生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

上村松園「焔」

2010年03月26日 22時19分13秒 | 美術/絵画
2010年3月26日-7
上村松園「焔」

 上村松園展が、
  2010年11月2日(火)~12月12日(日)京都国立近代美術館
で開かれる(公式HPで確認済み)。『美術の窓』2月号32頁によれば、9月7日(火)~10月17日(日)に、東京国立近代美術館でも開かれる(公式HPでのスケジュール掲載を確認した)が、Googleっても、その記事のところが出てこなかった。なんで?

 松園自身、なぜこのようなものを描いてしまったのかという、
 「焔」
は、大阪市立美術館で見た(それでてっきり、そこの所蔵だと思っていた)。ガラスケースに入っていたが、大きく迫力満点であった。こんな作品があることを知らなかった。
 後日に、名古屋の高島屋で上村親子三代の展示があり、また出会えたとおもったが、近くに行くと小さく見え、なにか変。すると、「模写」であった。蜘蛛の糸は現在では黒に近いが、銀が変色したらしい。模写は、黒ずんだのを「本来」の銀で行なったもの。しかしおそらく、蜘蛛の糸は黒っぽいほうが、迫力に寄与していると思う。

 わたしが大傑作だと思うのは、
  上村松園「焔」(東京国立博物館蔵)
  福田平八郎「新雪」(写実的だからだろうが、石の配置は変更したい。しかしそのことはどうでもよいほどの出来。京都国立近代美術館所蔵かと思ったが、違った。個人蔵なのだろうか?)
  Lucio Fontana「空間概念」(国立国際美術館蔵/大阪)。