東部労組エス・インターナショナル支部結成!
初の抗議アピール行動を実施!
食料品の輸出入などを手がける株式会社エス・インターナショナル(本社・横浜市)と関連会社の労働者28人がこのほど全国一般東京東部労組エス・インターナショナル支部を結成し、5月11日に同社の山手オフィス前で初めての抗議アピール行動を実施しました。
組合結成の動機は、同社の菅井麻貴社長の会社資産の私的流用や放漫経営によって労働者の一時金(賞与)が大幅に減額されたことや菅井社長の度重なるハラスメント行為などへの怒りです。すべての組合員は菅井社長が会社代表として「不適格」と判断し、社長からの退任を求めています。
2月20日に労組が実施した組合結成申し入れ行動で菅井社長は「アポがないから話はしない」の一点張りで警察に通報するなど不誠実極まりない対応でした。結局、この日は組合員の説得に応えることなく会社から駅前のタクシーに乗り込んで逃亡するという恥知らずな行動に終始しました。
これに対して支部組合員はただちに争議行為の「怠業」(サボタージュ)に突入し、社長への事実上の役員報酬である金銭の振り込みなどをストップさせました。この闘いによって組合員から逃げ回っていた社長が3月下旬になってようやく団体交渉の席に着かざるを得なくなりました。
団体交渉で組合は、経営難にもかかわらず社長が会社の経費で高級外車(ポルシェ)を買ったり、娘の学校送迎のタクシー代を支払ったり、自宅の家事代行サービス費用を支出したり、その贅沢ざんまいの実例を指摘・追及しましたが、社長が非を認めることはありませんでした。
労働者に犠牲を押しつけながら社長が自分だけの私腹を肥やすやり方を反省する姿勢がなく、また組合への不当労働行為も相次いでいることから、同支部は今回初めての抗議アピール行動に立ち上がりました。
同社の山手オフィス前で、本社勤務の支部組合員5人は「私的に流用した会社資産を返還しろ!」「パワハラやめろ!」などの手作りのプラカードを掲げました【写真】。同オフィスにはちょうど私的流用の象徴的存在であるポルシェも駐車されていました。支部組合員一人ひとりがマイクを握り、「昨年の一時金がわずか800円の労働者もいたのに自分はポルシェを買い替えるとは何事か」「労働者はあなたのために働いている駒ではない」「何かといえば懲戒処分すると脅して労働者に感謝の言葉ひとつもない」などと怒りと不満を訴えました。
東部労組本部や他支部の仲間も支援に駆けつけ、社長への糾弾と同支部組合員への激励をアピールしました。組合の要求書に誠実に回答するよう求める申入書を社長に渡そうとしましたが、オフィスのチャイムを鳴らしてもだれも出てこなかったためポストに投かんしました【下の写真】。
最後に「放漫経営を許さないぞ」「菅井社長は退任しろ」「労働者の生活を守れ」などのシュプレヒコールを全員で上げ、団結ガンバローで行動を締めくくりました。
東部労組とエス・インターナショナル支部は引き続き団体行動権の行使も辞さず徹底的に闘っていく方針です。社長の放漫経営から労働者の雇用と生活を守るため労働組合で立ち上がった新しい仲間をよってたかって勝利させましょう!みなさんのご支援をよろしくお願いします!
東部労組とエス・インターナショナル支部は引き続き団体行動権の行使も辞さず徹底的に闘っていく方針です。社長の放漫経営から労働者の雇用と生活を守るため労働組合で立ち上がった新しい仲間をよってたかって勝利させましょう!みなさんのご支援をよろしくお願いします!