中野系

この銀河系の中心、中野で考えること

流行語大賞の?

2005年11月17日 | 日常
何年も違和感を感じつづけていたのが毎年年末に発表される「流行語大賞」。

選考プロセスもよくわからないのだけれど、なにより違和感を感じるのはその候補として挙がる単語。

流行語といえば「はやった言葉、言い回し」だと普通思うのだけれど、あの候補としてリストにあがるもの(そしてしばしば大賞に選ばれるもの)は流行語、というよりは名詞であったり、事象、事件であったりするものが結構ある。

たとえば2004年の大賞は「チョー気持ちいい」。実際に流行ったかはともかく、たしかにこれは流行語のカテゴリーに収まるだろう。一方、同年のトップテンには「冬ソナ」も入っているけれどこれはおかしい。流行語ではなく、流行したドラマの名前、流行したモノだ。「流行語」ではない。

今年の候補を見ても「iPod」とか「電車男」「悪質住宅リフォーム」等々。流行語というよりは、流行ったものを単に挙げている感じ。

眉を吊り上げて憤るほどのことでもないけれど、年末になると毎年、どうしてこのことを誰も指摘しないのか、なんとなく違和感を感じつづけている次第。

と、ここまで書いてよくウェブサイトをみると「新語・流行語大賞」とある。サイト内でも単に「流行語大賞」と記述している部分もあるけれど、正式名称は前者らしい。そういうことであるなら、まぁ納得がいく。そそっかしかったのは自分だった…

書き始めてからこの事実に気が付いたので、収まりも悪い。取ってつけたようで申し訳ないけれど、今年の流行語大賞、個人的に予測しておきます。たぶん「小泉チルドレン」で決まりでしょう。これまでを見る限り、この賞は政治関連用語に甘いみたいだし(1999年の大賞「ブッチフォン」は未だに謎)。

最新の画像もっと見る