検証・電力システムに関する改革方針

「自然エネルギーですべての電力をまかなう町」の第2部です。

原発から吹く風

2014年03月05日 | 検証・電力システム
   ここで突然ですが福島大震災、福島第一原発の爆発からまもなく3年になります。爆発事故(3月12日~15日)から初めての雨が関東一円が降りました。ちょうど今の時期です。雨が降って数日後の23日、都水道局の金町浄水場(葛飾区)で、水道水1キログラム当たり210ベクレルの放射性ヨウ素が検出されたと発表。
 都は乳児の基準値100ベクレルを超えているとして、乳児が飲むのを控えるよう求めた。報道を受けて埼玉県でも上水道のヨウ素を検査、乳児の基準値100ベクレルは超えていませんでしたが高い数値でした。

 福島第一原発の放射能が雨と一緒に関東に降り注いだのです。冬、日本の上空はジェット気流と呼ばれる強い偏西風が吹いています。埼玉は福島の西にあります。偏西風は西から東に吹く風です。だから私は福島原発の放射能は、太平洋に流れ、埼玉には「来ない」とたかをくくっていました。ところが関東一円に放射能が降り注いだのです。

 この3月3日も3年前とよく似た気象状況になりました。3日の風向をあらわしたのが国立情報学研究所・北本さんのHP資料です。東南の風が福島から関東に吹いています。この風は大陸高気圧による風です。高気圧の風は等圧線に沿って時計回りに吹きます。一方、低気圧は反時計回りです。そして高気圧と低気圧がせめぎあう前線(接点)で雨雲が発生します。

 しかし夏は南から北への風が吹きます。春夏秋冬の季節がある日本の風向は季節により、さらに台風や前線と低気圧の通る位置関係で風は東西南北、どこからも吹きます。
ようするに、狭い日本、原発事故が発生すると国民は避難できないのです。
 原発再稼動は絶対認めてはいけないのです。原発をやめ、ドイツのように再生可能エネルギーで必要な電力、エネルギーをまかなうようにする。それに全力をあげる国にしなければいけないと思っています。

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