの対応が出来、ある種万能であると言えます。
そのおかげか、色々出来るので、今回はBDをやってみた、という事です。
興味はあるが解からない方は、ケンマックさんの公式サイトがあるので、そちらを参照してください。
使っているシートは、荒削り3点セット(600番、1000番、1500番の特殊なシート)、
1000番、1100番、1200番の通常研磨シート、
フェルトバフ&12C研磨剤の中間仕上げ、スポンジバフ&30C研磨剤の仕上げ、
スポンジバフ&404Cの鏡面仕上げ研磨剤です。
他にも、ディスクガード?(ディスク外周が削れ過ぎないようにするガード)も使っています。
解かる・・・かな?知らない人にはわからないかもしれないけど、
要は、数字が小さいほどザラザラ荒くで深く荒く削れて、数字が大きいほどサラサラ細かくて浅く細かく削れる。
・・・まぁ、いいか。
個人的に全自動はあんまりオススメできませんね。
ディスク一枚一枚をしっかり見て作業できないし・・・まぁ、薄い傷をそっちに回せば効率いいけど、
小さなレンタルビデオ店で全自動使う程度のキズなんざ、研磨しねぇってのw
・・・・それはどうでもいいか・・・
あと、前知識。
通常、「BDが研磨可能」と言われている機械、もしくは業者ですが、
それらは解かりやすく言うと、「乗せられるだけ」となります。
実際、傷が深ければ不可で、極薄い傷をごまかす程度しか出来ません。
0.01程度のキズでも、実際BDにとっては致命的です。
その辺でBD研磨可能と言っているからと油断すると、悲惨な結果が待ち受けています。
二層式のBDはDVDの10倍以上の容量を持ちます。
それは、BDに書かれている「記号」が、DVDの5分の1の細かさ×2層という事です。解かりやすく言えば。
つまり、DVDの5倍傷に弱いと言っても過言ではありません。
取り扱いには注意しましょう。
さて、まず、二枚のBDが再生不良確認済みで、研磨行きになっていました。
傷の深さは、おそらく薄い0.01程度もないものと、深めの0.04程度のものでしょうか?
計ったわけではないので解かりませんが、そんなもんだと思ってください。
まずは薄い傷を研磨しました。
と言っても、実際「削る」というよりも、磨くと言う工程になりますが、BD用の研磨シートを使い、
数回研磨してみました。
・・・・が、あまりにも微妙でしたね。やっぱり。以前書いた通り、極薄いキズ程度しか落とせないらしく、
キズは一向に薄くなりません。
そこで、それとは別の、仕上げ前の段階のもので磨いてみました。
研磨剤は12Cと書かれており、それぐらいの荒さのものです。
実際、ハードコート(以下HC)で傷があり、それの緩和処理などにも使っていたので、同じようなものです。
ただし、通常で使うのとは回数が違い、10回以上かけなければほとんど変化はありません。
それほどHCとは対磨耗性が高いのです。が、圧力には通常通りなので、キズ付くときはキズつきます。
それはそれとして、磨いているうちにキズが段々と薄くなり、ある程度落ちたら再生チェックです。
PS3を持っている私は自宅に持ち帰り、チェックしたところ、再生可能となりました。
普段なら見逃す程度のキズでも止まるのですから、困ったものです。
まぁ、この程度なら、誰でも対処可能と言えるでしょう。
それに運良く、HCの皮膜が0.01以上だったからかもしれません。
キズの深さを3分の1程度にしたと思いますが、それでもまだ不安が残ります。
また再生不良の報告があった場合は、さらにキズを落とさなければなりませんね・・・
そこまではまぁ、良かったのですよ。
たいした事もしていないし・・・ねぇ・・・
しかし問題は深いキズの方です。
こればっかりはHCを落として削り込むしかないので、店長の許可を得てから、HC除去作業に入りました。
ケンマックCDには、荒削り3点セットというものがあり、最大600番と言う非常に荒い研磨シートが使えます。
その研磨力は、新品であれば、HCを一回で落としきるほどのものです。それでまずHCを落とします。
と、ここで問題が。
通常、荒削りを行った後、段々細かいシートできれいにしてゆくのですが、途中からさっぱりキレイになりません。
それどころか、まるで、「通常のシートでHCを削ってしまったときのように削れず傷だけが付く」状態になっていました。
おかしいな・・・まだHCが落ち切っていないのか?と思い、もう一度荒削りを行いましたが、
荒削り1000番以降から、また同じように削れなくなっていました。
これはどういうことだ?
そう思い、ためしに5回ほどフェルトバフで磨きを行ったところ、表面がきれいになっていき、
ためしに爪で引っかいてみると・・・
なんと、傷が付かないのです。
通常、このフェルトバフ(中間仕上げ)工程で行ったDVDのディスク面は、
実際まだまだ粗く、少しモヤがかかった状態で、爪で引っかくと、跡が残るのです。
しかし、そこでキズが付かない、となると、それはHCでよく見られる状態でした。
「・・・」
絶句しました。相当削ったにもかかわらず、そこはまだHCだったのです。
なれば、と思い、フェルトバフで磨き続けた結果、表面が少しずつきれいになっていきました。
このまま行けば、キレいになって・・・・
しかし、手遅れでした。
すでに外周は保護層がほとんど無く、ついにはデータ層がむき出しになっていました。
(HC層と思われるものが剥離し、データ層と思われるものがむき出しになっていた。)
こうなってはもう手遅れです。そこであきらめました。
が、いい実験台なので、もう少し削り込んでみると、面白いことが解かりました。
通常、BDは、
HC皮膜(0.005~0.03mm)
保護層(0.1mm)
データ層(すげぇ薄い)
基板(ディスク 1.1mm)
となっていると、どこのBDを説明しているところも書いてあります。
しかし、削ったおかげで解かったのは、
HC層(おそらく0.1mm)
データ層(よく見ると2層式なのがわかった)
HC層(データ層の下にまたHC層らしきものがあった。削れ方が同じだった)
基板(ディスク 1.1mm)
となっていたことでした。
まぁ、初期のBDと仕様が変わっていることは考えていましたが、
(回転による遠心力で、均等に保護層を作る技術があるらしく、HC層を作ることも可能と思われる。)
もしかすると、BDのメーカー?によっては違うかもしれません。
ただ、このように「違う」となると、一定の方法での作業が難しくなります。
むしろ、見抜くことさえと困難思われます。
その結果、
BDを研磨する際は、磨きによってなんとか傷を薄くする以外無い、となります。
磨きの途中で、HCが皮膜だけである(途中からHCが無くなる部分が出てきて斑になる)と解かれば、
対処は可能ですが、いつまでたってもHC層であれば、ただひたすら磨く以外に方法はないかと思われます。
ヘタに削ると、オワタって事ですね。
しかし、BDは研磨できないわけではないので、極薄い傷で再生不良、読み込み不良を起こした場合は、
BD研磨可能と言っている研磨業者に持ち込んでみましょう。
まぁ・・・傷をつけないに越したことは無いんですがね・・・
ついでに、BD用バフの説明。
簡単に、ごく簡単に言うと、キズに引っかかった研磨剤が、キズ周辺を削る。ってモノです。
キズ周辺しか削らないので、他の部分を削ってしまうことは、あんまり無い要です。
しかし、気をつけないと、傷も無いところに研磨剤が固まり、その部分を削ってしまうことがあります。
それにより、余計な失敗をしてしまうことがあるので注意しましょう。
と、これが今回わかったことです。
そして、光ディスクとしての最終形態といわれるBDの研磨方法が確立し、
(詳しくはBDのWIKIで、かな?これ以上波長の短い光を使うには、媒体自体が別物になるらしいし。)
その時点で私の研磨技術の追求も一旦ここで終了となります。
今後は効率や判断基準の確立などで、方法に関しては新しいアイテムなどが出たとしても、
それほど変化は無いと思われます。
実際、HCDVDのHC除去は、言ってしまえば「削れる研磨シートでHCを削り落とす」と言う、
原始的な方法に変わりは無いのですから。
ただ、BD研磨用のもっと削れる研磨剤&バフシートが出れば、もう少し変わるかもしれませんが・・・
まぁ、BDを研磨する機会が今後無いことを祈りますよ・・・
実際、HCDVDでさえ、研磨して再生可能になるかどうかは、70%の成功率と見ていますからねぇ・・・
ふぅ、
さて、
んじゃぁ、
この研磨系統の記事に関してはここまでです。
研磨系記事を読んでくれた方々に、参考になったかどうか解かりませんが・・・
使っている機械や道具が違うと、参考にならないかなぁ・・・
手で磨いている人もいるしねぇ・・・
ああ、そうそう、手磨きだけど、あれ、もっと簡単な方法あるんよ。
まぁ、状況如何によることは確かだけど、こんな方法もあります。
扇風機のアミのフタ外して、プロペラ外して、回転軸に柔らかい布を巻きつけて固定して、
そこに研磨剤塗って、ディスク磨くといいよ?やさしくね?
そうすると、一定方向にだけ削るわけじゃなく、回転してるから、あとはディスクを押し付けながら少し動かすだけで、
かなり効率的に研磨できますぜ?
当て付け方を変えながらやると尚良いです。
気をつけるのは、人間の手で行うより遥かに磨けるので、少しずつ磨かないと、思った以上に削れるから注意してください。
そこは扇風機の強弱を帰ればいいし。
え?扇風機無い?まぁ、モーターで軸を回転させるものであれば、ぶっちゃけなんでもイイデス。
電動ドリルやらドライバーやら、換気扇やら。固定して手回しできるモノでもイイカモネ。
それと、これはHCではないモノでないと、ヒドイ目にあいますので注意をば。
ま、これはどうでもいいかw
んじゃ、そんなワケで、CODでボコられてきますね^^
キルレ・・・0.76から0.89に上がった・・・何があったんだワシ・・・
それでは~
片面2層のDVDでさ傷あると読み込みストップするのにブルーレイで2層はちびっこがたまに来る家庭の事情だと怖すぎる((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル
キズは・・気をつけて扱えば問題ないのです!
(と、全世界に声を大にして言いたい。)
ですが、それでも防げないのが劣化などのですな・・
光、熱などで、ディスクは簡単にダメになります。
光が当たり続けると、樹脂が劣化(変質)し、白くにごる場合があります。
熱では、樹脂が耐えられても、中のデータを刻む金属の薄い板が焼けて、紫色になったりします。
この二点が発生し読み込み不良が起きたら、もう修復不可能です。手厚く葬ってあげてください。
さらには、湿度などにも弱いと言われており、BDは容量=読み込むデータが小さいので、DVD以上に弱く、「もろい」と言われているのです。
ゆえに、保存するときは、光の当たらない、湿度・温度が高すぎない子供の手が入らないところに保存する、となって行きます。
地下室に鍵でも掛けて仕舞って置けってか?泣けてきますw
次世代のデータ媒体が、今のような軟弱ではなく、
Gショック並に頑丈になることを願います。
コメントサンキュ!