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方位術とプロ野球キャンプ地

2018-04-23 22:50:21 | 時事問題

方位術とプロ野球キャンプ

 沖縄を2月のキャンプ地に使うのは避けた方がよい

 WBCの米国での決勝ラウンドに参加すべきではない年まわりがある

なぜ2017年WBC参加選手の多くが不調におちいったのか

                                     永井津記夫

  今年もプロ野球が始まった。野球は筋書きのないドラマと言われていて、確かに最後まで手に汗をにぎりながら見ることができる試合も少なくない。私はテレビのドラマ番組などはほとんど見ないが、野球というドラマは見ることがある。

 野球は、殺し合いではないが、勝利をかけた戦い、戦争である。戦術、戦略が要求されるけれども、フェアープレーも要求されるので、謀略やその他の汚い手は使うことはできない。相手の選手の弱点を徹底的に調べ、それを利用して投手も打者も戦略を練るのは当然行われている。が、日本のプロ野球を見ていて大きな欠陥があると思うことが二つある。

 一つはトップ(監督、コーチなど)の入れ替えである。前任者のコーチなどが残っていて監督の首をすげ替えるような人事が行われることがあるが、これは、勝利(優勝)につながらない場合が多い。新監督がコーチ陣等の人事権を全面的ににぎり無能なスタッフの排除、解雇ができ、有能なコーチを採用できる体制が整ってはじめて真に戦えるチームができるのである。それに反する体制は、軍事戦略論、軍事戦術論が有効に働かない体制であり、プロ野球等のスポーツでは存在すべきではない。監督がコントロールできない情実がスタッフの人事を支配しているなら、監督は飾り物にすぎない。

  現在、種子島のロケット打ち上げが30回連続で成功しているが、1998年から2000年にかけて、4回の打ち上げのうち、3回失敗したことがあった。この時、宇宙開発事業団は、打ち上げ組織のトップを交代させる決断をするわけではなく、ズルズルと失敗を重ねていた。当時、私はこの状況は、日本型の、よく言えば“思いやり”人事、悪く言えば、太平洋戦争時にミッドウェー海戦の敗北後に軍部のトップを交代させることはせず“判断力・決断力に欠ける参謀や実働部隊の司令官の首をきれない無責任・無能”日本型人事のあらわれと考えて「情けない思い」に駆られたことを覚えている。「米国なら、トップ交代型の、軍隊的人事を断行するだろう。トップを交代させれば、それに甘えて失敗を繰り返す原因となっている関連企業などを変更できるのに」と思ったものである。戦いの中にいる組織、軍隊や、プロ野球のチームなどは、トップの人事に関して、失敗をすればすぐに交代させることが可能な体制を整えておくことが肝要である(ただ、トップの入れ替えは冷酷な報復人事的なものを言っているのではない。入れ替えたあと、前のトップに適当なポストを用意するのは悪いことではない。日本の人事は最後まで我慢して、トップを激烈な形で交代させることが時々ある)。日本のプロ野球の各チームはこの点で大きな欠陥を有している場合が多いのではないだろうか。

  いま一つ、プロ野球のチームが活用していないが非常に重要な“戦術”がある。それは“方位術(九星気学方位術)”である。私は占星術や方位術には若い頃から関心があり、関連の本も何冊か読んでいたのであるが、“方位術”に関しては実際の自分の生活において重要視はしていなかった(占星術に関してはある程度つかいこなせるものを知っている)。というより、これを重要視すると、普通の仕事でさえもやりにくくなるからである。ところが、2014年にソフトバンクがリーグ優勝し、日本シリーズにおいても優勝し日本一になったのを見て、方位術の重要性を再認識したのである。また、翌年の2015年にもソフトバンクが連続日本一になった。が、2016年には日本ハムが日本一になったので、方位術を活用することの有効性を確認したのである。そして、プロ野球の各球団のキャンプ地を連続して見ていると、プロ野球の監督や首脳陣は方位術を知らないし、そのようなことは無視していると分かったのである。

  2014年、セリーグの全球団とパリーグの四球団が開幕前の2月のキャンプ地に沖縄を選んだ。2014年は方位術から言って、沖縄はもっとも選ぶべきではない場所であったのだ(2月に沖縄に比較的長期間、滞在するのはよくないという意味であり、自分の居住場所から南西方面のいかなる日本の場所も沖縄と同様にキャンプ地などに選ぶべきではない。他の適当な時期なら沖縄は最高の観光地である。私は何度も沖縄に行っている)。

  沖縄は、日本本土、本州、九州、四国、北海道からは南西の位置にあり、方位術から言って、絶対に行ってはならないキャンプ地であった。2014年(=甲午年)2月(=丙寅月)、沖縄のある南西は(本土日本から見て)“五王土星”が“回座(一つの方位に存在する)”しており、方位学ではもっとも避けるべき“凶方位”つまり、“五黄殺”である。さらに“月破”という凶方位でもあり(2月に沖縄をキャンプ地とすると、この月破は日本のすべて球団にふりかかる)、2014年の2月に沖縄でプロ野球キャンプを行なうのは、方位術から見て、最悪のことである。“月破”は二大凶方位とされる“五黄殺”や“暗剣殺”に比して、“凶意”は少ないとされるが、そのどちらかと重なると凶意が倍加されると言われている。つまり、“五黄殺”と“月破”が重なると、その“凶意”つまり、“悪影響”は五黄殺単独の場合の倍になるということである。

 

  この凶方位を避けたのはソフトバンクホークスだけであった。福岡に本拠を置くソフトバンクは宮崎県の宮崎市生目でキャンプしており、本拠地から南南東の方向で、二大“凶方位”の五黄殺や暗剣殺の方位ではなく、“破(歳破、月破)”の方位ではない。集団で移動する場合は無難な方位と考えてよい。

  西武ライオンズも宮崎県の日南市をキャンプ地に選んだのであるが、西武の本拠地の埼玉県の西部ドームから日南市は沖縄と同様に南西の方位に属し、西武の選手にとっては“五黄殺”と“月破”の害を受ける場所となるのである。

  2014年、ソフトバンクは他の11球団のように“五黄殺”と“月破”の害を被ることなく、地力的にも優れていることもあって、リーグ優勝を果たし、日本シリーズも制したのである。ソフトバンクを除いてセパすべて球団は“五黄殺”と“月破”の害を受けていた。

  2014年にセリーグを制したのは、巨人であったが、方位術を考慮することなく(日本の全球団が同様であるが)沖縄をキャンプ地に選び、“五黄殺”と“月破”の悪影響を受けていては日本シリーズで勝つことはできないように思われる。

  もちろん、地力において大きな差があれば、方位の悪影響を受けていても、相手に勝つことは可能であるが、プロの球団同士において、地力にそれほどの大差があるわけではない。地力に大差がなければ、方位の悪影響を受けていないチームが勝つ可能性が高まるのである。

  2015年も、セパ両リーグの球団は2014年と同様に沖縄をキャンプ地に選んだ。しかし、2月は日本の全球団にとって沖縄は方位的に“月破”の位置にある。五黄殺や暗剣殺はついていないので、悪影響は五黄殺や暗剣殺が回座していない(ついていない)ので、比較的少ないと思われるが、あまり、利用したくない方位である。

 

  2015年のプロ野球のキャンプ地は前年の2014年と同じで、“月破”の悪影響を避けたのはソフトバンクだけであった。ソフトバンクは(もちろん、地力もあって)この年、リーグ優勝をし、日本一にもなった。

  つづく、2016年、米国のアリゾナをキャンプ地に選んだ日本ハムがリーグ優勝を果たし、日本一にもなったことに驚いた。2月の前半、日本ハムは遠く東の地・アリゾナでキャンプをはり、後半は沖縄に行き、キャンプをはった。米国のアリゾナは2016年2月の時点で、凶方位ではなく、無難な場所と言えるが、2月の後半は沖縄にキャンプ地を移した。これも東から西への移動と見れば、凶方位ではない。が、東西の移動と見るのは、メルカトル図法で見た方位で、地球は球体であるので、球体として見た二点間の方位はメルカトル図法による地図が示す方位と同じではない。 

 方位を二点間の最短距離である大圏コースで見ると、日本から米国の方位は“北東”となり、米国から日本への方位は“北西”となる。“南西”ではない。もし、日本から米国へが北東の方位なら、北東には五黄殺と歳破があり、最悪の凶方位である。この移動がメルカトル図法方位による移動なら凶方位の移動にはならない。

  が、沖縄から札幌にもどる移動は“五黄殺”と“歳破”が同居する方向への移動で最悪の凶方向への移動である。

  日本ハムが2016年、ソフトバンクを破りリーグ優勝し、しかも、日本シリーズでも広島を降して日本一になったことを勘案すると、日本から米国の方位が北東とする“大圏コース説”は間違いである可能性が高いように思う。

   

  しかし、この年、日ハムにとって、沖縄から本拠の札幌ドームのもどる方位は、年で見ると、最大凶方位の“五黄殺”であり、しかも、“歳破”でもある。この悪影響はキャンプに参加している全選手に及んでいるはずであるが、そのような兆候は見られなかった。おそらく、札幌、アリゾナ、沖縄、札幌という2016年2月における移動に秘密があるのだろう。つまり、凶意をうち消すような“吉方位”への移動が含まれていたものと思われる。

  2017年はWBCの年であり、侍ジャパンのチームは一次、二次予選を日本で戦い、一位通過して、3月16日、決勝ラウンドの行われる米国、ロサンジェルスに出発した。が、2017年3月に米国に行くことはは方位術から見て、最悪であった(方位はメルカトル図法地図によるもの)

 

  2017年は酉年であり、酉は西にいるので、その反対の東は“歳破”となる。歳破は二大凶方位の“五黄殺”と“暗剣殺”に次ぐ凶方位で全ての人に当てはまる。しかも、2017年3月は東に五黄土星がいて(回座していて)東は“五黄殺”となる。月の五黄殺の“悪影響(=方災)”も年の五黄殺とかわらないほど大きなものがあると言われている。凶作用の強い“月の五黄殺”“歳破”が重なる東の方位にある米国に行った侍ジャパンの選手たちは、帰国後、多数の選手が不調に見舞われた。

  中田翔、筒香嘉智、山田哲人の不調は一年間続いたし、WBC期間中に大活躍した小林誠司もシーズン中は低打率でまったく活躍できず、阪神の藤波慎太郎はシーズン後半にはまったく勝てない投手になった。前半、活躍し、首位打者も確実かと思われていた巨人の坂本隼人は、終盤失速し、首位打者を逃した。前年14勝を挙げていたロッテの石川歩投手はWBC後は絶不調で3勝14敗に終わった。

  これらの選手の不調はWBC後遺症として問題視されているが、“大会での心身のストレスによる疲労”、“燃え尽き症候群”、“早くからの準備でオフシーズンの調整に狂いが生じること”などが原因として挙げられているが、方位の影響を考慮した意見はないようである。

 2017年のWBCで、日本が優勝する可能性は当然あった。一次、二次ラウンドは日本で試合が行なわれ、凶方位の米国での試合も二試合のみの短期決戦である。凶方位の悪影響が出る前に決着をつければよいわけで、それほど難しいことではない。私は、WBCで日本が優勝できなかったのは凶方位の影響であると言い切ることはできないと考えているが、その後 (帰国後の国内戦) の多数の参加選手の不調を考えると、 “凶方位” の影響は確かにあると考えないわけにはいかない。つまり、WBC参加選手は、WBC期間中というより、帰国後の本番のリーグ戦で大きな悪影響を受けたのである。

  凶方位の悪影響(=方災)は、参加選手全員に平等に出ないことは明らかである。個人の持つ資質(体質、性格、前年までの環境など)が異なるわけで、悪影響の出方も各個人によって様々であることが考えられる。野球の成績(=仕事)には影響が見られなくても、家族関係、友人関係に悪影響が出ることも考えられる。

  実は、プロ野球のほとんどのチームが2月に沖縄でキャンプをはることは止めたほうがいいのではないかと前々から思っていたが、それほど大きな悪影響を与えているとは考えていなかったのだ。しかし、2017年のWBCの参加選手の多数が不調におちいったのを見て、とくに、外国に行く場合、方災を考慮した方がよいと考えるようになったのである。この不調を見なければ私はこのような“方災”についてのブログを書くことは考えなかったはずである。各チームが“方災”を無視して戦うのも一つの方法である。が、日本の選手団が外国で戦うのは、野球だけではなく、オリンピックもあるし、柔道やサッカーもある。私は日本人として日本のチームに勝ってほしいと考えてこのブログを書いたのである (所属国に関係なく強いチームが勝てばよく、「日本が、日本が」というのは浅ましい気もするが、ドーピングや他の不正な手段で勝とうとする強欲な国、チームもあり、その意味で日本には頑張ってほしい)

  今年、2018年2月には南西方位の沖縄に“月破”がかかるだけで、五黄殺や暗剣殺や歳破はないので、大きな悪影響を与えたとは思わないが、少なくとも、年でも月でも五黄殺や暗剣殺がかかる場合は、キャンプ地に選ぶのを避けたほうがよい。

  また、WBCにおいては、東の方位に五黄殺や暗剣殺や歳破がかかる年は、米国で試合が行なわれるのなら日本は参加しない方がよいと思われる。もし、どうしてもWBCに参加したいのなら決勝まで日本で行なうべきである。米国の言いなりになって(政治の世界の多くの場合のように)米国で決勝を行なって、選手をダメにするのは避けたほうがよい。


私の知人で一種の超能力を持っている人がいた。彼の“超能力”というのは寝ている時、すこしでも周りの状況に異常があれば目を覚ますということであった。彼の奥さんの言によると、寝入りばなでも、真夜中でも、明け方でも、小声ですこし呼びかければ必ず返事をする、つまり、周りの異変に対していつでも対応できるということだった。まるで、昔の忍者や剣豪が持っていたような研ぎすまされた“異常察知”能力である。彼は結婚前の26歳の時に、泥棒を捕まえたことがあった。夜中になにか圧迫感(殺気)があり、目を覚まして家の外に出ると建て替え中の自宅の前に置いてあった建築資材を中型トラックに運んでいる男が一人いた。彼は腕力のある男で、泥棒に「コラッ!」と一喝すると、その泥棒は一歩も動けないほど固まってしまった。ところが、1980年代前半、職場にコンピュータが導入され、彼も個人的にコンピュータを購入して毎日使うようになると、いつのまにか、彼はそれまでに持っていた夜中にいつでも異変があれば目を覚ますという能力を失っていた。異変があっても、目覚めないし、奥さんから、肩を揺すられないと起きられなくなった、というのである。彼によると、多分、コンピュータから出る“電磁波”の類が自分の“超能力”を奪ったのだろう、ということであった。

  九星気学方位術でいう“方災”は、その土地の持つ“地磁気”などの物理的な要素が大きくからんでいるいるのかもしれない。野球選手のバッティング技術は、特殊な反射神経の使い方の技術であろう。研ぎすまされた感覚が必要である。しかし、外国に行き、“方災”を受けると、その“研ぎすまされた感覚”に狂いが生じ、ヒットやホームランが今までのように打てなくなるのであろう。投手もそれまでに磨いてきたコントロール技術に微妙な誤差が生まれたら、相手打者に打ち込まれる確立が高くなる。“凶方位の悪影響(=方災)”は、野球選手においては避けなければならない。

 

“方災”には“五黄殺”“暗剣殺”、“破殺(歳破と月破)”があり、これはだれにでも共通の悪影響をもたらす。スポーツ選手は避けた方がよいものである。方災は他に“本命殺”“本命的殺”があり、これは全員に共通の方災ではなく、生年(一白生まれ、~九紫生まれ)によって決まってくる方災である。この方災は団体行動の野球では避けるのが難しいものである。が、遠く外国でキャンプをはる場合には考慮したほうがよいものであろう。日本選手が大リーグに渡って活躍しようと思えば、行く時期をよく考えた方がよい。

2017年、北朝鮮問題に対応して、米国海軍の軍艦が太平洋を横断して日本近海に展開していたが、相次いで事故を起こした。 6月1日の米イージス艦「フィッツジェラルド」と8月21日のイージス駆逐艦「ジョン・S・マケイン」は、いずれも太平洋西部で通常の「単独航行」を実施中に民間船舶と衝突し、合わせて乗組員17人が死亡した。それだけではなく、1月31日には米海軍のイージス巡洋艦「アンティータム」が横須賀市沖で座礁、5月9日にはミサイル巡洋艦「レイク・シャンプレイン」が日本の公海上で韓国漁船と衝突していた。これらの事故は、北朝鮮のサイバー攻撃ではないかとする人もいるし、米国海軍の指揮系統のたるみを指摘する人もいるし、海軍の予算の削減を指摘する人もいるが、“九星気学方位術”から説明する人はいないようである。 私から見れば、米国から日本へ来て、また、米国にもどり、日本に来るというような東西の移動をしていたとしたら、歳破”の影響を受けて(判断力の低下、狂いが生じ)、危険である。また、経由地との関係での“凶方位の悪影響”もあるかもしれない (また、まだ、だれにも知られていない“方災”があるのかもしれない)

次のオリンピックは東京で行なわれるので、方災をあまり心配する必要がないが、外国で行なわれる場合には、選手団の出発時期や、途中の経由地の挿入など考慮すべきことがある。スポーツは軍事戦争ではないが、熾烈な“戦い”である。勝つために施設などに莫大な予算を注ぎ込むこともけっこうであるが、“方位術”も取り入れた方がよい(金はかからない)。あまり、細かなことにこだわってはいけないが、少なくとも“五黄殺”や“暗剣殺”の方位にならないように、出発時期や経由地の選定などを考慮した方がよい。

(2018年4月24日記)

 


中国の国家崩壊3―小氷河期との関係 The Collapse of China and Another Little Ice Age to Come!

2018-04-07 17:35:18 | 時事問題

中国の国家崩壊 3

  数回前のブログで2回にわたって、中国は2031年の辛亥年に崩壊する(実際にはその数年前から崩壊は始まる)ことを予言しました。「中国の国家崩壊2」のブログの最後の注のところで、「2030年小氷河期突入説」を取り上げて、“中国の国家崩壊”と“小氷河期”が2031年の辛亥年の数年前から重なって到来することの危険性に言及しました。 今回のブログは前の“中国崩壊”に関する2つのブログの補足であり、小氷河期に焦点をあてて考察しています。

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  私たちは“中国の国家崩壊”に対して最悪のシナリオをえがいて用意・対応しなければならない。傍観者として見ているだけではすまないのだ。

  「2030年小氷河期突入説」が正しければ、その数年前からかなり大きな影響が生じてくるはずで、“凶作→飢餓→動乱→崩壊”のサイクルは世界最大の巨大な人口を擁する中国だけではなく、全世界的にもこのサイクルが生じ、前に少し述べたようにEUも米国も、そして前には述べなかったロシアも大きなダメージを受け瓦解、分裂、崩壊する可能性がある。もちろん、いちばん大きな国家崩壊が起こるのは前から問題にしている中国である。

  中国が経済崩壊と小氷河期の凶作による食糧危機から民衆の暴動、動乱となり、7地区に分けられた地方軍同士の衝突、戦闘などによって、内部崩壊を始めたとき、日本がそれに対応する準備ができているか、つまり、日本に押し寄せるかもしれない武装難民などの排除・制圧とその実行に対する決断力があるかどうかということである。

  凶作による食糧危機については日本も例外ではなく、食糧自給率が40%というような世界でも最低レベルの自給率の日本の、政府、政治家、官僚は、世界が食糧危機におちいり、食料の輸入が止まった時にどのように対処するつもりであろうか。 おそらく、東日本大震災前に10メートルを超えるような大津波など来るはずがないと思いこんだ愚かで無責任な東電の経営者(とその周辺の責任者たち)と同様に、「小氷河期による世界的食糧危機」など起こるはずがないと思い込み、世界が食糧危機に直面するようになったとき、あわてふためくという姿が目に浮かんでくる。 2030年に小氷河期に突入するかどうかはともかく、その5年前の2025年までには食糧自給率が100%を超えるように持っていくことが日本政府として今いちばん必要なことであろう (日本は、緯度からみても、寒冷化の影響はある程度はあるが、それほど大きなものとはならず、工夫次第では食糧増産の可能性を秘めた数少ない国の一つではないかと思われる。本格的小氷河期の到来に備えて増産態勢をとろうとすると、それに対して一番妨害しそうなのが米国であるが、米国の意向など無視すべきである。米国の意向など忖度そんたくする必要はないが、腰抜けの官僚や政治家には米国ファーストがいるかもしれない)

 

  現在、「地球温暖化CO犯人説」 が世界を支配しており、日本政府もマスコミもそれを支持し、その見解を広めている。が、この見解がまちがいである可能性を政府は検討しているのであろうか。そして、「2030年小氷河期突入説」も検討しているのであろうか。結果がはっきりと出るようになるのはあと数年もかからないかもしれない(今年の冬は大阪に住んでいる私にとってもかなり寒かった。小学生であった昭和30年前後の寒い冬を思い出させた。専門家によると、小氷河期に入る前には、寒暖の差がはげしくなる可能性が高いとのことである)。その時になってあわてふためいていては遅いのである。「地球温暖化説」と「小氷河期突入説」のいずれが正しいにせよ、どちらに転んでも世界が食糧難におちいるか、そうはならないまでも今まで食料輸出をしていた国もその余裕が極端に減って輸出にまわる食料はべらぼうに高いものになる可能性があるのだから、日本は食糧自給率を100%を超えるようにもっていくことが不可欠である。

  現在、世界の多くの国(とくに、米国)が日本に食料を購入してほしいと考えていると思われるが、そのうち他国に食料を売る余裕などをなくしてしまう国が多数出てくるかもしれない。日本は他国に遠慮することなく(外国に対する官僚の忖度を排除する必要あり)食料を増産する計画を立てることが必要だ。米の備蓄方法も研究し、加工して何年間も保存できるようにする研究もすべきだ。世界の食糧難の国に分けてあげることができるほど米の生産も増やすべきであろう。これはそれほど困難なこととは考えられない。他国の意向(日本に食料自給率を高めてほしくないという気持ち)を忖度そんたくしている余裕などないはずである。地球環境の大変化によって米国の農業が壊滅する可能性の検討など、日本の政府、政治家、官僚などは考えたこともないのではないだろうか(小氷河期、地球寒冷化の影響をいちばん受けるのは中国大陸とヨーロッパ大陸のように思われる)。日本の官僚は“忖度”が得意のようであるが、その忖度は外国や日本国民に不利益をもたらす日本政府の政策に向けるのではなく“大多数の日本国民の利益”に向けてほしいものである、勇気をもって。

  日本は(政府、政治家集団、官僚集団は)2031年の辛亥年(実際にはその数年前から始まる可能性が高い)中国の国家崩壊と、小氷河期(あるいは、地球温暖化)による地球規模の食糧難に備えて、軍事面でも、食料調達面でも必要な対策を立てておくことが不可欠である。 

  また、日本のマスコミは“大多数の日本国民の利益”を常に考慮しながら、諸外国の政策を批判する必要があり、日本政府の尻を叩く必要がある。外国の悪辣な政策や非道な行動に対しては、勇気に欠け(腰抜けのため)非難することができず、それほどでもない日本政府の政策や日本企業の失態や不正を(非難しても大丈夫という安心感からか)大げさに非難し、結果として、日本という国の信用を失墜させ、日本国民の利益を損なう行動をする。もちろん、不正は徹底的に報道すべきであるが、それなら、不当に人民を逮捕したり、強制収容所に入れ処刑を重ねている国などをもっと徹底的に非難すべきである。このような内弁慶・腰抜けマスコミは“反民マスコミ(=大多数の国の利益にするマスコミ)”であり、消滅すべきマスコミである。 (2018年4月7日記)