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地球温暖化対策費

2011年05月27日 00時18分06秒 | 生命生物生活哲学
2011年5月27日-1
地球温暖化対策費

 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%90%83%E6%B8%A9%E6%9A%96%E5%8C%96%E3%81%AB%E5%AF%BE%E3%81%99%E3%82%8B%E6%87%90%E7%96%91%E8%AB%96#.E5.8E.9F.E7.99.BA.E7.94.A3.E6.A5.AD.E3.81.AB.E9.96.A2.E3.81.99.E3.82.8B.E9.99.B0.E8.AC.80.E8.AA.AC
の、ウィキペディアの「地球温暖化に対する懐疑論」という項目には、

  「IPCC第4次評価報告書の第2作業部会の統括執筆責任者をつとめたスティーブン・H・シュナイダーは過去に地球寒冷化説を唱えており、地球温暖化説に変説する以前に原発の推進を唱えていた[88]。
   IPCC第1次評価報告書には、原子力エネルギーの利用を図った場合のシナリオが温暖化の抑制効果が高いとされ[89]、IPCC第2次評価報告書には地球温暖化の対策オプションとして「原子力エネルギーへの転換」という項目がある[90]。」

とある。IPCCの評価報告書に地球温暖化対策の一つとして、原子力エネルギーの利用があるのは、なぜなのだろうか。原発事故という危険またはリスクは考慮されなかったのだろうか?
 いまも放射性物質を排出して環境汚染をしていることは、事実として今そこにある危険である。
 地球温暖化対策に毎年1兆円ほどだろうか(朝野・杉山によれば、「地方自治体も含めると、 すでに日本の地球温暖化対策予算は3兆円に上るとされる」)を使ったことに対して、(不景気によるのではなく)温暖化回避の効果はあったのだろうか? その予算で、たとえば高台に住宅をつくるべきだったのではないか。いずれ地震は起こる。起こってもよいような対策を高じるべきである。

 
[A]
朝野賢司・杉山大志.3兆円の地球温暖化対策予算の費用対効果を問う.(財)電力中央研究所社会経済研究所ディスカッションペーパー(SERC Discussion Paper): SERC10012.
http://www.climatepolicy.jp/thesis/pdf/10012dp.pdf
http://criepi.denken.or.jp/jp/serc/discussion/index.htmlからも入手できる。