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【無名なブログ】DwJのDwJによるDwJの適当な世界【注意報2017】

世界的に有名なDWJや、拡張子のDWJや、ジャッキのDWJでもない、気がついたら色々被っているDWJの適当な世界です。

3.11を思い。

2012-03-12 03:36:40 | 小説と言うより、小さなお話
多くを失い、取り戻す事あたわず。
忘れがたき日々は、忘れられぬ日に塗りつぶされん。

誰もが肩落とし、落胆せしめる悲しみと憤りに心寂れ、
己が生をも枷になりけり。

されど、されど立ち上がらん。
崩れ落ちんとす我等が肩を、足を、腹を、背を、支えんとするもの有り。
顔も、声も、色も、場所も、言葉もわからぬ者達から、
差し伸べられし力強き手に答え、我らは立ち上がろう。

忘れられぬ日であった。だが、それ以上に忘れられぬ日になった。
疎遠と思えし友は、すぐ隣にあったのだ。

忘れられぬ。忘れがたき。我等の隣人達よ。
共にこの星に住む、我等が同胞よ。感謝の意を込めて。

ありがとう。


私はバカでありたい。

2008-12-21 13:54:55 | 小説と言うより、小さなお話
世の中には、このような言葉がある。

天才。

バカ。

凡人。


この中であなたがあこがれるのはどれ?



天才であったあなたは、凡人です。

凡人であったあなたは、バカです。

バカであったあなたは、天才です。



凡人から見れば、天才は天才で、バカはバカです。

ゆえに、天才にあこがれるあなたは、凡人です。


バカから見れば、天才は凡人で、凡人は天才です。

ゆえに、凡人にあこがれるあなたは、バカです。


天才から見れば、凡人はバカで、バカは天才です。

ゆえに、バカにあこがれるあなたは、天才です。




凡人から見れば、天才のなしえる脅威の業績は、まさしく天才といえます。

凡人から見れば、バカのやる非常識な事は、バカにしか見えません。


バカから見れば、天才の行動は、自分と同じくバカだなぁと思い、凡人と思います。

バカから見れば、凡人の行動は、当たり前にできてしまうことを、天才と思います。


天才から見れば、凡人の当たり前なことしかしない行動は、バカに見えます。

天才から見れば、バカの自分の予測を超える行動は、自分を超える天才に見えます。




凡人にとって、常識とはもっとも大切なものであり、それを行わないものはバカです。

凡人にとって、自分のなしえない常識を行う者は、天才です。


バカにとって、自分と同じように常識から外れている天才は、凡人に見えます。

バカにとって、自分ができない常識を行う凡人は、天才に見えます。


天才にとって、自分の常識以下に縛られてしまった凡人は、バカに見えます。

天才にとって、自分の常識を超えるバカは、天才に見えます。





凡人にとって、バカとは卑下するべき存在であり、自分以下と位置づけます。

凡人にとって、天才とは尊敬するべき存在であり、自分以上と位置づけます。


バカにとって、天才とは自分と同等の存在であり、自分と同じと位置づけます。

バカにとって、凡人とは自分以上の存在であり、自分の上に位置づけます。


天才にとって、凡人とは自分以下の存在であり、自分と同等に見ません。

天才にとって、バカとは自分ですら理解できない存在であり、自分と同等に見ません。





凡人にとって、明日が雨であることは憂鬱であり、気分が沈みます。

凡人にとって、明日が晴れであることは爽快であり、気分が弾みます。


バカにとって、明日が雨であることは気にならず、気にしません。

バカにとって、明日が晴れであることは気にならず、気にしません。


天才にとって、明日が雨であることは雨であり、雨でしかありません。

天才にとって、明日が晴れであることは晴れであり、晴れでしかありません。





凡人からすれば、凡人は凡人であり安心します。

凡人からすれば、凡人以外は不安要素にしかなりません。


バカからすれば、バカは凡人であり安心します。

バカからすれば、それ以外のことはあまり気にしません。


天才からすれば、天才は同等であり興味がありません。

天才からすれば、それ以外は興味の対象になります。





凡人にとって、幸せとは当たり前のことであり、当たり前で幸せです。

凡人にとって、不幸とは当たり前のことであり、当たり前で不幸です。


バカにとって、幸せとは当たり前のことであり、当たり前に幸せです。

バカにとって、不幸とは当たり前のことであり、当たり前に不幸です。


天才にとって、幸せとは当たり前のことであり、当たり前が幸せです。

天才にとって、不幸とは当たり前のことであり、当たり前が不幸です。





凡人は、凡人であることを望みません。

凡人は、バカであることを望みません。


バカは、バカであることを望みません。

バカは、天才であることを望みません。


天才は、天才であることを望みません。

天才は、凡人であることを望みません。





凡人は、自分の上に人を作りたがります。

凡人は、自分の下に人を作りたがります。


バカは、自分の下に人が居ないと思います。

バカは、自分の上ばかりと思います。


天才は、自分の上には誰も居ません。

天才は、自分以外はすべて下に見ます。






でも、





凡人は、バカがいると安心します。

凡人は、天才がいると安心します。


バカは、凡人がいると安心します。

バカは、天才がいると安心します。


天才は、凡人がいると安心します。

天才は、バカがいると安心します。





そして、





凡人にとって、バカがいることが自分を普通と感じさせてくれます。

凡人にとって、天才がいることが自分を普通と感じさせてくれます。


バカにとって、凡人がいることが自分をバカと感じさせてくれます。

バカにとって、天才がいることを自分を凡人と感じさせてくれます。


天才にとって、バカがいることが自分を凡人と感じさせてくれます。

天才にとって、凡人がいることが自分を天才と感じさせてくれます。




お互いがいることが、自分の存在を確定してくれています。

では、

あなたはどれを選びますか?

私は、

バカでありたいと思います。

誇り

2008-12-20 10:54:53 | 小説と言うより、小さなお話
※この作品はフィクションであり、実在する人物・団体とは一切関係ありません。





「誇り」




母が他界した。

腎臓の機能が低下し、人工透析を受けなければ持たない体だった。

肝臓移植しなければ命に関わる。

しかし、母は移植を断った。

「私はもう十分生きたから、それはもっと生きる人のためになってほしいから。」

私には、母の言ったことが解らなかった。

でも、父は理解していたようだ。

母が死ぬのをただ見ているだけだった。

私はそんな父が嫌で、母が無くなったその日、家を飛び出した。





行く当ても無く、気が付けば母が死んだ病院の前でうずくまっていた。

母の最期のぬくもりが残っていた場所だったからだ。



「・・キミは・・・」

「・・・・」

初老の医者に声をかけられた。

その人は、母の担当医の方だった。

母が移植を断った際、あっさりと引き下がった人だった。

私は、あふれ出す感情を抑えきることができず、理不尽なことから何までぶちまけた。



だが、その医者は、静かに微笑むと、私の目を見てこう言った。

「きみのお母さんが最後に言った事を覚えているかい?」

母は死ぬ一時間前に、私にこう言った。

「私は生きた証を残せた。あなたも、必ず生きた証を残しなさい。」

と。

錯乱する私には、意味がまるでわからなかった。


医者は私を見た後、遠くを見つめながらゆっくり口を開いた。

「これは・・・守秘義務に関わることだが・・・独り言だからいいか・・・」




それは母が子供の頃の事だった。

まだ十歳でありながら、生まれつき体が弱く、病院にいる時間が最も多かったと言う。

しかし、決して気落ちせず、常に前向きで、病院の中ではその笑顔に何人もの人が、

癒され、病院を去っていったと言う。

しかし、本当は苦しくて仕方が無かったのだが、それを押し隠していたのだ。

いじらしい。

母らしいと思った。

母は回りに心配をかけないよう、いつも気丈に振舞っていた。



しかし、成長するにつれ、その負担が大きくなっていた。

このままでは、中学に行くこともできないだろう、と。





医者はそこまで言うと、目を閉じた。

沈黙。

これから先、語る事を覚悟しているようだった。



母が12歳になるころには、もう、満足に歩くこともできなくなり、

いつも赤黒い顔で苦しそうにしていたと言う。

それでもなお、笑顔を作っていたという。


そんなある日、車椅子で病院の庭を散歩していたとき、ある男が話しかけてきた。

そのときの言葉を、看護士の方はこう聞いていると言う。

「キミは、生きたいか?」

その言葉を聴いたとき、幼い母は、驚きながらもその言葉の意味を知り、

今まで溜まっていた苦しみを吐き出すように、大声で泣きながら、

「いきたい!いきたいよう!しにたくないよう!」

と叫んだらしい。

男は母の前でひざまづくと、こう言った。

「解った。なら、オレでよければキミの生きる糧になろう。」

と。



それから数日後、母の臓器移植に名乗り出た人がいた。

もちろん匿名で、提供者の情報は一切話さなかった。

母は手術が成功し、助かった。



そこまで言うと、医者はポツリとつぶやいた。

「私は生きた証を残せた。あなたも、必ず生きた証を残しなさい。」

「・・・・・」

母の遺言だ。

「これは、伝言なんだよ。」

「伝言?」

「そう。ずっと続いている伝言なんだよ。」

医者はそう言うと、私の方を見てもう一度言った。

「私は生きた証を残せた。あなたも、必ず生きた証を残しなさい。」

そして、私の目を強く見て言った。

「これは、私の言葉として伝えたけど、本当は提供者の方からの伝言なんだ。」

「・・・・!」

「彼が言ったんだ。私の言葉で伝えてくれ、と。」

「・・・・・」




医者はまるで何かを懐かしむように空を見上げた。

「彼もまた、その伝言を受けたらしい。」

「伝言・・・」

「でもそれは、生き物全てが残す遺言なんだよ・・・」

医者はそう言うと、にっこり笑い、病院に戻っていった。

「・・・・・・・」

私は訳が解らなかった。

それを母に聞きたかった。

急いで家に帰ることにした。



母は無言で微笑んでいた。

お葬式で親戚の人たちが集まっていた。

みんな話しながら泣いていた。

母の死を悼みながらも、今日までよく生きた、と。

そして、母が移植を断った事を、誰一人何も言わなかった。

「おかえり・・・母さんが待ってるよ・・・・」

父は、わかっていた様に私を迎えると、母に手を合わせた。




お葬式が終わり、御通夜が始まる。

その頃はみんな笑いながら母の話しをしていた。

「・・・・」

父が私を見つめた。

「病院に行って来たんだな・・・」

「うん・・・」

それ以後、なにも言わなかった。

父は全てを知っていたようだ。






「お前に・・・話しておくことがある・・・」

母を前に、父が口を開いた。

「多分、あらかたは聞いただろう?」

「うん。」

「じゃあ、わかるよな?お母さんが、お前にもう一人お父さんがいるって事。」

「・・・うん・・・」





幼い頃、私が病気で倒れたとき、母が病院で看病してくれながら、こう言ったことがある。

「大丈夫よ。あなたには、お父さんと、お母さんと、もう一人のお父さんがついているから・・」

意識がまどろむ中、その言葉の意味はわからなかった。

数日間病院のベットで意識がさ迷う中、私は自分がどうなってしまうのかと、

子供心に不安になった。

母も体が強くないため、家で休まなければならなかった。

そうして一人になると、不安で堪らなくなり、ベットで涙したのを覚えている。



それを思い出したとき、ふと、何かを思い出した。

「大丈夫だ。キミには、オレもついているから・・・」

と言う言葉だ。

初めは父のものと思っていた。

しかし、ゆっくりと開かれた口と言葉は、父のものではなかった気がする。

その人は私の頭を撫でると、にっこりと微笑んだ。

急に安心感が体を包み、そのまま深い眠りに落ちたことを覚えている。

まるで、母や父がそばにいたような気がしていた。



「もう一人の・・・お父さん・・・」

「・・・私も母さんから聞いたときは驚いたけど、すぐにわかったんだ。」

父は少し悔しいようなうれしいような顔をしながら、

「母さんとお前がいるのは、その人のお陰でもあるって。」

そして、

「もう一人のお父さんがいるって。」





御通夜も終わり、告別式となり、火葬場へと母が運ばれてゆく。

その後、骨だけとなった母を骨壷に収めた。




家に帰り、一息ついた。

あわただしくて落ち着く暇も無かった。

ゆっくりと母の言った言葉を思い出し、呟いた。

「私は生きた証を残せた。あなたも、必ず生きた証を残しなさい。」

その言葉の意味が、今ならわかる気がする。

そんな気がする。

「お父さん・・・」

「ん?」

「これって、ずっと昔からの伝言だって聞いた。お父さんも聞いたの?」

「いや・・・言葉で聞くのは初めてだけど・・・今ならわかるよ・・・」

父は私を見つめた。

そして、ゆっくりと息を吸い、言った。

「それはお前のことだよ。」

「私?」

「そう。お前は母さんが生きた証で、私の生きた証なんだ。」

「私が?」

父はそこまで言うと押し黙り、静かに涙を流した。



暫くして、父が口を開く。

震えていた。

「命を紡ぐ事の大切さを、母さんは知っていたんだ。」

私はその父を見て、涙が流れてきた。

「自分が紡がれた命を、誰かに紡ぐことを大切にしていたんだ。」

私はあふれ出る涙をとめることができない。

母の笑顔がありありと蘇ってきたからだ。

「母さんを助けてくれた人は、他人である母さんも、紡ぐべき命と言ったんだ。」

父は・・・母を助けてくれた人と会っていたのだ。

「その人はこう言ったんだ。」

私はもう、目の前が涙でよく見えなかったが、父が今まで魅せたことも無い顔で、

笑いながら泣いているのがわかった。

「自分の次にある命を紡ぐためなら、自分はその糧になる事を誇りに思うって。」

父は・・・もう、言葉になっていない。私も、もう・・・・

「だからお前は、あの人と、母さんと、私の誇りだ・・・」

父はそこまで言うと、抑えていたものを吐き出すように、

子供のように声を上げて泣き出した。

私も、大声で泣き出した。

私は、私の前にいる人たち、止まってしまった人たちの、誇りなのだ。








あれから何年たっただろうか。

父は私が結婚し、子供を作り、その子供が子供を作るまで生きた。

その時も父は、母の伝言を残していった。

私は子供たちには何も話さなかったが、それでいいと思っている。

目の前で生きている子達と、死に行く父との間に、

たしかに伝わった伝言があるからだ。



私の命も、もう短い。

そしてその時、残す言葉は決まっている。

遥か昔からの伝言。

それを伝えるために、私は今日まで生きてきたのだ、と。

そして、それは、私にとって、

何よりも変えがたい「誇り」である、と。

私は思っている。












あとがき
あ~
PSUやりながら考えてしまいましたw
書くしかないじゃないですかw
テク上げしてたら暇なんだもんw
表現などは、あえて主人公の主観のみで。
あえて日数や時間を指定しないことで、主人公の心情を表したつもり?
御通夜だけはどうしても・・・
細かい描写は不要なのでw
まあ、思い付きですわw
たまにはこういうのもいいなぁ、と思ったのでw
ではw




内容に関して知識不足なものがありますが、ご容赦ください。

内容に関して、配慮が足りない部分があった場合、深く謝罪いたします。

小説というより、小さなお話第十三回「赤い月の日」

2008-04-14 10:26:52 | 小説と言うより、小さなお話
「赤い月の日」

真夜中、曇り空の下、オレの目を引いたのは赤い月だった。
眺めずにはいられない、よどんだ赤い月だった。
不吉なことを予想してしまいそうな気がするが、どちらかというと目を奪われた。

ビルの影に隠れてしまうと、すぐに見えるところへ移動した。
止まることはできないが進むことはできるから、ただその月を追い駆けた。

とまらなければならなくなったとき、月は隠れていた。

もう一度見れるのはいつだろうか?

そんな期待を胸に、進みもどらなければならない道を、毎日繰り返す。
月は現れなかった。もしかして、あの月は、オレだけにしか見えなかったんじゃないかと思う。
それは嬉しいことか忌むべきことかは別として、好きだからかまわなかった。

いまさらになって思うが、あれは確かに誰もが赤く見えていただろう。
そしてその中には、その月を不吉と思うものもいれば、きれいと思うものもいれば、
気にしないものもいただろう。

オレはそんななかの一人でしかすぎないはずだが、違うことも分かっていた。

月を見上げるたび、オレは思う。

あの月は、俺の中では俺だけが見た月だった。

誰のモノでもない、オレだけの月だ。

そして今日も、明るい月を眺めながら、俺だけの赤い月を望んだ。




・あとがき
しかも満月でした。さて、私は月の元に行動し、太陽の下では弱る夜型の人間です。
昼間出るときはサングラスがないと目が眩むほど。
太陽はまぶしすぎますが、月は優しく輝いています。まさに女性ですね。
ああ、マザコンじゃないですよ?ホントに。

赤い月はめったに見られない上に、満月だったので嬉しかったです。
その記念として書いたつもり?です。

小説というより、小さなお話第十二回「踏まれた蟻の気持ちヲ知らない。」

2008-03-30 14:24:18 | 小説と言うより、小さなお話
「踏まれた蟻の気持ちヲ知らない」



・第壱 忘れたモノ

俺はしがないただのサラリーマンだった。

昨日までのことだ。

四十七にしてリストラの対象となり、言われるままに辞表を出した。
何の感情もなく、何の後悔もない。

それが虚しい。

いま、未練がましく会社の近くの公園にいる。


自分を知る者もなく、自分が知る者もなく、まるでこの公園には、俺は存在していないような錯覚を覚える。
空腹感だけが俺を現実に引き止めているようだ。

ふと気づくと、公園のすみで、一人の少年が、まるで地団駄を踏むように、何かを踏んでいた。



蟻だ。

俺は恐怖を覚えた。あの子が将来、ああやって人を踏みにじる人間になるのだろうかと。

そして、今ごろになって気づいた。


「蟻を踏んでいるのは会社・・・踏まれているのは・・・俺だ!」

気づいたときには少年の腕を引っ張っていた。

「お前には、踏まれる蟻の気持ちもわからんのか!」

俺はこの時、誰に向かって叫んだんだろうか?俺にはわからないが、そう叫ばずにはいられなかった。




 
・第弐 無くしたモノ

振り向いた少年に俺は驚いた。
泣きはらした顔をしていたが、分かる。

そこにいたのは、間違い無くあいつだった。

「そうだったな。お前はどうしようもなくつらくて、悲しくて、憎い時、そうやって蟻を踏み殺していたな・・・」

「・・・・・・・」

少年は、人前では平然としているが、誰もいないとき、こうやって憂さを晴らしていた。
何の抵抗もできない蟻は、いや、何の抵抗もしない蟻は、少年を離した後も、仲間の死体を乗り越えて目標を目指す。
人間で言えば、不幸な事故で死んだ人間の後を継いで昇進するのと同じようだ。

俺も、あまり変わらない。

係長の昇進にあわせて年功序列で係長になり、部長が亡くなって部長になった。
まるで人の屍の上で、お山の大将をしているようだった

「つらいのか?悲しいのか?悔しいのか?でもな、そんなことをした所で、蟻を殺したところで、今が変わるわけが無いだろう?」

「・・・・・」

少年は口をつむいでじっと立っていた。





・第参 戻らないもの

朝のニュースで、昨日までいた会社の社長が自殺したことを聞いた。
断行したリストラの罪滅ぼしと、遺書には書かれていた。

実は同期の仲間で、エリートだったが人付き合いがよく、誰にでも打ち明けて話す男で、誰にも好かれ、特に前社長に好かれていた。

だからこそだろう。

同期や親しい人間に辞職を頼んだのも。

そして全員が従った。

おかげで会社は倒れずに済んだが、あの社長を失ってあの会社は持たないだろう。



「なぜ?」

少年が言った。何がと言いたかったが、頭に何かが引っかかって言葉が出ない。

「なぜ?」

少年の言葉が頭をかき乱す。やめてくれ・・・

「なぜ?」

記憶が蘇る。





翌日、ある会社の社長の死体が発見された。

自分の会社のビルの屋上から飛び降りたようだ。

なぜか朝になるまで誰にも発見されず、大量の蟻が集っていた。
まるで蟻達がこの男を眼の敵にしているように見える。
猫や烏が近づくのを躊躇うほどの量で、警察が蟻を除去する頃には、骨だけしか残っていなかったという・・・




蟻達は進む。

餌に向かって。

たとえ仲間が、たとえ同類が道端で踏まれて死んだとしても。

「違う。蟻達は自分の家族のために戦っている。人間なんか比べ物にならないほどの、本能の愛の元に。」










「社長?どうしましたか?・・・それでなんですが、リストラの対象者を、ピックアップしてほしいのですが・・・」

「・・・夢か?・・・ああ、そのことだが・・・彼らにも生活がある。」
「次の働き口が見つかるまで、絶対にクビにするな。負債は全て私名義にしろ。」

「・・・おまえがそう言ったら、引かないんだろうな・・・」
「分かった。同僚のよしみだ。何とかしてやるが・・・覚悟しろよ?これから先は、きついぞ。」

「ああ、ありがとう・・・これでいいんだろう?後悔しない方法でやれば・・・」






俺は道端の蟻を見た。懸命に自分の使命を果たす彼らの姿に、俺は自分を取り戻した。

「踏まれた蟻の気持ちは誰にも分からない、だが、理解しようとするものがいるのなら、捨てたもんじゃないはずだ。」

公園の隅にいる少年は、蟻を眺めながらこう、つぶやいた。





あとがき
蟻を踏む行為とは、ある意味その人間の心理を剥き出しにします。
自分より弱い存在を殺すことにより、優位に立った自分に優越感を得る。
すなわち、人間の持つ「破壊衝動による、ストレスの発散」です。

実際、そんなことをしている子供に同じようなことを言いました。
しかし、その原点は、セロテープを無駄遣いする私に、母の、
「セロテープさんは、そんなことのためにいるんじゃないの。」
「ちゃんとやることをやるためにいるのよ?」
と言う言葉からです。
それ以降、モノに対する考えが変わり、そのモノが生きているように思うようになりました。
おかげで、チョット変な奴に見えますが、それが小説の原点でもあります。

無機質な主人公をあたかも生きているように動かすこと。
つまり、主人公の気持ちになって考えることで、こんなよく分からない内容になっています。ややこしいかな?

さて、主人公ですが、やはり社長です。
一瞬の夢の中で、リストラされた人間の気持ちになり、また、自分を嘲笑する存在として、過去の自分が現れます。
そしてその結果訪れた自分の死に、蟻達が群がり復讐するようなイメージを見ます。
悩んでいたんですね。
そして、少年=自分の弱さに「なぜ?」と問いただされて思うのです。
順番前後しているかもしれませんが、つまりは、リストラされた人間の気持ちはわからないが、少年=自分に踏まれる蟻と変わらないと言う事です。

蟻を見ると、踏まないように気をつけます。
特に理由は無く、ただ踏みたくないのです。
そんな気持ちが、社員の首を切ろうとしている社長とリンクしています。
いやはや、本当にそんな人が、どれだけいるのでしょうか?
それに、もしこのまま進んで、ほかの社員が路頭に迷ったら、どうするつもりでしょうか?

この答えが正しいかどうかは・・・踏まれた蟻の気持ちヲ知らない、と言うことでしょう。

ちなみに、なぜ三話構成かと言うと、携帯でメール小説を嫌がらせ(w)で、
ダチに送りつけようと思ったからですw

小説というより、小さなお話第十一回「静かな夜に眠りたい。」

2008-03-24 06:38:12 | 小説と言うより、小さなお話
「静かな夜に眠りたい。」

ある日の夜、住んでいる町一帯が停電に見舞われた。
理由はわからないが、真夏の夜中に突然あたり一面真っ暗になってしまった。

病院や大きなビルは発電機が備え付けてあるため、完全に真っ暗にはならなかったが、
それでも静まり返った町は、不気味なほど暗かった。

電気が無ければ何の機能もしないこの都会では、この停電だけで辺りはパニックになっていた。
入り組んだ道路は、道路整理をするだけでも一苦労だし、エレベーターの中ではサウナの状態で人が閉じ込められている。


停電からすでに一時間。拡声器から聞こえる声は、もう時期復帰するという言葉を、何度も繰り返している。
しかし、この都会で十分以上の停電は致命傷とも言える。

あらゆる所で多大な被害が発生してしまう。

現に、電車で家路に着く途中の人や、車、バス、あらゆる交通機関は大打撃だろう。
それにもまして、電気に頼りすぎている人間にとって、このまま夜の間、何の復旧も見られないと、眠ることさえできないだろう。


静かな夜だというのに。



しかし、空には明るく月が輝き、星がきらめいていた。

真っ暗に思えた町に、少しずつその明かりが差し込み始めた。

「ああ、夜って、こんなに明るかったんだ。」

そして朝になると、電気はもどり、いつもと変わらぬ日々が始まった。
しかしなぜだろう?町全体が、とても爽やかな空気に包まれている。

「そうか、町も眠ったのか。」

その後、この町の停電の原因は、解明されることは無かった。





・あとがき
 最後の「爽やか」なのは、単に車がほとんど走らず、その間に空気が入れ替わって、綺麗になったと言えるかも知れません。
でも、その間に人はだいぶパニクッたはずなので、人は爽やかなんてものじゃなかったかもしれません。
しかし、本当に起きたら人はどうするでしょうか?蝋燭を立てて、家族でこの停電を楽しんだり、
仕事に終われていた人が、この停電で仕事ができなくなり、ちょっといい休憩になったり、
エレベーターに閉じ込められた人たちも、互いに励ましあって夜を越えたかも知れません。

悪いことだけじゃないと思いつつ書いてみましたが・・・

ちなみに、こんな大規模な停電が本当に起きたら、その夜をあなたはどう過ごしますか?


ああ、映画の「大停電の夜に」より先に書いてましたがなにか?w

小説というより、小さなお話第十回「右手と左手。」

2008-03-16 14:53:54 | 小説と言うより、小さなお話
「右手と左手。」



ある日、右手と左手が喧嘩をした。

たいした事の無い、つまらないことが原因だったが、ともかくオレは仲裁に入ることにした。


右手が言うには、いつも左手は楽をしている。左手が言うには、いつも右手だけが働いて自分は暇だ。

と言う事だ。

オレはそれぞれの役割を果たすのが一番良いんじゃないかと言ったが、
左手は、自分は要らないじゃないのかと話を聞こうとしない。
右手も左手なんかいらないと言い始めた。




次の日、左手は言うことを聞かなくなっていた。ボイコット、ストライキと、何か言ってもそう答えるだけだった。
しかしそれに反発したのが左手の指達だった。

自分達は働きたい。左手がそう思うのは勝手だが、自分達は違うんだ、と。

しかし右手の指は反発した。自分達はいつも傷が絶えない。たまには楽をしたい。と。


さらに次の日、両手とも言うことを聞かなくなっていた。
口をつむいで黙ったまま、動こうとしなかった。

それだけでは済まず、両足も、いつも重いものを支えるのは嫌だと、
足の指、
足の裏、
くるぶし、
足首、
膝、
果ては股関節まで。

それを見て、手首や肘まで動かなくなる始末。

ほとんどの部分が動かなくなり、オレは肘をついて肩で動くことを余儀なくされた。

しかし、その肩さえも、なぜ自分だけこんなつらい目に合わなければならないのかと、動きを弱めていった。





さらに次の日、オレは病院にいた。

なんでも全身の関節が固まってしまう病気だとかで、治療を受けることになった。

彼らにしてみれば、強制的にストライキを中断され、働かせられるようなものだろう。
しかしそうしないとオレは生きられないのだ。


入院数日後、オレは歩くこともつかむこともできるようになっていた。
彼らはなにかと文句は言っていたものの、役割を果たすという大事なことを忘れていたことに、少々後悔しているらしく、
これからはお互いをサポートすることで、何とか決着がついた。


そう言えば、一人だけ反抗せず、おとなしくしていたやつがいた。

ほかの奴らは、役割を忘れない真面目なやつだと言ったが、そいつは言った。



生まれつきだから。と。






オレは今、腰痛に悩んでいる。

しかし、頼れる彼らのサポートで、結構いい感じだ。

あの反抗事件の後、後はお前次第だと言って、彼らはもう何も言わずに働いている。

動けなくなるその日まで。










・あとがき
子供の目線?大人の目線?子供の目線で考えると、なんだか楽しそうですが、そうも言ってられません。
親は「ヤバイ」と思ったそうで。
でも、実際関節だけでよかった。内臓までボイコットされたら・・・そう考えないのが子供の頭でしょう。
親指はお父さん、なんてね。

ちなみに腰は腰椎分裂症と言う、生まれつきのものです。調べてみてください。

マジで実話です。

小説というより、小さなお話第八回「健康のススメ。」

2008-03-07 14:43:37 | 小説と言うより、小さなお話
「健康のススメ。」

(注意・内容がキツメなので、途中で不快感を感じる方は、読まないでください。
なお、苦情の一切は受け付けかねます。てか、書いてる本人が一番堪えてたりしますが。)






 病院にて。

 朝・コンビニで買ったカロリー系ゼリー飲料。
 昼・コンビニのハンバーグ弁当。
 夜・弁当屋(チェーン店)のから揚げ弁当。
 飲み物・お茶、ジュース、缶コーヒー、ビール。
 おやつ・ポテトチップスなど。
 その他・タバコ

 カロリーオーバーです。
 ビタミン不足です。
 カルシウム不足です。
 塩分過多です。
 糖分過多です。
 食物繊維不足です。
 アミノ酸不足です。

 多い分は減らします。
 少ない分は補います。

 メニューを変えます。
 サプリメント飲みます。
 健康系飲料飲みます。
 ダイエットします。

 胃に負担がかかります。
 腸に負担がかかります。
 肝臓に負担がかかります。
 血流が悪くなります。
 高血圧になります。

 胃がんになります。
 大腸がんになります。
 肝臓ガンになります。
 肺がんになります。
 心筋梗塞になります。
 糖尿病になります。

 他にもまだまだ一杯なります。
 気をつけないと死亡率がXX%です。
 残された家族のためにも。
 お子様にも影響が。
 家の家系はそうだから。
 体質だから。
 生まれつきだから。

 仕方がないから。

 しょうがないから。

 死にます。



 
 大丈夫。これを飲めばならないから。

 大丈夫。これを食べればならないから。

 大丈夫。こうすればならないから。

 大丈夫。こうしたらよくなるから。


 だから。


 健康は金で買え。

 金があれば健康が買える。

 さあ、これを買えば健康だ。

 さあ、これも買えば健康だ。


 やった。健康国日本万歳。

 健康を金で買って万歳。


 金がない?

 なら。

 「死ね。」


 金がないなら死ね。

 金がないから死ね。

 金にならないなら死ね。

 死んでしまえ。価値のない人間。

 一銭の価値もない人間。



 じゃあ、

 健康はお金になるんですか?

 健康をお金にできるんですか?



 健康なら金を稼げ。そしてそれを健康のために貢げ。

 金があれば健康だ。健康は金で買える。健康なら金になる。

 ただし、

 我々が提供するものは、

「不健康になるものだがな。」



 こうして、この星は健康のために、蝕まれて行くのさ。

 健康なものに蝕まれて行くのさ。

 健康が蝕むのさ。

 健康に犯されるのさ。

 それが人間のやってきたことだ。



 救いはないのか?

 救いがないのか?

 救われないのか?

 救わないのか?


 疲弊して行く。

 腐って行く

 枯れて行く。

 朽ちて行く。

 乾いて行く。

 消えて行く。

 だれか、だれか、だれか、だれか、だれか、だれか、だれか。



 たすけてよ。



 

   
  


 なら死ね。

 みんな死ね。

 みんな死ねばいい。

 死んでしまえ。


 おまえなんか



 死ね。




 いやだ。
 生きたい。
 生きていたい。
 もっと楽しいことを。
 もっといろんな事をしたい。
 あれもこれもみんな。
 だから死にたくない。
 生きていたい。
 生きたい。


 でも、いつか死ぬ。


 みんな。


 みんな。




 だから死ね。
 死ぬまで死ね。
 もがいて、あさましく、金と時間に引きずられて、
 醜く、愚かに、汚らしく、血反吐をすすって、最後の最後まで未練がましく生にしがみつけ。
 その体が朽ち果てるまで、その命が消えうせるまで、永遠に生きて死ね。

 死ね。




 所詮死に行く命ならば、せめて、いまわの際まであがき尽くせ。


 でなければ。


「俺はお前を認めない。」















 気がつくと、俺は生きていた。

 そして、病院食がおいしく感じられた。  
 




・あとがき
最近の子供は偏食が進んでいるらしい。
それはどちらかというと、好きキライよりも、グルメになっているようである。
しかし、それはただ、一般的に「おいしい系」の物ばかりで、コンビニでよく並んでいる、ハンバーグ、揚げ物(鳥・豚)が主である。
いわゆる肉系である(牛丼も)。
また、ラーメン、パスタ、ヤキソバなどの麺類もある。

それって、グルメなのか?単に「外食系」になっていると考えてもいいのではないか?
実際そのようなものは、今や外食市場の花形であり、ほぼメインである。
そして、家ではあまり食べられない「外の味」に、憧れを持ってしまうのは当然の結果ではないだろうか?

でも、しかし、だが、そのままでは危険である。
なぜなら、本来食べ物とはそれ元来の味があり、その味を引き立てるのは調味料である。
しかし現在では、すでに味付けされたものしか食べず、素材本来の味はごまかされてしまっているからだ。
つまりは、生で味付けせずに食べられるものは、まずその味を知り、
そうでないものはなるべく素材を殺さず食べ、そして後に新たな味を付け加えることで、
更なる味を知ることができるのだ。つまり、美味しいものを食べたいなら、まず、
その素材の味を知れということである。

あなたは、そばの麺汁が、どのようなレシピかを味分けられますか?
おいらはちょっぴり自信があります。


ああ、あとがきでしたね。
肝臓壊しました。てか、脂肪肝です。
太りすぎです。
その記念に書きました。みなさんも、健康には気をつけましょう。

良くも悪くも。 

小説というより、小さなお話第七回「今にも落ちてきそうなあの雲の下で。2」

2008-03-03 14:08:16 | 小説と言うより、小さなお話
「今にも落ちてきそうなあの雲の下で。」

空には白い雲が漂っている。山の頂上で見る雲は近く、自分の眼下に漂っている。
こう見ると、自分は空の上にいるのか、大地に立っているのかわからなくなる。
ここは雲の上。大地の上。と言う事は、空の中なのだろうか?

遠くの眼下に広がる町は、玩具のように小さく、精密で、動き、そこに生きている。
ここから見ると、自分はいかにちっぽけなところに住んでいるのかと思う。

だが、そこに帰れば自分もちっぽけなものになる。

でも、そのちっぽけな町には、大切な家族、仲間、ものが詰められている。まるで宝箱のように。

山を降りると、雲の下に出た。まだ雲は近い。それに色が灰色になっていいる。雨が降ろうとしているのだろう。急いで家へと帰る。

その途中雨にぬれた。傘を差して雨を避ける人の中、傘を忘れたオレは、早足に家路につく。

びしょぬれになりながら玄関をくぐる。母が出迎えタオルを用意していた。

「ハイ。風を引かないように。それと、お風呂も沸いているから。そのあとご飯ですよ。」

父が帰っていた。

「災難だったな。早く風呂には入れ。」

姉が通りすがりに言った。

「なんで傘持ってかなかったの?バカ。」

妹が走ってきて言った。

「山、どうだった?風景、綺麗だった?」

兄が怪訝そうに言う。

「拭いてから入れよ?」

オレは言った。

「ただいま。」

みんな言った。

「お帰り。」

やっぱり、ちっぽけじゃない。

今にも落ちてきそうなあの雲の下、ぬれて帰るのもいいもんだな。





・あとがき
したきりすずめの話を、チョットアレンジするとこうなるのでしょうか?
ちがうかもしれませんが、大切なものって、案外近く似合って気づかないものだとよく言いますが、まさにその通りです。
かといって、世界にはもっと不幸な人がいる、と言いますが、それって失礼じゃないでしょうか?
彼らは彼らなりにがんばっているので、それを否定する言い方になり兼ねないからです。
でも、支援するなと言いません。通りすがりの人が倒れていて、大丈夫かと手を差し出すのは好意からであり、
相手が望んでいなくとも間違ってはいないのです。

ただ、小さな親切大きなお世話にはならないように。

かつて阪神大震災の被災者の方々もこう言いました。
「がんばれって、これ以上どうがんばればいいんだ?」
押し付けのがんばれも、当事者には強制的なものになるときがあるのでしょう。
そんなときは、応援しますで十分でしょう。

とにかく、家族はいいものです。そうでない人もいますが、真の家族と言える人ができればわかるでしょう。

小説というより、小さなお話第六回「メール受信 タイトル:某所 発信者・母」

2008-02-26 10:07:35 | 小説と言うより、小さなお話
「メール受信 タイトル:某所 発信者・母」

 メール受信

 母からだ。

タイトル・某所
「明日姉のホームへ行ってきます。
 認識 日常生活の後退などがかなり進んでいるみたい。
誰のため何のために生かされてるのかしらね自覚が無い事が幸いなのかもね?」

 メール返送

タイトル・Re:某所
「本人に生きている自覚がある限り生きている。
たとえ自覚が無くとも、その体が生きようとするかぎり、それは生きる意思がある証。
ただ我々との差は、それが、「他人から見て生かされているかそうでないか」に過ぎない。
大丈夫。過去か未来へ進むなんて、大した事は無いよ。停まらないかぎり、ね。」

返事はなかった





・あとがき
 たんなるメールのやり取りです。後日、
「姉はただいま44才いいな若くって! 某所にて(*^0^*)」と来ました。
「なんとまあ!」と返信しました。なんか安心しました。