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《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

地球温暖化論問題文献-1

2010年04月27日 12時21分31秒 | 生命生物生活哲学
2010年4月27日-1
地球温暖化論問題文献-1

 きょうの標語。
 <気候は無い。気象だけがある。>
 解題:気候とは、直接観測することのできない人間の構築体であって、気象という実際の現象の統計的な構築概念である。たとえば平均値は、計算によって『存在する』のであって、あくまで現象をもたらすメカニズムとその振る舞いを(諸モデルを介して)推定することによって、気象を、したがって『気候変動』を、われわれは予測し、制御できるのである。1と2と3の平均値は2である。2という値は観測されているが、個体として存在するのであって、平均値として存在しているのではない。

[E]
枝廣淳子・江守正多・武田邦彦.2010.1.温暖化論のホンネ:「脅威論」と「懐疑論」を超えて.220pp.技術評論社.[ISBN 9784774141039 / 1,380円+税].

[K]
木本協司.2010.2.CO2温暖化論は数学的誤りか.xii+345pp.理工図書.[ISBN 9784844607496 / 2,000円+税].〔著者は二酸化炭素倍増時の地表気温上昇(気候感度)を平均0.5度~0.75度と推定した論文が、Energy &Environmentに受理されたと言う。IPCCによる計算は平均3度なので、IPCCは4~6倍も二酸化炭素の脅威を過大評価している(ii頁)と言う。〕

[L]
ロンボルグ,ビョルン.2007.(山形浩生訳 2008.7)地球と一緒に頭も冷やせ!:温暖化問題を問い直す.315pp.ソフトバンク クリエイティブ.[ISBN 9784797347234 / 2,000円+税].〔Lomborg, Bjorn. COOL IT:THE SKEPTICAL ENVIRONMENTALIST’S GUIDE TO GLOBAL WARMING〕

[N]
中島映至(監修).2010.1.気候科学の冒険者:温暖化を測るひとびと.237pp.技術評論社.[ISBN 9784774140940 / 1,580円+税].〔古本屋で20091216に買った.20100103読了したが、0427中身を覚えていない.「犬など夜行性の動物は夜しか動けなかったそうで、そうなると目の感度をあげるために、色の感覚を犠牲にするわけです」(61頁)とある.犬は夜行性?、犬は色彩感覚無し?、「~のために、~を犠牲にする」? サイエンス・カフェでは、俗説の垂れ流しが自由らしい。〕

[V]
ヴァーツラフ,クラウス.2009.(住友進訳 2010.3)「環境主義」は本当に正しいか?:チェコ大統領が温暖化論争に警告する.192pp.日経BP社.[ISBN 9784822247980 / 1,500円+税].〔V'aclav, L
Klaus.若田部昌澄 解説・監修〕

[T]
槌田敦.2009.10.誰も言わない環境論〈3〉「地球生態学」で暮らそう.287+vi pp.ほたる出版/星雲社.[ISBN 9784434136573 / 1,500円+税].