土地は公有がいい。もう、これ以上、不動産屋の好き勝手にさせてはいけない。
毎日毎日、大切な国土が、不動産屋どもによって削られいくのを見るのは辛いっす。
ワタクシは、最初、他の国も日本と同じように土地に高い値段をつけて売買してるんだと勘違いしていたのですが、そうじゃないらしいですな。知らなかった。
日本でも、昔はちがかったらしくて、こんな有り様になったのは戦後らしい。
ワタクシは、土地制度だけは社会主義でいいと思う。政府がきっちり管理してくれ。お願いだから。
こんなことしてたら、いつか誰もこの国に住まなくなる。
バブルでこりたと思ったんですが、最近また復活しつつあるようです。
なんていうか、過去の反省が全く生きてないですな。
土地は神話になりえないんだよ。
毎日電車に乗りながら、潰れてゆく畑や田んぼを見ては、心を傷めています。
以下は司馬さんのほんの中からの文章です。
日本人の国民経済だけでなく精神も文化もモラルも都市も農村も、何もかも土地という悪の巨大な誘引体のためにだめになっていく-もしくはだめになってしまった-ように思うのです。
昭和30年代の終わりごろから、土地を公有にしなければ日本はどうにもならなくなるのではないかと思うようになりました。
土地は公有だという合意が原則だけでも成立しない限り、土地の上に成立している政治、経済あるいは人文などの諸現象の生理は土地の病気をそのまま受けますから、異常が異常をかさねてゆくのではないでしょうか。まあ、崩れるところまで崩れきるのを待たなければしょうがないということもあるかもしれませんが。
土地と日本人 対談集 (中公文庫)