四手辛夷（シデコブシ）は、モクレン科モクレン属の落葉小高木で日本固有種です。
環境省のレッドリスト（2007）では、準絶滅危惧に登録されている「生きている化石」
とも言われる貴重な植物です。同じモクレン科のコブシとは全く違い、花色は淡い紅色
で、花びらは細長いリボン状で12～20枚以上外向きに咲きます。
ウェブ検索で、「四手」というのは「玉串や注連縄(しめなわ)などに下げる紙」のことで、
花の様子を見立てたものだそうです。春風になびく花びらを見ているとな～る程と納得し
ました。いつまでも見ていたい花です。
