中野系

この銀河系の中心、中野で考えること

人はどこまで開き直れるのか

2005年11月28日 | 日常
また、ではあるけれどやはりいま気になるのは姉歯設計事務所関連。特にヒューザー社長のキャラクター、これは注目せざるを得ない。被害にあった方には申し訳ないし、他人事として楽しむのは不謹慎かもしれないが。

鈴木宗雄議員騒ぎとかミドリ十字の阿部氏あたりもそうであったように、偉大なまでの開き直りを出来る人間を観察する行為って、なんとも言えず不思議な経験だ。

嫌悪感はもちろんなのだけれど、それ以上になんだか「感心」(決してポジティブな意味ではないのだが)してしまう部分が出てきてしまう。性善説の信者になるには歳をとりすぎたけれど、それでも「人はどこかしら善の部分はあるのではないか」という期待は捨てきれない。そういう甘さ、もあるからか彼らのようなタイプをみていると他者との差異の認識、というレベルでなくなんだか別の生き物でも見ているような感覚に襲われてくる。

あそこまでの開き直りをしている人はどういう精神構造なのだろう、またどういう人生を過ごすことでそうなってしまうのだろう。語弊はあるのかもしれないけれど、いくらでも考える事が沸いてきて、見ていて「飽きない」。

テレビ製作側でも思いは同じのようで、最近では同社長の学生時代や過去の行動、かなりパーソナルな部分を探りに入っている。メディアの無神経な個人の人権侵害には疑問をもつこと多いけれど、今回ばかりは好奇心にその建前も負けてしまう。

もしも人の心が覗ける機械があるのだとしたら、今は迷わず彼の心について覗いてみた、と思っている。実際に見たらみたで多分後悔すると思うけれど…

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