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属概念 genus concept[草稿]

2010年08月16日 15時24分47秒 | 生命生物生活哲学
2010年8月16日-2
属概念 genus concept[草稿]

 標語:各自、考えよ。

 属と種の関係は、『歴史』(メカニズム的に多義的)だけでは構築できない。
  属タクソンは、種タクソンの定義的諸性質の共通項として定義される。
  これを、(潜在的反応的性質も含む)諸性質を持つ生物体メカニズムの生成および維持(崩壊は(またひょっとして維持も)そのタクソンに属する生物体の絶滅という生態学的問題である)として解釈する。

 属システムは、実在するか?
  種システムと同様に、実在するとしても、存在の検出はかなり未来でも無理。
  すると、発生過程での推論が有力な一つ。

 種位階 rank〔rankを階級と訳すのを廃棄する〕で化石の予測、属位階で化石の予測
 Proceratiinae
  Proceratium
   [Proceratium=Sysphinctaとなることの予測]
  [Discothyrea]
   W.L. Brown、Clark、Taylor、Bolton、Wardの亜科概念の変遷

 Myrmicinae
  Strumigenys
   W.L. Brownの属概念の変遷、Dacetoniniの分類
   BoltonのPyramicaをめぐる論拠
  Pristomyrmex pungensの職型雌と職蟻とDiacamma sp.の胸部

 発生過程での開閉的転換または分岐のメカニズムと等価クラス
 システム分岐に位階を付与する根拠
 カスケード機能をもたらすメカニズム
  DNAの機能的単位(分子)が、パラメータとして参照されるメカニズム。
   値=0、は除去の場合と、下位システム変更による抑制または物質的欠損
  それはいかにして、可能になったのか、つまりシステムに組み込まれたのか。
  パラメータそのものの変更、またはパラメータ参照的変更、両者が同一の場合。
 上位パラメータ=システムのメカニズム的制御?
 
 
文献
Dubois, A. 1988. The genus in zoology: a contribution to the theory of evolutionary systematics. [Memoires du Museum national d'histoire naturelle. Serie A, Zoologie] 122pp. Blackwell Scientific Publications. [ISBN: 9782856531518]

森下正明.1955.属数と種数の関係について.生理生態 6: 118-126. 〔森下正明生態学論集第二巻 pp.441-457. 思索社 1979に再録〕.[帰無仮説=random絶滅]