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喜多方発・・・蔵の街の地域情報を主に発信します。観光・歴史・文化・催しその他等。

喜多方発・・文化財的・橋梁

2008-06-20 16:42:16 | Weblog
蔵の街・喜多方には水力発電所が数ヶ所在りますが、その一つ喜多方市塩川町の猪苗代第四発電所前の日橋川に架かる橋が本日の画像です。私の大好きな橋の一つです。我が国にとっても貴重な文化財的な橋梁で、120年を迎えようとしてますが今だ現役の橋です。橋梁の場所は喜多方と会津若松・磐梯町の堺の辺りですが、塩川町へ向って走ると発電所前の左手に見えます。今頃は周りの緑が濃くて橋が綺麗に見えます。

橋の名を「切立橋」きったてばし・と言います。大正10年に発電所の建設時に資材輸送用の軌道の橋として磐越西線の広田駅~発電所間の日橋川に架橋されました。・・この橋の前身は、明治23年に(1890)にドイツで制作され翌年に九州鉄道(現JR九州)鹿児島本線の矢部川に架橋されていたものですが、大正時代に入り列車荷重の増加に伴い引退しました。その橋が縁あって、会津の地で、転活用されたものです。当時このプレハブ橋はドイツから日本に11橋輸入されましたが、現存する橋は本橋を含め僅かに2橋となり、歴史的遺産としても大変貴重なものです。・・・と東京電力さんの橋名板に書いてあります。・・現在も一般道路の橋として利用されてます。今度と通った時に気を付けて観てください。歴史を感じさせる立派な橋です。・・長さ49M・ドイツ「ハーコート社」・ボーストリングトラス橋・部材をボルトで連結組み立てするプレハブ橋です。

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