生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

簡素で豊か、平和な生活

2016年04月17日 23時12分00秒 | 生活哲学
2016年4月17日-1
簡素で豊か、平和な生活


 コンビニでは、4割の食料品が捨てられているという。
 世界では、また日本でも、飢えに苦しむ人が多数いるのに、なんという浪費だろうか。
 簡素な生活 simple life をしよう。
 そして、文化的生活をしよう。
 放射性物質を作り続けるという愚かなことは、即刻止めにしなければならない。
 地球の汚染を食い止めよう。
 私たちの惑星を大切にしよう。

 憎しみは手放そう。
 寛容の心で平和に暮らそう。
 政治家たちに、もの言おう。


 世界一貧しい大統領と呼ばれた男 ムヒカさんの幸福論
 聞き手・萩一晶2016年3月31日21時16分

 「モノを買うとき、人はカネで買っているように思うだろう。でも違うんだ。そのカネを稼ぐために働いた、人生という時間で買っているんだよ。〔略〕たくさん買い物をした引き換えに、人生の残り時間がなくなってしまっては元も子もないだろう。簡素に生きていれば人は自由なんだよ」

 ――幸せだと感じるのは、どんなときですか。

 「自分の人生の時間を使って、自分が好きなこと、やりたいことをしているときさ。〔略〕」
〔略〕

 「効率や成長一辺倒の西洋文明とは違った別の文化、別の暮らしが日本にはあったはずだろう。それを突然、全部忘れてしまったような印象が私にはある」
〔略〕

 「このまま大量消費と資源の浪費を続け、自然を攻撃していては地球がもたない、生き方から変えていこう、と言いたかったんだ。簡素な生き方は、日本人にも響くんだと思う。子どものころ、近所に日本からの農業移民がたくさんいてね。みんな勤勉で、わずかな持ち物でも満ち足りて暮らしていた。いまの日本人も同じかどうかは知らないが」
〔略〕

 「〔略〕憎しみのうえに、善きものは決して築けない。異なるものにも寛容であって初めて、人は幸せに生きることができるんだ」
〔略〕

 いま希望を感じるのは彼らだね。〔略〕知性で世界を変えていこうという若者たちだ」
〔略〕

――格差が広がったのは?
 「次々と規制を撤廃した新自由主義経済のせいだ。市場経済は放っておくと富をますます集中させる。格差など社会に生まれた問題を解決するには、政治が介入する。公正な社会を目指す。それが政治の役割というものだ。」
〔略〕
 「もちろん国家は必要だよ。だけど、危ない。あらゆるところに官僚が手を突っ込んでくるから。彼らは失うものが何もない。リスクも冒さない。なのに、いつも決定権を握っている。だから国民は、国家というパパに何でも指図されていてはいけない。自治の力を身につけていかないと」
http://digital.asahi.com/articles/ASJ3X7FSVJ3XUPQJ006.html?ref=sp_con_mailm_0406_11