中野系

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iPod Shuffle(1GB)

2005年08月10日 | 物欲の彼岸
年明けにAppleがiPod Shuffleを発売、世間が大騒ぎしてしばらくは入手困難な状況が続いたのは記憶に新しいところ。その騒ぎの中で一緒に浮かれながら何とか手に入れたのがiPod Shuffle(以下Ipod-s)の1GB。

発売当初騒がれた理由の一つはその値段。あの時点ではMP3プレイヤーとして、容量比で「破格」の安さだった。音楽を再生できないUSBメモリとしても充分に安い設定。発売後には他メーカーも追随していたけれど、こういったエポックメイキングな姿勢には特に「マカー」でない自分にとってもなんだか心地よいものだった。

あと、これはかなり賛否両論集めたけれど、液晶パネルを一切省き再生をランダムにしてしまおう、という発想。技術的には何も新しくないし、むしろコストカットの良い言い訳、と言えなくもないえけれど、この商品のような「スタイルの提案」って、日本企業の最も苦手なところのような気がする。

半年使用した感想、確かにポップミュージックを街中で聴くという前提であれば(こういうプレーヤーはだいたいそういう使い方のはず)Appleの提案するこのスタイル、全く不満を感じない。シャッフル、という機能はなれるととてもよい。自分のライブラリなのに次はなにかな、という楽しさが加味される。

いうまでもなく今はこれを聴きたい、という使い方はできないので「割り切り」は必要。またクラシック音楽を主に聴く人には向かないと思う。マーラーのシンフォニーの終楽章ばかり連続して再生されたりしたら聴いてられないし…

自分の場合、もともと普通のiPodも持っていた。このように他に「好きな曲を選べる」プレイヤーを持っているのであればお勧めだけれど、最初の1台、とするのであればあまりお勧めはできない、というのが正直なところ。

2台も保有する理由、単に商品の値段と物欲にまけてしまった、ということろもあるけれど、実は前からビートルズだけを延々と流すプレーヤーが欲しかったので、購入に踏み切った次第。なので、Shuffleにはビートルズの公式曲213曲「だけ」が入っていて、これは外出するときいつも持ち歩く事にしてている。常にビートルズのある生活、というのも悪くないものだとShuffleで実感した次第。旅行したり、違う曲が聴きたいときにはiPodも持参する、というのが最近のパターン。

ちなみに自分のiPod Shuffle、使って一週間ほどで充電ができなくなる事象が発生。オンラインで修理依頼をしたところ、数日後にポン、と新しいShuffleが送られてきた。返信封筒も同封されて、古い方は送り返して、と。
調べるくらいなら、交換してしまったほうがよい、ということらしい。Apple社はこれでかなり儲けているみたいだ…

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