goo blog サービス終了のお知らせ 

*中国共産党政権の極悪非道*医薬保政複合体*シンプルで有効な小学生作文指導法*中国崩壊*反日の原点・鄧小平と朴正煕*

*中国共産党政権の極悪非道*いつ中国は国家崩壊するか*ヤクザ組織・国家への対処法*なぜ日本にテロが無いか*北朝鮮問題*

日本国民の利益とは何か

2023-01-13 10:51:24 | 時事問題

日本国民の利益とは何か

永井津記夫(ツイッター:https://twitter.com/eternalitywell)

 

 私はユーチューブ動画のコメント欄に時どき投稿をする場合があります。最近、ある政治系ユーチューブ動画のコメント欄に投稿し、

日本国民の利益(安全・名誉・幸福・平和)に反する言動をとる国会議員などは排除しなければならない、という趣旨の投稿をすると、一人の読者から、

  国民の利益に反する行動をする国会議員を排除したら今の国会の議員数はほぼゼロになりますよ、という返信が来ました。

  私はこの返信を見て、少し驚きましたが、そのように思われても仕方のない国会議員が与野党を問わず満ち溢れていることは否定のできない事実です。

  国会議員が第一に目指さなければならないものは“国民の幸せである”と思うのですが、そうではなく、自分の利益(選挙での当選、金儲け、議員の地位確保による生計の維持、選挙や政治活動での支援者の利益)しか頭にないような議員が多数おり、そのような議員がますます増えているように思えてなりません。

 自分のまわりの支援者(=有権者=日本人)の利益を図ることは他の大多数の利益にならない場合が多いのでよくないことですが、これが外国人や外国の利益を図り、日本と日本国民の利益に反することを平気でするようになると、もはや日本国民から選ばれる国会議員の資格がないということになります。しかし、この外国の利益に沿って言動する国会議員や政党は日本では与野党に関係なく、多数存在しているのではないでしょうか。

 「“(日本)国民の利益”とは何か?」ということなど一度も考えたことのない議員、政治家が多数おり、それと同様に「国民の利益」を無視する官僚群が存在するようにも思います。教育界や経済界やマスコミ界も「国民の利益とは何か」ということを考える回路がないように思われます。

 国民の利益・幸せとは何か、を考え行動する哲学や宗教心の欠如した政治家が大多数を占めているのと同様に、マスコミ界や経済界にも金儲け(自社の生残り)第一主義で、日本国民の利益、安全を損なう言動をとる企業が多数存在します。

  思い返せば、私は戦後に太平洋戦争でインドのインパール作戦に参加した父が帰国した後に生まれて戦後教育を受けて育ったのですが、私を教えてくれた先生たちは男性の場合は私の父と同世代で戦争に参加した人が大部分だと思われますが、中学、高校、大学と教師の戦争に対する見解、意見は聞いたことはなく、“日本国民の利益”とは何かといことに対してその意見を聞いたことはありません。戦後、米国・GHQによる政界、経済界、マスコミ界、教育界に対する粛清と統制と脅しが行き渡り、WGIP(戦争犯罪意識埋込計略)により、日本人の大多数が洗脳されたことにより、政界から教育界まで“日本国民の利益”をきちんと捉えることができなくなっているように思います。

  私は日本国民の利益とは、

     (日本国民の) 安全・名誉・幸福・平和

である、とツイッターなどで言ってきました。これはだれかの言っていることの受売りではなく私自身がよく考えたすえ列挙した項目です。「平和」とは正確にいえば「日本と世界の平和」です。世界の平和なくして、日本の平和はないからです。それと「安全」が一番に来ていますが、これは「日本国民の安全」なくして、その他の日本国民の利益は成り立たないからです。

  日本国民の安全を考えない、国防意識の欠如した政党や、政治家に未来はないし、日本国民の利益を害するマスコミや企業には滅亡だけが待っているはずです。

 米国のトランプ大統領は2021年1月に退任したあと、“The Office of Donald J. Trump”を立ち上げ、その冒頭の挨拶文の中に、次のような文があります。

Through this office, President Trump will remain a tireless champion for the hardworking men and women of our great country – and for their right to live in safety, dignity, prosperity, and peace.

このオフィスを通じて、トランプ大統領は疲れを知らぬ(戦闘の)王者であり続けます、偉大なる我が国の勤勉な人々のために、さらに彼らの安全・名誉・繁栄・平和の中で暮らす権利のために。

 私はトランプ第45代米国大統領のこの言葉を見て、驚きました。私が日本国民の利益としてあげている「安全・名誉・幸福・平和」とほぼ同じ言葉、同じ順序だったからです。私はこの言葉をスローガンとして2019年の後半ころからツイッターなどで言い始め、2020年に入るとスローガンとして掲げるようになりました。

 日英両語のスローガンも掲げるようになり、「安全・名誉・幸福・平和」は、

   安全:safety   名誉: honor   幸福: happiness   平和: peace

としています。

 トランプ大統領の言うdignity”は英和辞書では「威厳」というような訳語が載っていますが、彼のスローガンである“Make America Great Again.”の“great”の言い換えでしょう。私が使っている「名誉」とほぼ同じ意味で用いていると考えられます。また、彼は“prosperity (繁栄)”という言葉を用いています。これは経済的繁栄、金銭的余裕という面がつよい言葉ですが、私の幸福(happiness)は物心両面での幸福を意味しています。もちろん、経済的繁栄も私の言う“幸福”の中には含まれています。私のhappinessとトランプ大統領のprosperityは意味的に大きく重なります。

  トランプ大統領が2016年11月の大統領選挙に出て、ヒラリークリントン候補を破って当選し翌年1月に大統領に就任した直後に、大統領就任演説のある部分の意味を確認するためにホワイトハウスに手紙を出しました。その後、私を米国籍の有権者と勘違いしたのか、トランプ大統領が直接支持者に出す手紙が届くようになり、共和党の議員からも寄付を依頼する手紙が頻繁に来るようになりました。

  私の名前がトランプ大統領支持者名簿に載っているのは構わないのですが、あまりにも頻繁な共和党議員からの寄付の要請には閉口しました。

  さて、トランプ大統領のオフィスの掲げる言葉と私の掲げるスローガンがなぜ一致しているのか、トランプオフィスのだれかが私のブログを参考にしたのか?など色々と考えて見ましたが、これはPatriot(愛国者→与民者)であれば当然に出てくる言葉であると結論づけました。

 トランプ第45代米国大統領も私もPatriot(与民者)”なのです。政治家が「愛国心」を持ち出すときには用心すべき場合があります。国民の利益を大切にするということよりも、その国を支配している政権を大切にし、その指示することに従うべきである、と考えている政治家が多数いると思います。

 が、私がトランプ大統領が立派であると思う点は、

    remain a tireless champion for the hardworking men and women of our great country (我が偉大な国の勤勉な男性と女性のための疲れを知らない闘う王者であり続ける)

というように“男女=人々=国民”を前面に持ち出していることです。政治家として自分のために、または自分の周囲の人々のために“アメリカを再び偉大にする”と言っているのではありません。

 日本の政治家の中には、「自分の利益(当選・利権)と支持者の利権」を第一に考え、「日本国民の利益、すなわち、安全・名誉・幸福・平和」などは頭の片隅にもなく、平気で外国(中韓北露米)の利益のために活動する者が多数いるように思われます。これは与野党を問いません。

  日本国民の利益とは、

日本国民の 安全・名誉・幸福・平和

です。日本の周辺国(中韓北露米)は無法非道のヤクザ国です。その影響を受けすぎたのか、無法非道の日本人も多数でてきているようです。政治家や官僚も例外ではありません。

 国民の利益の中で、最優先事項は、

   日本国民の安全

です。この意味で、国防意識の欠如した政党や政治家は排除されるべきです。国民の安全なくして国民の生活、人々の生活は成り立ちません。 (2023年1月12日記)

  日本国民の利益をほぼ考慮していないのが、日本の大手マスコミ、メディアといえます。とくに、国民の利益のなかでマスコミがもっとも軽視しているのが〝日本国民の安全〟ですが、それに勝るとも劣らないくらい軽視しているのが、〝日本国民の名誉〟でしょう。これは過去の日本(国民)にかかわる名誉も含まれています。捏造の「慰安婦報道」を続けた朝日新聞などは日本国民の名誉とは何か、などまったく無視しているか無知なのかどちらかでしょう。そのくせ、NHKや朝日などは系列のテレビ局も含めて自社の社員の犯した不祥事、犯罪はほぼ報道せず沈黙を保ちます。自社の不祥事、犯罪は事実であるのに報道せず、事実にもとづかない過去の日本(軍)の状況を〝犯罪〟にしたてたのが朝日新聞などの“捏造の慰安婦報道”です。  いったい、日本のマスコミはだれのために働いて(動いて)いるのでしょうか。日本周辺の無法非道の国々(中韓北露米)の政権の利益のために動いているように見えるときがあり、また、米国に拠点を置くDSとその複合体の利益のために動いているように見えるときがあります。 少なくとも、日本国民と、日本周辺国(中韓北露米)の国民、人民の利益のためには動いてはいません。日本国民の利益、世界の人々の利益を無視し、一部の巨大組織の圧力と日本周辺国の政権の圧力に屈して迎合する報道をつづける日本のマスコミに未来はないと思います。(この段落は2023年3月14日追加)

*************************************************************************************

〈私がツイッターで掲げるスローガン〉

 





 

 


『万葉集 秘密の用字法』の出版

2023-01-02 16:46:55 | 古典の解読

万葉集 秘密の用字法の出版

永井津記夫(ツイッター:https://twitter.com/eternalitywell)

 

  新たな万葉関係の本を出版することができました。タイトルは『万葉集 秘密の用字法』でキンドル本として出版しました。サブタイトルは、

◇◆人麻呂・家持の秘密用字法◆◇まちがいだらけの万葉集歌の訓みと解釈

としています。

  残念ながら万葉集はまだ完全にはよめていません。万葉仮名が正しく訓めていない場合と、音的には正しくても、その解釈がまちがっている場合があります。また、どちらも間違っている場合もあります。また、まだ、歌の全部ではありませんが、一部において万葉仮名で書かれている文字をどのように訓むのかほとんど手のつけられていない歌も数十もあります。その意味で万葉集は未知の〝宝庫〟です。

  以下はキンドル本『万葉集 秘密の用字法』の「まえがき」です。

 

まえがき

  万葉集にはいくつかの未知の用字法(=仮名づかい)があり、その用字法に気づいていないために万葉仮名でかかれている歌の訓みを誤ったり、解釈を誤っていたりする場合が稀ではなく存在します。

  未知といってもその程度はさまざまで研究者の何名かは一つの歌に対してその用字法に先鞭をつけ、言及しているのに残念なことに一般化されず、用字法としての足場をもたず他の歌に応用されることもなくおわっています。

  また、今までほぼ気づかれることなく埋もれたままになっている用字法もあります。私は本書でそれらの用字法を示し、埋もれたままで多数の人の共通認識になりそこねている用字法を明らかにしたいと考えています。万葉集の秘密用字法というように「秘密」という言葉を用いていますが、これは万葉歌人たちが故意に秘密にしたものではなく、現在の私たちが気づかないだけだと考えられます。

  ただし、一部には本当に(時の権力者側に)秘密にして伝えようとする用字も少数ですが存在すると思われます。

 拙書『万葉難訓歌の解読』(一九九二年 和泉書院刊)にこれらの用字法の説明を(一部を除いて)ほぼしていますが、本書では読み誤っている考えられる歌と用字法をセットにするかたちで新用字法の説明をしていきたいと考えています。

 副題の中に「まちがいだらけの万葉集歌の訓みと解釈」としています。少し言い過ぎの表現かもしれませんが、万葉集には部分的にまだ訓めていない歌が多数ありますし、音的には正しくとらえていても、正しく解釈できていない歌も少なくないと私は考えています。万葉集全体を正しくとらえた場合を百点満点とすると現在は八十点くらいの段階かもしれません。

  本書において、用字法の説明をしていく場合には、万葉仮名を示すことが不可欠になりますのでやや読みづらい部分もあると思われますが、その点、ご承知おきいただければと思います。

**************************************************************************

  以上が「まえがき」の部分ですが、次に「万葉の副用字法」という名称で、用字法の説明を(列挙するだけになるものが大部分ですが)簡単にしたいと思います。

  これらの用字法は万葉歌人たちが故意に隠しているものではなく、私たちの認識がその用字法に到達していないだけだと思われます。私は本書でそれらの用字法をできるだけわかりやすく説明していきたいと考えています。①はすでによく知られている用字法ですが、②から⑦は、私が初めて命名して示す用字法になります。

  本書の中で、

◆万葉の副用字法

同音借意(仮借)… 是=氏、留=流

はめ込み熟語(隠れ熟語)… 留別(離れ語)、小豆(アヅキ[なし])、當不←不當=不当(逆語)

重用文字… 朝東風(あさごちのかぜ)、淡海(あふみのうみ)

明頭文字・明尾文字… 散動、為形、斎祈、嘆久、恐見

構成要素用字法

背景用字法

二重用法連用形(連用形二重用法)…同音同義(同一語)の掛詞

などの説明をしています。

  ⑦に関連して、掛詞(かけことば)は同音異義語を原則とし、同音同意語、つまり、同一語の掛詞を無視してきたため、正しい訓みと解釈ができていない歌がかなり存在します。

 その代表の一つが「かひこ」、現代語で「かいこ:蚕」です。

 日本では魏志倭人伝に出てくる卑弥呼の時代から、絹織物があり、「蚕(かいこ)」もいたことは確実ですが、万葉集では従来の読み方では、「かひこ(=かひこ:蚕)」という語は出てきません。その代り、「かふこ」という言葉がでてきます。しかし、上代語として「かひこ=蚕」は存在します。『新撰字鏡』や『和名類聚抄』という辞書のなかに「蚕 加比古かひこ」と出てきて、上代語として「かひこ」という言葉は存在しています。が、万葉集では蚕に言及する歌は三首ほどあるのに「かひこ」ではなく「かふこ」という形に今は読んでいるのです。

 しかし、同音同一語の掛詞と二重用法連用形を認めれば、「かふこ」と読むのは誤りで「かひこ」と読むのが正しいということになります。「かふこ」は誤りです。今までどの研究者もこの誤りを正しませんでしたが、本書ではじめて正すことができたと考えています。

 「かふこ」と諸本が訓んでいる歌を次に示します。

  足常 母養子 眉隠 隠在妹 見依鴨 (万葉集巻十一・2495)

 この歌の「母養子」を諸家、諸本は「母がかふこの」と訓んでいますが、私は「母がかひこの」と訓みます。

  たらちねの 母が飼ひ蚕の 繭まゆこもり 隠こもれる妹いもを 見むよしもがも

  (たらちねの)母が飼っている蚕かいこの繭ごもりのように こもりきりのあの娘を見るすべがないものか

  ※「母がかひこの」の「かひ(飼ひ)」の部分を二重用法連用形とし、同音同語の掛詞と見て、「飼ひ→飼ひ・飼ひ」で、「母が飼ひ・飼ひこ の」と見ます。意味を取りやすくするために「母が飼ふ・飼ひこ の」とするとよく理解できます。つまり、〝母が〟という主格を示す言葉が「飼ひ」という動詞の連用形にかかり、「母が飼ふ」という〝主格語と動詞〟の動作、動的関係を維持しつつ、「飼ひ」は次の名詞の「こ」に結合して、動作性を失い「飼ひこ(かいこ 蚕)」という虫に変身します。つまり、「かひ」は二重に使われている連用形で、言葉をかえれば、同音同義の掛詞となります。この〝二重用法連用形〟と〝同音同義語〟の掛詞を認めることによって歌の解釈や訓みに変更を加えなければならない歌が複数存在します。

※「足常」を「たらちね」の音転として文字に即して「たらつね」と訓む本と、「足常」を「たらちね」と一般的に母の枕詞として使われるかたちに訓む説が対立しています。私は「常」は後の「隠」と結合するはめ込み熟語の中の〝離れ語〟で「常に隠れている」か「母が常に隠している」という意味を表すために故意に「常」を使っていると見ます。したがって、「足常」は「たらね」と訓みます。

 この2495番のほかに、2991番、3258番の歌も「母がかこの」と諸本訓んでいますが、「母がかこの」と訂正すべきでしょう。

* 母(はは)我(が)養(かひ)蚕(こ)乃(の)… 母がかこの (2991)

* 母(はは)之(が)養(かひ)蚕(こ)之(の)… 母がかこの (3258)

となります。驚いたことに、万葉集の歌の中に、通説による訓みではかひこ(蚕)」は存在しません。蚕かいこに関連する言葉が出てくる歌は、ここに示した二四九五番、二九九一番、三二五八番の歌の中だけですが、いずれも「かこ」と訓んでいるのです。これは前に「母が」という主格に合わせるために、動詞の持つ躍動性を失って静止的な意味が強くなる連用形ではなく(というより、この場合、カイコという虫になってしまう「かひ」ではなく)、より動詞の躍動性を保持する「連体形」を選んだためでしょう。この誤りは同音同義語(つまり、同語)による掛詞の存在を無視していた(知らなかった)ことによる当然の帰結です。

 本書ではこのような今までの訓みや解釈の誤りをいくつか指摘し、正しい訓みと解釈を提案しています。

 

 


英語と日本語 文章(小論文)の書き方

2022-09-25 10:27:11 | 英語と日本語

『英語と日本語 文章(小論文)の書き方』を出版

How to Write Better both in English and in Japanese

永井津記夫

 

 2000年代のはじめ、私は高校で英語を教えていたのですが、教科の内容が多様化されかなり自由に少人数の生徒に対して英語の講座をつくることができるようになりました。

 そこで私は英語の小論文の書き方の講座を開き、集まった少数の生徒に英語の小論文の書き方(Essay Writing)を教えようとしました。

 が、集まった生徒の大半は、まず日本語での文章がダメで、うまく自分の考えていることをまとめられなかったのです。この中で悪戦苦闘しながら英語と日本語の文章をどのように書くか、どのようにまとめるかの私の考えを整理していきました。

 そして、前々から研究し、日本で一番すぐれた日本語文法学者であると見ていた三上章氏の考えを、文(sentence)単位ではなく、文章(essay)の範囲に拡大し、文章全体の型を、

  ① 問題(Question)・解答(Answer)型

  ② 問題(Question)・討論(Discussion)・解決(Resolution)型

の二つに分類しました。

 私がここで言う“文章”は“essay”と横に英語を付けているように、「小論文」のような“自分の考え・意見を相手に明確に伝える文章”を指しています。文章の種類を小説や詩まで拡大してゆくと話が複雑になります(基本的には上記の①と②の型に分類可能と私は考えています)ので、文章を“小論文”的なものにしぼって考えています。

次は本書の目次になります。

 目 次

  • §1 文章をどのように構成するか
  • §2 文章の型
  • §3 問題(Question)・解答型(Answer)・・・研究1; 研究と問題・・・問題1、問題2、問題3
  • §4 問題(Question)・討論(Discussion)・解決型(Resolution)・・・研究2;問題4    補足・・・日本語と英語の文の構造
  • §5 小論文の書き方(日本語)
  • §6 小論文の作り方(英語)
  • §7 小論文の書き方(日本語・英語)
  • §8 接続文・・・研究3; 段落を結ぶ接続文のはたらき
  • §9 段落問題の問題点・・・研究4
  • §10 国語の段落問題の問題点・・・研究5
  • §11 段落を並べかえる問題・・・研究6 
  • §12 文章の要旨のとらえ方・・・研究7 
  • §13 英文の要旨のまとめ方と自分の意見の述べ方
  • §14 「主題文」とその型・・・研究8; 提題的主題文(問題文)の型; 題と主題と主題文の関係 
  • §15 題(title)の型 ・・・研究9
  • §16 英語小論文の書き方
  • §17 辞典(事典、辞書)の説明と文章型
  • §18 提題的主題文(主張文)と結論的主題文(主張文)
  • §19 日本語文法と英文
  • §20 文章の文法
  • §21 段落の付け方とその問題点

以上です。

 次の文章はアマゾンのキンドル本の『英語と日本語文章の書き方: How to Write Better both in English and in Japanese』(Kindle版)のところに載せてある“内容紹介”です。

**********************************

  本書は過去に出た大学入試問題などを設問に取り入れていますので、かなりむずかしいところもありますが、我慢して読んでもらえれば文章を書くことにおいて大きな利益をもたらすと考えています。

  よくできる高校生が読者としての一つの対象ですが、私は優秀な大学生や社会人で、書くことに興味をもっている人たちにも読んでいただきたいと思っています。

 現在はインターネットの社会で、ブログやツイッターなどで文章が飛び交っています。読みやすい日本語の文章もあればそうでない文章もあります。英語でも同様です。私はツイッターで日本語と英語の両方で発信しています。

 英語で自分の意見を文章にまとめて発表するのも、日本語でそうするのも基本的にまとめる方法は同じです。その方法が、私が本書で提唱している“文章型”です。 

  中学・高校の英文法では五文型というものを習います。これは英語を外国人として理解し運用していくためには欠くことのできない武器となります。意味の分からない文を辞書を使って調べ、個々の単語の意味を理解するだけでは文全体の意味は分からないことがしばしばあります。それを打破し文全体の意味を把握するのに必要な武器が五文型です。

  現在、文法は”文“の中で適用されるのが原則ですが、これを文章にも広げ、文章の構成はどのようになっているのかを説明するのが本書のねらいです。文章を型として把握し理解することは文章の理解と、文章を書く(作文)ときに大きな武器となります。

  「思っていることをそのまま書きなさい」というような国語の作文指導では”作文“はできません。思うように書けないから、多くの人が困っているのです。ただし、「文章の型」といっても複雑になってはいけません。本書の提示する文章の型は簡単明瞭です。しかも、英語にも日本語にも適用でき、小論文を書くときに大いに役立つはずです。

  本書は英語の文章も日本語の文章もどのように理解するか、ということに重点をおいて書いています。本書の内容をよく理解すれば、日本語や英語で”自分の思うこと“を書く(作文する)とき、小論文(essay)を書くときに大きな力を発揮してくれるでしょう。

 

  私は自分のブログに「小学生のための国語作文指導法」①~③を載せています。これは小学1年生から6年生までの作文の書き方がわからない普通の小学生の作文指導をどうするかを(小学生の作文指導に悩んでいるお父さんお母さんのために)書いています。gooブログとアメブロの両方に載せていますので参考にしてください。

**********************************

 この内容紹介からわかりますように、拙著『英語と日本語~』は私の以前のブログ「小学生のための国語作文指導法」①~③の続きということになります。

 御一読いただければ幸いです。(Kindle Unlimited会員なら無料。そうでなければ1部190円でお読みいただけます。コンピュータ、スマホ等の端末があればキンドル本を読むアプリは無料で入手できます。)  (2022年9月25日記)

 


雄略天皇のクーデター

2022-09-05 11:10:05 | 日本古代史

『雄略天皇のクーデター 第三巻』出版❕

キンドル本として出版

 

永井津記夫(ツイッター:https://twitter.com/eternalitywell)

 

 『雄略天皇のクーデター 第一巻』と『雄略天皇のクーデター 第二巻』に続いて、キンドル本として出版しました。

 『雄略天皇のクーデター』は、1993年に『東アジアの古代文化 76号』(1993夏76号 大和書房刊)に「辛亥の変とワカタケル」といタイトルの論文を出したあと、その後の研究成果も加味して書き加えたものを出版するつもりでしたが、なかなか実現にいたりませんでした。が、今回、キンドル本として8月24に第一巻、8月28日に第二巻、そして9月4日に第三巻の出版にこぎつけました。

 キンドル本として出版するためのアプリをいくつか試して見ましたが、最後にたどりついたのが VOYAGER(ボイジャー社)のRomancerという無料の ePub変換ソフトでした。ルビなども問題なく変換してくれました。

 さて、第一巻から第三巻までの見出し項目を下に列挙したいと思います。

 

 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

まえがき

第一章 「辛亥(しんがい)の変」はワカタケルの時代に起こった

【継体の没年は辛亥年(五三一年)か】 

【雄略天皇と辛亥年】   〈事件と伝聞の時期のズレ〉

【辛亥銘の鉄刀銘文の意味の再検討】 

【通説は根本的に誤っているのではないか】 

【「左治」を使役表現とすれば「吾」はワカタケルになる】  〈使役の助動詞を用いない使役表現および「令」の位置〉

【宮崎説と私説】 

【「寺在」について】  〈「居在」と「寺在」の対応〉 〈隅田八幡神社人物画像鏡銘文と安本説〉 〈「寺」=「侍」=「御」である〉

【「左治」のように助動詞なしで使役と解せる他の重要な例】 

【三人称から一人称の「吾」に変わること】 

【雄略の歌とその文体】    〈「居在」と「寺在」〉

【「大王」と「臣」と「吾」…臣下は大王の前で「吾」は使えない】 

【系譜の妥当性および奉事の根源との関係】 

【問題点とまとめ】 〈左治天下〉 〈「寺在」について〉 〈雄略の作歌(文章)能力〉〈用字と大王側近の史(ふひと)〉 〈(この章の)さいごに〉

***********************ここまで第一巻*********************************************

第二章 倭の五王の比定 

【武の上表文】  〈「鹵簿」と「「獲鹵」〉

【奄と倶の共通性】 

【興は木梨軽太子か】  〈世子興の意味〉

【謎の言葉「ふなあまり」は「艅」で宋の船のことである】 

【「興」は木梨軽の「木」の音を示す】 

【雄略の即位と宋への遣使問題】  <なぜ雄略は同盟国・百済を救援しなかったのか>

【雄略のクーデターの前後の経過とその推定年表】 <雄略によるクーデター(辛亥の変)関連の年表>

【倭の五王と安本氏の示す諸説】 

【倭の五王についての安本説・・・応神・仁徳兄弟説】 

【「興」は木梨軽太子】 

【雄略天皇の二十三年の治世と没年】 

 

第三章 雄略天皇の前後の王族の年齢と治世期間の推定 

【武烈天皇の没年齢】 

【雄略天王の前後の世代の実年齢とハタヒの謎】 

【雄略・ハタヒ関連の人物の生存期間の推定表について】  〈髪長媛と泉長比賣〉

 

***********************ここまで第二巻*********************************************

 

第四章 「前」壬申の乱 

【応神と仁徳は兄弟である】   

【応神・仁徳朝と天智・天武朝の類似…髪長媛・ハタヒと額田王・十市皇女の類似性】〈髪長媛と額田王〉

【応神王統と天智王統の復活】 

【為政者の運命と五島「運命周期律」説】  〈ナポレオンとヒットラー〉 〈フランス革命とロシア革命とルーマニア革命〉 〈繰りかえしの周期は百年とは限らない〉

【歴史の繰りかえしと国家的無意識】 

 

第五章 辛酉革命説と「歴史の反復原理」 

【辛酉革命説はまちがいか】 

【辛酉革命説と井上氏の「魔の特異日」】 

【辛酉革命説から辛亥革命説へ】  〈大革命の周期〉  〈三九一年と一五九二年の朝鮮出兵と大革命大周期一二〇〇年〉

【神武天皇の即位年を推定する】  

【宗教革命家の生没年を推定する】 

【シャカの生没年と成道年】  〈宇井伯壽説と安本年代論〉  〈『島史』による仏滅年代と私見による仏滅年代〉〈「百年」とはどのような期間か〉 〈次の辛亥年は二〇三一年〉  〈キリストの生没年〉

第六章 古代人の平均寿命と一年二歳説 

【古代人の“平均寿命”はそれほど短くなかった】 

【古代人にも多くの長寿者がいた】 

【『魏志』「倭人伝」の長寿者たち】   

【古代の倭人の太陽暦と「二倍年暦及び一年二歳説」の誤り】  〈『魏志』「倭人伝」の記述こそ「二倍年歴説」や「一年二歳説」を否定する有力な証拠〉 〈「寿考」における失考と「百歳老人は古代にはいない」という思いこみと「二倍年歴説」〉  〈シリウスとスバルと太陽暦〉  

【太陽暦と「ひじり」と卑弥呼と「日孁」】  〈ストーンサークルと夏至、冬至〉

おわりに 

***********************ここまで第三巻*********************************************

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

 

 上の目次から明らかなように、今までに発表したブログ「古代人の寿命」、「神武天皇はいつ即位したか」、「卑弥呼と天照大御神」は、上のキンドル本(第一巻~第三巻)の中の同様の目次の部分とほぼ同じ趣旨ことを書いています。

 また、2018年1月に書いたブログ「中国はいつ国家崩壊するか」は上の「辛亥革命説」にもとづいて書いています。

 この三巻の本の中には今までだれも言及したことのない“新説”がいくつかふくまれています。釈尊の生没年も安本年代論と私の“辛亥革命説”を用いて確定できたのではないかと考えています。

 『雄略天皇のクーデター』は三巻いずれも、会員資格があれば、Kindle Unlimitedとしてしばらく(出版後三ヶ月間)無料でお読みいただけます。 御一読いただければ幸いです。  (2022年9月4日記)

 

 


雄略天皇のクーデター

2022-08-30 19:16:38 | 雄略天皇と辛亥銘鉄刀銘文

『雄略天皇のクーデター 第一巻』と第二巻を出版

キンドル本として出版

 

永井津記夫(ツイッター:https://twitter.com/eternalitywell)

 

 『雄略天皇のクーデター 第一巻』と『雄略天皇のクーデター 第二巻』をキンドル本として出版することができました。

 すべて私自身がネットを通じて行ないましたので、苦労しました。この『雄略天皇のクーデター』は、1993年に『東アジアの古代文化 76号』(1993夏76号 大和書房刊)に「辛亥の変とワカタケル」といタイトルの論文を出したあとから、その後の研究成果も加味して書きづづけていたものです。

 「辛亥の変とワカタケル」は、『季刊邪馬台国』の編集者の“安本年代論”で有名な安本美典氏から直接電話が入り、大和書房の論文を再掲載したいとのことで、私は有難くその申し出をお受けし、1999年の『季刊邪馬台国67号』に1993年の論文を少し修正する形で掲載されました。

 東アジアの古代文化の編集者の大和岩雄氏も季刊邪馬台国の編集者の安本美典氏も古代史の部門では高い見識と評価を持っておられる方なので私の「辛亥の変とワカタケル」は一定の評価を受けたと考えていますが、残念なことにその後の古代史研究の世界に取り入れられているとは言えません。四七一年を雄略天皇の即位年とすれば、多くの謎、四世紀後半から五世紀半ば(370年から531年)までの謎(事件、人物に関して)が解けるのです。

 掲載論文を除くと、単独の本の出版としては『万葉難訓歌の解読』(1992年 和泉書院刊)と語学関係の本をよく出しているアスクから『Nine-House Kanji Quiz』(1999年アスク刊 日本語と漢字を勉強する外国人のための本)を出すことができましたが、この『雄略天皇のクーデター』を引き受けてくれる出版社が見つからず、自費出版で出すとしても多くの人に見てもらわなければ意味がない、と2005、6年ころには出版をなかば諦めたような状況になっていました。

 が、ここに来て、キンドル本として出版することが可能であることを知り、自力で無料で出版することができました。手続き上、ややむずかしい部分もありましたが、なんとか克服して出版までこぎつけました。

 もし、アマゾンのアカウントを持たれていれば一度『雄略天皇のクーデター』をチェックしてみてください。

 Kindle Unlimitedの会員なら今から三ヶ月は無料で読めます。会員でなければ1部560円の価格にしています。御一読いただければ幸いです。 (2022年8月30日記)