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異国の丘の作詞者増田幸治さん亡くなる

2014-01-23 08:45:32 | 日記
1.今日も暮れゆく異国の丘に 友よ辛かろ切なかろ 我慢だ待ってろ嵐が過ぎりゃ 帰る日もくる春がくる

2.今日も更けゆく異国の丘に 夢も寒かろ切なかろ 泣いて笑って歌って耐えりゃ 望む日が来る朝が来る

3.今日も昨日も異国の丘に 重い雪空日がうすい 倒れちゃならない祖国の土に 辿りつくまでその日まで

福島県桑折町出身の増田幸治さんが、期せずして小野田さんと同じ91才でこの年明けにひっそりと亡くなった。

異国の丘は吉田正記念オーケストラの曲で大分自分のAudioでシベリアの極寒の地をイメージしながら聞いた。

1943年陸軍上等兵の吉田正さんは「大興安嶺突破演習の歌」として作曲していた。一方でシベリア抑留の増田幸治さんは「明日も今日も」で作詞、過酷な環境で亡くなる兵士も多い中で、シベリア抑留兵の仲間で歌われていた。が、1948年シベリアから帰国した中村耕造がNHKのど自慢で唄い一躍有名になっても、作詞作曲者が誰か分からないという。

吉田正さんが復員後に私が曲をつけたと名乗り出たために分かり、その後、福島の増田幸治さんが作詞者と分かり、佐伯孝夫補作詞で「昨日も今日も」から「異国の丘」と題名も変更したという。1945年終戦後の混乱の様子を垣間見ることが出来る。


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