やさしい家で やさしい暮らし

めざすは一生暮らせる木のおうち。建て主と建築業者を結び、安心を与えるのが私の仕事なのです。

子供にわかるのか?

2006-01-19 10:35:49 | 世の中・・・
なぜ、子供達は見知らぬ大人にいたづらされてしまうのでしょうか?
「知らない人について行ってはいけません!」誰しも子供達に教えていることです。
それでも、知らない大人についていってしまい、命をたつ子供達のニュースは
残念ながら消えることはありません。

今朝の出来事です。
我が家は、通学路に面しています。
小学校に行く子供達は、我が家の前を通りすぎ、押しボタンの信号を超えて学校に行きます。
その、信号の少し手前、小学生を呼びとめるおばさんがいました。
小学生相手の教材か、塾の資料を手にもっていました。
声をかけられた子供達は、信号が青の時は、走って行きますが
信号が赤の時、ほとんどの子供達はおばさんの話しを聞いて
手に、A4くらいのいろいろなものがはいった袋を持たされていました。

そのおばさんは、悪い人ではないと思いますが、
さて、小学一年生の子供が、このおばさんの話しをきいても良いかどうか、
といった判断が、瞬時にできるものなのでしょうか?
子供にいたづらしようと思っている人が
同じように、教材らしきもの、あるいは子供が興味を引くようなものを手に持って話しかけたとしたら、子供達の多くは、やはり話しを聞いてしまうのではないでしょうか?
(そもそも、通学途中の子供相手に教材等のセールスをすること自体間違っているのだと思うが)

不思議なことに、我が家の前を通る子供達は
「おはようございます」と、あいさつしていきます。
知らない人にも、あいさつをする。
一見、とても良いことのように思いますが
私は、良いことと思っていません。
あいさつされても、あいさつしません。
なぜなら、「知らない人に自分から声をかけるな!」と言いたいからです。
良い人と悪い人との判断ができない子供達には
「絶対に知らない人と話しをするな!!!」というのが私の考えだからです。

「あそこの家に住んでいるあのおじさん」「いつもやさしく声をかけてくれるおばさん」が、いつ狼に変身するのか、わからないんです。
小さい子供達が、とっさの判断で逃げることはできません。
あいさつするのは、本当に近所で、おかあさんも、おとうさんも、お兄さんもお姉さんも知っている、そのような距離だけで良いのではないでしょうか?