生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

藤山由香展:軌跡、の分析途上

2010年02月22日 08時44分44秒 | 美術/絵画
2010年2月21日
藤山由香展:軌跡/ギャラリーミヤシタ(札幌市中央区南5条西20丁目1)

■[分析途上]
 構図 composition(この定義はまだできていないが)は、全渡的 overall(この定義もまだだが、とりあえず、要素的なものが画面全体に配置されるか、全体に途切れなく連続的な場合を言うことにする)。
 形態は、目立った要素は無くて、おおざっぱには連続的な、まだら模様。青と白のまだら模様が基調で、作品によっては黄色や緑が薄く入る。まだらと認識される単位の面積は目測しなかった。
 画肌は、幅広い筋が長く入ったり、短いのが異なる方向で重ねられている。砂を混ぜているのかと思ったが、油絵具だけとのこと。
 明度は中くらいから明るいものまで。ほぼ全面が白いものもあった。
 小さなキャンバスを2つまたは3つ隣り合わせて一つとしてのもある。
 表題はすべて無し(無題という題の表題札が無い)。
 作品数は上空から時計回りに、西壁1, 北壁1+1, 東壁1+1, 南壁1+(1+1+1), 西壁1+(1+1)。この勘定は現場記載でなく翌日の記憶想起で書いており、まちがっている可能性大。大きさも各作品ごとに書くべし。
 視覚効果は判定できず。というより、記述用語が構築途中なので。会場の真ん中あたりに椅子があり、座ってみることもできるのはよかった。
 要素形態が無しまたはきわめて不明瞭な作品として、鈴木悠高作品や杉山留美子作品とどう測定し、どう比較すればよいか。