かりんとうの小部屋Z

このブログでは趣味や仕事や生活について、まったりと語っています。

フラグタイム

2019年11月28日 20時01分01秒 | アニメ・ゲーム
何の予備知識もなく鑑賞。
百合アニメですが、複雑な感情の交錯に心を打たれます。
女子特有のコミュニティ、人間関係。それに順応できず(あるいは過剰に順応)、もがき苦しむ女子二人の姿が印象的。

3分間だけ時間が止められる森谷は、同じクラスの村上遥のスカートを覗く。しかし遥だけは時間が止まっておらず、覗いたお詫びとして森谷は遥の言うことを何でも聞く羽目に…。そして二人はだんだん近づいていく、みたいなストーリー。
森谷は友達いない(作らない)タイプ、遥はみんなにいい顔する仮面優等生タイプ。後にわかることだが、遥は周りに気に入られる為に(嫌われない為に)学校全員のプロフィールを書きとめている。
遥の闇は深い。森谷が3分間時間を止めると、遥は好き放題する。教室で下着姿になって写真を撮ったり、クラスメイトのノートに落書きしたり。こういう子は不幸な人生を送ると相場が決まっている。自殺したりね。多分森谷と関係を持った頃は、ぎりぎりのところだっただろう。森谷と出会えたことで、やっと本来の自分が出せるようになった遥。良かったね。あぁ、二人の未来に幸あれ!と言いたいところだが。でもこの二人の関係って有限なんだろうな。高校卒業までか、それとももう少し続くのかわからないけど、なんとな〜く終わりそう。森谷は後半で時を止める能力を喪失してしまう。それは「青春期の輝き」の終わりが近いという暗示にも見えた。
しかし別れたとしても二人の人生は悪いものにはならないだろうな!
なかなかいいアニメ見た。

【良い点】
1時間という短い時間でうまくまとめた印象。これより長くても短くてもだめな気がする。

ちゃんと声優を使ってる点。

エンディングのfragileも作品に合ってた。

【悪い点】
特になし。

干す

2019年11月17日 09時06分20秒 | 生活のこと
家事の中で、洗濯物を干すのが一番嫌いだ。
洗濯機が回ってる間、「ああ、このままずっと回っててくれたらいいのに。そしたら干さなくてすむのに」と思う。終了のピーピー音がうらめしい。
乾燥機買えよと言われるかもしれないが、お金を使うのはもっと惜しい。
というわけで、今から頑張って干します。

事情を知らない転校生がグイグイくる。

2019年11月10日 22時05分01秒 | アニメ・ゲーム
ガンガンJOKERで連載中。
目がギョロっとしててクラスメイトから「死神」のあだ名で呼ばれている西村茜と、そんな事情を知らない無垢な転校生高田太陽の二人を中心とした、小学校ラブコメ?。
現在単行本は4巻まで発売中。

【良い点】
茜ちゃんはクラスメイトからいじめに近い扱いを受けてるんですが、太陽君が全部ひっくり返していくんですよね。「死神」のあだ名も太陽君からすると「かっこいい!」、「ギョロっとした、冷たくて不気味な目」も「大きくて、クールで不思議な目」とポジティブに変えていく。茜ちゃんの世界は、太陽君と出会ったことで大きく開けていきます。
特筆すべきはクラスメイトとの関係。茜ちゃんに対する悪口はずっと続くのですが、そのたびに太陽君がポジティブワードに変えていき、クラスでの扱いはそこまでひどくはなくなります。というか全部太陽君がガードしてます。
また、太陽君と仲良くなったことで、太陽君の親友の日野くん、日野君の幼馴染、海美ちゃんとも仲良くなります。今まで友達ができなかった彼女にとって、ものすごい変化であることは、3巻の味玉エピソードでよくわかります。
4巻では、今まで茜ちゃんをいじめていた女子のひとりと向き合うシーンがあり、非常に感動的です。
【悪い点】
特にありません。

【総合評価】
多分どの学校にもこういう女の子はいると思います。地味で目立たなくて、いじめられているような子。現実世界では、そういう子が誰かの力を借りて変わってくってのはほとんどないかも。地味な子は地味なまま卒業し、誰の記憶にも残らない。本人もだめだだめだと言われて日陰の人生を送る。
そして周りも何もできない。私のクラスメイトにも不登校児はいたが、そのまま。現実は甘くない…。
だからこそ、この漫画は、奇跡の物語なのだ。太陽君がいなければ、茜の人生は真っ暗闇だったろう。多分茜にとって太陽君は王子様、いや神様みたいな存在。そして茜はだんだん変わってく。尊い。
現実でも、少しでもこういうことが起こるといい。この漫画を読んで、学校で苦しんでる子に寄り添ってあげられる、心の優しい人が増えますように。

とりとめのないこと

2019年11月06日 21時26分56秒 | 生活のこと
いとこの葬儀が終わった。
化粧されていたにも関わらず、彼の顔は決して美しいものではなかった。
ずっと部屋から出ず、風呂にも入らなかったので、においもした。
安らかな、とはいえない姿だった。
たぶん本人は、自分が死んだこともわかっていないだろう。

葬儀の時、ほとんど語るエピソードがなかった。子供の頃の話か、
ここ数年の病気のことしか話題がなかった。悲しい。

お通夜のときは涙が出ず、こんなものかと思ったが、葬式の時は
こみあげるものがあった。そして今でも涙が出る。
祖父、祖母の時も泣かなかった。人の死で涙が出たのは初めてだ。
心の中は未整理。たぶんずっと整理できず、いや整理せずに生きていく
かもしれない。

本当はもっと長生きできるはずだったと思う。できるなら人生の最初の
方からやり直させてあげたい。こどもの頃は、何が人生に重大な結果を及ぼすのか
なんて、わからなかった。

家が店をやっていて、ほとんど親子の時間がとれていなかった。だから薄暗い部屋で
ゲームをするしかなかった。その結果、てんかんになってしまった。愛情不足で自信が
持てず、高校も行けなかった。そういう人生だった。かわいそうな人生。

私も自分の人生、自分のことにかまけていた時期が長く、人に興味を持ったり、優しく
したりできない日々が長かった。3年前関東に戻ってきて、ようやくそういうことが
できるようになり、これから彼と向き合いたいなとずっと思っていた。
今年ようやく会うことができ、さあ、これからと思っていた矢先に亡くなってしまった。

でも今年会えてよかった。向こうも楽しそうにしてくれた。神様が最後に会わせてくれたのかもしれない。

彼の分も生きなければならない。いつかあっちの世界で会えるだろうか?




いとこのこと

2019年11月02日 21時40分54秒 | 生活のこと
自分といとこはよく似ていた。歳も近かったし、趣味も同じだった。言うなれば、「一卵性いとこ」みたいな感じだったかもしれない。今年の3月、10年ぶりぐらいに会った時、彼は相変わらず引きこもってはいたけれど、暗さはなく、昔と同じように楽しく話せて、ラインも交換できた。しかし8月に、「また遊びに行くから元気にしてて!」とメッセージ送ったのが最後になってしまった。昨日親からの電話で、死んだと聞かされた。何というか、かわいそうな人生だったなぁと思う。もう少しみんながうまくやれば、こうはならなかったような気がする。自分も含めて。病気もほっといてはいけなかった。心に穴があいた気分です。