目標にしてきた県大会が終わりました。まさに天国と地獄、歓喜と落胆の大会となりました。
開会式直後の組合せで、C組(高津、長久、出雲南)という組合せとなりました。C組の第1戦は高津ー出雲南で終始出雲南が攻め、1-0で出雲南が勝ち、この時点で長久は出雲南戦で負ければ準決勝進出の目はなくなるとい状況で出雲南戦を迎えました。
当日は、東から強風が吹き、前半と後半では状況が一変するようなピッチコンンデションでコイントスに勝ち出雲南戦の前半は風上からの攻撃でした。立ち上がりKシロウが左に流れ、Tタがシュートを放ちましたがバーの上に外れ、また攻め急ぎの感もありましたが、出来としてはそう悪くない立ち上がりとなりました。何度かチャンスを作りながらも中々得点できない状況の中前半を0-0で終了しました。全体的には寄せが速くみんな集中していました。
後半10分頃、KシロウからのスルーパスがCオリに出て、相手DFを振り切りゴール右隅に決めてくれました。保護者の歓喜の声が会場中に響き渡りました。その後も何度もチャンスはあったものの決めきれない中、DFのKノリを中心として、特にストッパーのHロシの寄せが速く相手の攻撃を許さない状況で1-0で勝ちました。MユキのルーレットやM坊のフェイント突破など結構技術的にも十分通用していましたし、みんなが集中し、中盤の寄せも速く、ほんとに気迫を感じたナイスゲームでした。
この時点で、出雲南は1勝1負の勝ち点3(得失点差0)、高津は1負で勝ち点0(得失点差ー1)、長久は1勝で勝ち点3(得失点差+1)で、次の高津戦は引き分けでも準決勝進出という圧倒的優位となりました。
次の高津戦前のアップ時に、「さっきの出雲南戦はナイスゲームだった。しかし喜びは忘れましょう。高津は勝つしかないから激しい闘志でやってくる。気迫で絶対負けるな。もう一度集中しましょう。」と指示を出しました。
高津戦、コイントスで風下となりました。ゲームが始まってすぐに「あれ、動きがおかしいぞ」と感じました。風下ということもあるのか、はたまたこの一戦という緊張感があったのか、バタバタしているし、運動量も少ない、余裕がないという状況で試合が進んで行き、前半10分頃中盤からゴール前に放り込まれたボールがワンバンドし、DFがかぶって前に出ていたGKとの連携が乱れたところを相手FWにボールをさらわれ、無人のゴールに決まられました。
そして前半残り2分のところで、相手が蹴ったボールが味方に当たっていたのをDFが勘違いしてそのままゴールラインまでボールを流し、相手にコーナーキックを与えてしまいました。いやな予感がしたのですが、ゴール前の混戦の中、クリアミスでゴール前にちょこんと出してしまって、シュート練習のように「ドッカーン」と決められ2失点で前半を終了しました。
ハーフタイム、後半は風上だから、あわてず1点ずつ返していこう。十分いけるぞ。と送り出しました。何度かチャンスはあったものの決定機のシュートがGKの正面だったりもしましたが、追いつこうとあせるため、プレーに余裕がありませんでした。また相手のプレスも厳しく、徐々に時間が過ぎていき、万事休すとなりました。風や暑さもありましたが、やはり気迫、闘志の面で相手が勝っていたのでしょう。
試合終了後、数人が悔し涙を流していました。この悔しさをその日だけの涙で終わることなく、何が足りなかったのか、これからの練習や試合でどう生かすのかチームみんなで高めていってほしいと思います。
この結果、C組は勝ち点3で並びましたが、得失点差で1位高津、2位出雲南、3位長久となりました。翌17日は、3位トーナメントで吉田に0-2、嫁島に4-2となりました。
3位決定戦と決勝戦を陸上競技場でみんなで観戦しました。3位決定戦では高津ー東出雲でしたが、延長でも決着つかずPKとなり、大逆転で高津が3位となりました。あと一息でこのピッチにエンジのユニフォームが走り回っていたかと思うとまったく残念でした。
優勝は玉湯、準優勝大社、第3位高津となり、玉湯が全国へ、また3位までが中国大会に進出することになりました。ほんとに大きな「紙一重」の差でした。
次の大きな大会である秋の交歓優勝大会に向けて、もう一度1からチームづくりを始めたいと思います。この悔しさをバネに秋にはもう1ランクアップしたチームにしたいと思います。
出雲南戦には大高のS先生も観戦いただきありがとうございました。保護者の皆さんも歓喜と落胆という予選リーグだったと思いますが、2日間ほんとにお世話になりました。お疲れでした。
このチームの当初目標にしていた県大会の予選で勝ち点3が取れるチームづくりという最低目標は何とか突破しました。「たら・れば」はないのですが、ほんとにあと一歩でというところで大魚を逃がしましたのは監督・コーチの至らなさです。う~んです。
「ちくしょう~、悔しい~、交歓大会で絶対リベンジだ~(怒)」と缶ビールの空き缶がいつもより多かったMコーチでした【松】
今週の大高サッカースクールは20日(水)午後7時30分からです。
決勝戦を見て驚いたことは、玉湯の完全なマンツーマンディフェンスです。特にバックの3人は大社のフォワードにぴったりくっついてパスをもらわせないようにしていました。仮にパスが入ったとしても、フォワードを振り向かせないようにしっかりとデフェンスしていました。中でも玉湯の2番の選手は大社の10番を完全に封じ込んでいましたね。また、MFも相手MFをきちんとマークしフリーの選手を作っていません。大社はどこを見てもデフェンスがくっついているので、パスコースが無く何をしたらいいのかわからない感じに見えました。また、7番のスイーパーが守備の数的優位を常に作り上げ、大社のスルーパスや左右のスペースへのボールを全てカットしていたのも驚きです。さらに、大社のコーナーキックやセットプレーの時、玉湯は攻撃に参加している大社の選手5,6人全員にぴったりとマークマンをつけ、加えて、大社のキッカーのディフェンスと7番のスイーパーとフォワードの一人を加えた3人のフリーのディフェンスをゴール前に配置して、これまた完璧に押さえ込んでいました。これが全国で通用するかどうかはわかりませんが、マンツーマンという非常に古典的なやり方で優勝したことに新鮮な驚きを持ちました。
まだ、次の機会があるようなので選手の皆さんはコーチの指示に従って、さらにパワーアップした姿を見せてください。本当、コーチにはお世話になりますが、よろしくお願いします。
さて、まずはコーチ陣の皆様大変お世話になりました。最後には期待を裏切る愛すべき子供たちのこと、これからもよろしくお願いいたします。
しかし、あの初戦はびっくりしましたね!アレがあの「長久」か?と。たぶんこのチーム結成以来のベストゲームではないでしょうか。間違いなく「県大会チーム」だったと思います。我々保護者は、あの試合について、子供たちを誉めてあげましょう。2戦目の反省は、コーチ陣にまかせて・・・・・。
このチームは非常に個性的な子供たちが多く、それが魅力であり、危うさでもあると思っています。
難しい指導になるとは思いますが、コーチ陣の皆様、そして大高のS先生、チームスポーツの醍醐味をこれからも教えてやってください。
保護者の皆様、大変お世話になりました。しかし、まだまだ続きます。どうせやるなら楽しくやりましょう。子供たちのすばらしい笑顔を見るために!