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喜多方発・磐梯町慧日寺・中門落成。

2009-04-02 15:55:25 | Weblog
蔵の街・喜多方から、お隣の磐梯町・国指定史跡、慧日寺金堂に続き、中門が落成しました。昨夜の雪も消え午後から天候も回復したので早速行ってきました。

磐梯町は喜多方市のお隣ですが、慧日寺周辺は何と一面の雪化粧です。見学の皆さん震え上がっていました、途中の道路に現在の気温2度と表示してありました。標高差がかなりあります。

慧日寺は国指定の史跡です。平安時代の初めに法相宗高僧・徳一によって開かれた寺院で東北地方では開基の明らかな寺院としては最古のものとして知られています。徳一が理想郷を求め磐梯の地に開いた慧日寺。仏都会津はここから始まったと言えます。
栄華・盛衰により長く史跡として埋もれていた寺院の中心的建造物を復元しようと町民をはじめ多くの方々の願い、努力によって昨年、金堂が復元しました。それは当時の寺院としての建造物を復元すると言う事で、発掘調査を元に現存する建築遺構をを参照に設計をしたそうです。平安時代に既にこれだけの建築物があったという事は当時の匠の技がいかに優れていたかを物語っています。

金堂は昨年ゆっくりと見学をしてきました。今回の中門は金堂のすぐ前に在ります。門としての建屋ですから大きく有りません。正面6m弱奥行き4m高さは5,5m程です。ご覧の様に鮮やかな朱色の柱がひときわ目立ちます。屋根は金堂と同じく厚めの杉板を用いた「とち葺き」と思われます。 発掘調査で瓦は出土してないそうです。

慧日寺には資料館もあります。ゆっくりと史跡全体を見学すると数時間は掛かる広大な面積です。暖かくなったら是非訪れて観て下さい。
道を隔て東側に仁王門・薬師堂・そして徳一廟・少し離れて磐梯神社があります。

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