どうもどうもどうもw
DWJでおますw
「死線」を読んだ方から(リアルでの知り合いw)こんな質問を受けました。
「あれって、夢だったんですか?」
と言うものである。
ぬうw
実のところオレも解らないのだよw
ただ、そのヒントは、
「主人公が見た世界が本当に夢なのか?」
と言う所にある。
自分でも解らないのだから、電波ってすげえなぁw
ともかく、自分でも改めて読んで気が付いたことを載せておこう。
まず前半。
主人公が現実なのかどうか区別のつかない状態になる。
その結末のほとんどが誰か、もしくは自分の死を見る。
だが、これは後に回を追うごとにパターンが変わってゆく。
階段の上。
階段の下。
そして自分が潰された状態。
階段の上の男。
階段の下の女性。
これら全ては、死を暗示しているものだった。
そこに含まれる重要な要素は、ほかならぬ主人公である。
主人公の行動一つで、それらが全て変化してゆく。
そしてついには、自分がその死の中に組み込まれてしまう。
主人公が確認していた時計は、まさしくトラップ。
電車に乗って15分は、あくまでも主人公の時計での時間であり、
電車の到着時刻などには、ほんの僅かなズレが発生している。
主人公は、そのズレさえも正確に見てしまっていると言える。
そう考えると、
何かの拍子にタイミングがずれた瞬間に、主人公は「悪夢」を見ていると思われる。
と言うことは、そのタイミングから完全にはずれた行動、
つまり、電車が目的地に到着する前に下りた時は、悪夢にならなかったのだ。
中盤。
次の日、同じように行動するはずが、突然電車の中に戻される。
すでに駅を出て、仕事先に進んでいるにもかかわらず。
そして、先に述べたようにパターンの違う悪夢を見る。
主人公は恐れから行動パターンを変更した。
そう。人の流れが終わるまで階段を下りずに待つことにしたのだ。
そして、階段を見上げることなく走り去った。
その行動全てが、主人公を悪夢から避けさせるものになった。
悪夢から開放され、気持ちが楽になり、いつもの生活を取り戻したに見えたが、
また再び悪夢が襲う。
今度は、自分の死を見る。
夢だと思い込む、が、それがあまりにも今の状況に似ていることに気づく。
そのとき、主人公は死線を見てしまうのだ。
ここまでで考えると、これまでの全ての夢と言えるものが、
この時のためだったと解釈できる。
それゆえ、主人公は死を免れたのだ。
後半。
主人公は死線を見る力を得たのか、その線を恐れる。
それゆえ一時引きこもり、自分に迫り来る死線を恐れ、
最後には気が狂いそうになり、その線に飛び込む。
しかし、その結果は生を掴んだ。
まあ、何日も飲み食いせず、身動き一つせずにいれば衰弱して死ぬわなw
そこから飛び出したのなら、まさしく生を掴んだといえる。
それゆえ、主人公は死を恐れなくなる。
どうすれば死なないかを知ったからだ。
が、
その後の悪夢と目覚めは、それまでの事がすべて夢だと思わせた。
いや、この作品を読んでいる人も、どれが夢で現実かわからなくなっている。
それは主人公も同じで、既に解らなくなっている。
見えている赤い線さえも、本当なのか疑わしい。
この後も曖昧。
「・・・・ なんどこれを繰り返しているのだろうか?」
の下りで解る。
ここまでの事を既に何度も繰り返しているようにも見える。
だが、そんなことになれば人間パニックになる。
そして・・・・・
終盤。
主人公は精神的混濁を理由に、精神病院へ送られてしまう。
階段で人を押し倒し、大惨事を招いてしまい、
さらには訳のわからないことをつぶやく。
そうなれば、だれでもおかしいと思う。
そして、数回の自殺未遂が決め手になった。
精神病院の中、主人公は拘束された状態になる。
w
まあ、あとがきにもかいたけど、これは満員電車の通勤ラッシュを連想させるw
で、そこで運ばれてくる食事に死線を見る。
その後見るのはまさしく悪夢。
今度は電車から駆け下りて、人を押し倒してしまう場面。
そして、精神病院への繰り返し。
これは行ってしまった罪への後悔から見る夢に思える。
最後の場面。
主人公は生きる気力を失い、電車に飛び込んでしまう。
最後の文章は、主人公の死を意味している。
さってw
ほとんど解説にならないが、まあ、オレもよくわからんのよw
初めに言った、
「主人公が見た世界が本当に夢なのか?」
が、それを全て解決してくれるようだw
まあ、つまりは、それら全てが夢であり、現実であった、と。
どれが現実で、どれが夢か、と考えより、
どれも夢でどれも現実であった、と考えたほうが正解。
主人公が見たものはまさしく現実である。
それはすべて、「起こりうる未来」である。
と言ったところか?
未来を知ることにより変わる未来。
それはすなわちパンドラの箱。
箱には「希望=未来」が残されており、
それが開放されると「絶望=未来」となるらしい。
真の絶望とは、未来を知ってしまうことであると、誰かが言っていた。
人間は明日への希望を持つからこそ生きていけるのであり、
全てを知ってしまえば、生きる力を失ってしまうのである。らしいw
よって、主人公は「先にある未来=絶望」を知ってしまい、
最後には自分で未来を閉じてしまったのである。
まあ、つまりは、未来の可能性の中で、あるポイントを見てしまった。
そして、それを幾度と変えようとするも、その結末は最悪な方向へと進んでゆく。
ならば、そのポイントにたどり着かなければいい、と言う結論に至ったというものだ。
「未来を知ることへの恐怖」
人間のもつ恐怖。
闇への恐怖。
それは「未来がわからない事への希望」が失われたとき、
「未来を知ることへの絶望」と変わる。
最大の恐怖の一つは、まさしく希望も臨みも無い「絶望」である。
主人公の感じた本当の「恐怖」とは、
自分の未来への「絶望」であったのだ。
さあ、次回は何を題材にしようかな?
お楽しみにw
DWJでおますw
「死線」を読んだ方から(リアルでの知り合いw)こんな質問を受けました。
「あれって、夢だったんですか?」
と言うものである。
ぬうw
実のところオレも解らないのだよw
ただ、そのヒントは、
「主人公が見た世界が本当に夢なのか?」
と言う所にある。
自分でも解らないのだから、電波ってすげえなぁw
ともかく、自分でも改めて読んで気が付いたことを載せておこう。
まず前半。
主人公が現実なのかどうか区別のつかない状態になる。
その結末のほとんどが誰か、もしくは自分の死を見る。
だが、これは後に回を追うごとにパターンが変わってゆく。
階段の上。
階段の下。
そして自分が潰された状態。
階段の上の男。
階段の下の女性。
これら全ては、死を暗示しているものだった。
そこに含まれる重要な要素は、ほかならぬ主人公である。
主人公の行動一つで、それらが全て変化してゆく。
そしてついには、自分がその死の中に組み込まれてしまう。
主人公が確認していた時計は、まさしくトラップ。
電車に乗って15分は、あくまでも主人公の時計での時間であり、
電車の到着時刻などには、ほんの僅かなズレが発生している。
主人公は、そのズレさえも正確に見てしまっていると言える。
そう考えると、
何かの拍子にタイミングがずれた瞬間に、主人公は「悪夢」を見ていると思われる。
と言うことは、そのタイミングから完全にはずれた行動、
つまり、電車が目的地に到着する前に下りた時は、悪夢にならなかったのだ。
中盤。
次の日、同じように行動するはずが、突然電車の中に戻される。
すでに駅を出て、仕事先に進んでいるにもかかわらず。
そして、先に述べたようにパターンの違う悪夢を見る。
主人公は恐れから行動パターンを変更した。
そう。人の流れが終わるまで階段を下りずに待つことにしたのだ。
そして、階段を見上げることなく走り去った。
その行動全てが、主人公を悪夢から避けさせるものになった。
悪夢から開放され、気持ちが楽になり、いつもの生活を取り戻したに見えたが、
また再び悪夢が襲う。
今度は、自分の死を見る。
夢だと思い込む、が、それがあまりにも今の状況に似ていることに気づく。
そのとき、主人公は死線を見てしまうのだ。
ここまでで考えると、これまでの全ての夢と言えるものが、
この時のためだったと解釈できる。
それゆえ、主人公は死を免れたのだ。
後半。
主人公は死線を見る力を得たのか、その線を恐れる。
それゆえ一時引きこもり、自分に迫り来る死線を恐れ、
最後には気が狂いそうになり、その線に飛び込む。
しかし、その結果は生を掴んだ。
まあ、何日も飲み食いせず、身動き一つせずにいれば衰弱して死ぬわなw
そこから飛び出したのなら、まさしく生を掴んだといえる。
それゆえ、主人公は死を恐れなくなる。
どうすれば死なないかを知ったからだ。
が、
その後の悪夢と目覚めは、それまでの事がすべて夢だと思わせた。
いや、この作品を読んでいる人も、どれが夢で現実かわからなくなっている。
それは主人公も同じで、既に解らなくなっている。
見えている赤い線さえも、本当なのか疑わしい。
この後も曖昧。
「・・・・ なんどこれを繰り返しているのだろうか?」
の下りで解る。
ここまでの事を既に何度も繰り返しているようにも見える。
だが、そんなことになれば人間パニックになる。
そして・・・・・
終盤。
主人公は精神的混濁を理由に、精神病院へ送られてしまう。
階段で人を押し倒し、大惨事を招いてしまい、
さらには訳のわからないことをつぶやく。
そうなれば、だれでもおかしいと思う。
そして、数回の自殺未遂が決め手になった。
精神病院の中、主人公は拘束された状態になる。
w
まあ、あとがきにもかいたけど、これは満員電車の通勤ラッシュを連想させるw
で、そこで運ばれてくる食事に死線を見る。
その後見るのはまさしく悪夢。
今度は電車から駆け下りて、人を押し倒してしまう場面。
そして、精神病院への繰り返し。
これは行ってしまった罪への後悔から見る夢に思える。
最後の場面。
主人公は生きる気力を失い、電車に飛び込んでしまう。
最後の文章は、主人公の死を意味している。
さってw
ほとんど解説にならないが、まあ、オレもよくわからんのよw
初めに言った、
「主人公が見た世界が本当に夢なのか?」
が、それを全て解決してくれるようだw
まあ、つまりは、それら全てが夢であり、現実であった、と。
どれが現実で、どれが夢か、と考えより、
どれも夢でどれも現実であった、と考えたほうが正解。
主人公が見たものはまさしく現実である。
それはすべて、「起こりうる未来」である。
と言ったところか?
未来を知ることにより変わる未来。
それはすなわちパンドラの箱。
箱には「希望=未来」が残されており、
それが開放されると「絶望=未来」となるらしい。
真の絶望とは、未来を知ってしまうことであると、誰かが言っていた。
人間は明日への希望を持つからこそ生きていけるのであり、
全てを知ってしまえば、生きる力を失ってしまうのである。らしいw
よって、主人公は「先にある未来=絶望」を知ってしまい、
最後には自分で未来を閉じてしまったのである。
まあ、つまりは、未来の可能性の中で、あるポイントを見てしまった。
そして、それを幾度と変えようとするも、その結末は最悪な方向へと進んでゆく。
ならば、そのポイントにたどり着かなければいい、と言う結論に至ったというものだ。
「未来を知ることへの恐怖」
人間のもつ恐怖。
闇への恐怖。
それは「未来がわからない事への希望」が失われたとき、
「未来を知ることへの絶望」と変わる。
最大の恐怖の一つは、まさしく希望も臨みも無い「絶望」である。
主人公の感じた本当の「恐怖」とは、
自分の未来への「絶望」であったのだ。
さあ、次回は何を題材にしようかな?
お楽しみにw